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#146 【読書記録】「お絵描き」の想像力

Twitterで見かけて気になった本を読んだ。

皆本二三江「『お絵描き』の想像力」

子供の「お絵描き」が成長とともに
どのように発達するかとその解釈を中心に
性別による違い、成長につれ失われる能力など
子どもの「お絵描き」について、
たくさんの事例を示しながら解説してあった。

解釈については色々意見が分かれるところも
ありそうだけど、とても興味深く読んだ。

ただ「大人には意味のなさない落書きに見えても、
そこには描いた人の意思や内面が反映されている」
というのは事実なんだろう。

だから、大人と比べると
言葉での意思疎通が難しい子どもとの
コミュニケーションツールにもなる。

男女による絵の違いについても、
世界の捉え方の違いを端的に示すようで
面白かった。

なるほどなるほど。

図書館で借りて読んだけど、お絵描きは
小学生くらいまで段階を経て発達するから
都度参照するためにも手元におきたい本だ。

我が子も一歳を迎え、そろそろ
お絵描きを始めても良い時期になってきた。

紙からはみ出しても良いように
落としやすい画材を買ってみよう。

そして描いた絵について、何を表現したのか、
どうしてそれを描きたかったのか、
いろいろ話を聞いてみよう。

子どもがどんなことを表現するのか、
何が読み取れるのか、とても楽しみになった。


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