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【社員インタビュー #5】水産業への転職と印刷業へのカムバック

株式会社小松総合印刷で働くメンバーに、実際の業務内容や入社理由など、色々深掘りしていく社員インタビュー企画。
今回は製造部の織部さんのインタビューの2回目です。印刷業界とは全然違う水産業での仕事内容の話をしてくれています。

1回目はこちら



水産業への転職と印刷業へのカムバック


-水産の仲卸って、具体的にはどんな仕事をされていたんですか。

その会社は小人数だったので、魚の仕入れから請求書を作るまで全部やっていたんですよ。

-ということは、実際に漁師さんとやり取りしたり?

いえ、漁師さんとやりとりするのではなく、卸会社とのやりとりが主ですね。つまり、せりをしている人です。

-卸会社が仕入れた魚を小売りに卸していく仕事ということですね。10年間もいらっしゃったということは、織部さんの性に合っていたということ?

常にずっと走り回っていて、忙しかったので……。朝はいつも3~4時に始まってました。それでも、その市場のなかでは一番遅かったくらい。夜の12時頃から始めて、朝の9時頃には終わってしまうところも。自分がいたところは、3時か4時に始まって、お昼に配達に出て、14~15時頃に戻ってきてその日の売上を上げて、夕方前に終了するという感じ。せりが朝の5時からだったので、それに合わせて動いていましたね。

-なかなかハードですね!また印刷会社に戻ったのは、どういうきっかけが?

水産はたしかに職人の世界なんですけど、結局商売人じゃないとダメだと感じて、ちょっと違うなと。あとは30半ばだったので、そろそろ転職も最後かなというのもあって。ただそのとき、ちょうどリーマンショックだったんですよ。それで未経験の仕事に就くのがなかなか難しくて……。経験がある仕事で、ということで、また印刷会社に入った感じです。

-次に入った印刷会社は、どのような印刷物を取り扱っていたんですか?

そこは映画のプログラムなどがメインでした。あとは環境対応を売りにしていたので、水なし印刷の機械しか持っていないとか、そういう会社でしたね。

-職種としてはどういう内容だったのですか?

いまと同じで、印刷したものの加工や製本です。最初の印刷会社は無線綴じといって糊でくっつける方法がメインだったけど、仲卸会社の後に入った印刷会社は中綴じがメインでした。やっぱり同じクオリティのものを量産できるところが、製本のおもしろさだなと感じましたね。出来上がりをイメージして、それに近づけるために色んなところを調整するというそのプロセスがおもしろいというか。結局この会社には、転籍後も含めて16年くらいいました。

-求める品質に近づけるために、工夫や技術が必要なんですね。

そうですね。経験も必要ですし。一番はお客様が「こういうものが欲しい」とイメージしているものを感じ取れないと、お客様が満足するものってできないと思います。お客様の要望も感じながら、落としどころはどこなのかを探っていく。それはやっぱり経験しないとわからないかなと。
たとえば型抜きっていって、求められる形に切ったり、折り目に筋を入れたりする工程があるんですけど。印刷をして、型抜きをして、余計な部分を手で切り離して……と、結構手間がかかっているんですよ。納品先で広げればすぐ箱になるように、のりしろをテープで貼り合わせた状態で納品したりとかしています。

大きな白紙を機械に載せて、ズレないよう端を揃えながら断裁。

印刷業界とは全然違う業界の話は興味深いです!
次回は小松総合印刷に入ってみて、小松総合印刷の社風や仕事の特徴などを話してくれます。お楽しみに。


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