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【5G学級経営シリーズ第7話】     多様な価値観が認められるクラス

私は、技術大国日本、経済大国日本、など、日本の強さを社会の教科書で誇示しているところをみると、日本人で良かったなぁと思います。美しい国、日本なんて言葉も一時期流行りましたね。

しかし一方で、日本は世界からみてかなり遅れていることがあります。

それは、LGBT(性の多様性)を認めていない社会情勢です。法律で未だに日本では同性婚の入籍は認められていません。
先進国では、ごく稀な国です。

そもそも日本人は世界に比べて、多様な価値観を受け入れることが苦手なんですね。

日本人がこのような閉鎖的な感性をもつ背景を考えたとき、日本が島国であり、長く閉鎖的な社会で過ごしてきたことがあげられるでしょう。

また、ちょうど、昨年の祝賀御列の儀の際にも、世界で一番長く続く王朝が日本の天皇家というのが、話題になりトランプ大統領でさえも上座を譲ったとも言われていることさえも、言い換えれば外からどこの国からも支配されることなく、鎖国を続けてこれたからではないだろうかと考えられますね。
(厳密には元寇があったが、嵐によって免れていることも考えると、神の国という感じもするけど、、、)

そういったことを考えると、自分と異なる価値観や考えに抵抗感をもってしまうのは、もはや日本人としていた仕方ないことかもしれません。

しかし、わたしは日本人の最大の弱点ともいうべきこの、『多様性を受け入れることのできない弱い心』をなんとかしたい思いで、クラスづくりの中でかなり重視しています。

このように思う理由は大きく3つです。
①多くの企業は海外に市場を求め事業の国際展開を加速させていること。(特にIoTやAIの発展によって、世界と日本で同時に会議をするなどの技術も既に運用され始めていること)

外国人労働者がどんどん日本へ出稼ぎにきており、同僚や上司・部下が外国人であることはもはや珍しいことではないこと。

LGBTなど、性の多様性に関しても法整備が進められており、日本は世界から大きく遅れてはいるものの、やっとパートナーシップという形では認められつつあるように変わってきていること。

つまり、5Gの時代において、子どもたちの生きる未来は文化や価値観の異なる他者と信頼関係を構築し、コミュニケーションすることができなければ生きていけない社会になることに備えてやらないといけない。

だとすれば、小学校の教育で異なる価値観に対してオープンで柔軟な感性を身に付けることを意図的に仕掛けていきたい。

外国人だから、障害者だから、性的マイノリティーだから、僕はわたしはあの人とはうまく関われないや、、、ではなく、みんなちがってて普通で、見た目や考え方が違っていたとしても、話はきいてみよう!と思える人に育てたい。

例えば、私のクラスでは
男子と女子という概念がない。
トイレと着替えはもちろん別れるようにしているが、例えば背の順は男女混合にしている。男の子は前へ集まりましょうなどの、性差による区別は一切つけないようにしている。

例えば、私のクラスでは
支援学級の子どもたちを特別扱いしない。
よく、支援学級だから、宿題を違うものにしている。個人に合わせた合理的配慮だから、、、という先生もいるかもしれないが、わたしはそういう目に見える違いを持たせていることを他の子に当たり前のように見せていることにそもそも課題を感じている。
周りの子と同じように見せることが非常に大切である。

例えば、私のクラスでは
外国語の時間には外国人の名前を名乗るようにさせている。
小沢健二さんではなく、Mr.OZAKENのようにあだ名のような形で外国人の名前を名乗らせることで、外国人との隔たりをなくしていけたらいいなぁと思っています。

先生方のクラスで気をつけてることや意識していることがあったらぜひコメントで教えてほしいです!




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