理学療法士として水泳サポートトレーナーを目指す者

令和4年1月より高校水泳部のコーチをさせて頂く事になりました。小さい頃から高校まで水泳…

理学療法士として水泳サポートトレーナーを目指す者

令和4年1月より高校水泳部のコーチをさせて頂く事になりました。小さい頃から高校まで水泳をしていましたが、暫く離れており、今回、母校である水泳部よりオファーを頂き運命を感じました。やるからには、選手の為に私も頑張りたいと思い、コーチとして学んだ事をこれからoutputしていきます。

最近の記事

初心者から学べるクロール②

今回はクロールに関する一連の動きについて解説してきたいと思います クロールのイメージは、足をバタバタと動かし、左右の手を回しながら進む様な感じだと思います。ただ、この動きを適当に行っても、進みませんし、早くもなりません。私も学生時代は、がむしゃらに動かしていたように思いますが、それなりに、早い選手の動きを真似てみたり、監督に聞いたり、本を読んだりしていました。それでも、どちらかというとがむしゃらに動かしていたかな(笑)今だと、考えて泳ぐことがいかに大事だったかと痛感していま

    • 初心者から学べるクロール①

      そもそも、みなさんCRAWL(クロール)の意味をご存知ですか? 這う、腹這うの意味があります。 水泳は、クロールを含め、バタフライ・背泳ぎ・平泳ぎの4泳法があり、 その中で、一番早く泳げるのがクロールになります。 クロールは推進力は、70〜80パーセントは、腕のストロークから得られ、 残りはキックによるものです。 クロールのイメージは、下向きになってバタ足しているイメージがありますが、 上記で述べた、腕のストロークより推進力が得られているため、 下向きというより、左右横向きに

      • 水泳肩(スイマーズショルダー)

        今回は水泳選手に多い、肩の痛みについてです。 水泳選手、特に競泳選手では、肩の怪我がつきものになっています。怪我といっても痛みの事ですが、痛みの信号が体から出ているという事は、何らかの負担が肩へかかっているという事が重要になってきます。 これを無視して、痛いから痛みを抑えるマッサージや電気治療、鍼治療等をしても効果が半減します。そして、根本治療にならずに、対処療法だけにどんどんお金をつぎこむ形になり、最悪のケースでは、練習ができない程に悪化、又はタイムが伸びないという事に結

        • 水泳選手×腰椎分離症

          本日は水泳選手に起きる腰椎分離症について発生要因と予防についてまとめます 先日の合同練習の参加者の中で3カ月前に腰椎分離症(その選手は三番目)と言われた選手に会いました。 その選手は高校一年生で背泳ぎの国体選手になります。現状コルセットを常に装着したままドライランドトレーニングにもあまり参加できずに、スイムも痛みが出ない様に力を抑えながら行っている状況です。特にドルフィンキックの際の腰を反らせた時に痛みがでるとの事なので、力の入れる所と泳ぎ方を指導した結果、痛みが軽減しま

          スタート動作

          こんにちは。私は現在水泳のコーチになるための勉強をしている理学療法士です。今日はスタート動作についてここ3カ月程、選手の観察と勉強している事を踏まえまとめていきたいと思います。 現在の私は水泳の基礎指導員の資格勉強と日々水泳(競泳)ついて調べていますが、しっかりとした情報を得る為に、多方面の情報を入れています。例えば、ネット上の記事や動画、そして、書籍や文献等です。これらと実際の現場での話を踏まえてまとめていきます。まず、スタートを語るには、現在使われているスタート台を知ら

          競泳選手に必要な大殿筋

          お久しぶりです。先週から久しぶりの投稿です。 疲れが溜まっていたのか、少し、控えていました。 また、色々と役に立つ情報を発信できればと思います。 それはそうと、コーチングアシストのテキストが来ました。 いやー本当に勉強になります。 コーチングの内容をそのまま載せると著作権関係になりますので、 私が勉強した内容を少しずつアウトプットしていきたいと思います。 では、本題の競泳選手に必要な大殿筋についてです。 大殿筋は、 起始:後殿線後部、腰背筋膜、仙骨、尾骨外側

          トレーニング(スライドボード)~理論編~

          おはようございます。3月に入りました。時間の経過はあっという間でございます。今日は午前中に外部の仕事になりますが、その前に水泳選手へ近々使おうとしている新しいトレーニングについてまとめたいと思います。それはこれになります。👇 何故、これを選んだかというとご説明させて頂きます。 以前からの記事でドライランドトレーニングの説明をさせて頂いています。(ドライランドについてはこちら) 私が水泳選手へのトレーニングについて大事にしているのでは、ダイナミックな動きも大事になりますが

          トレーニング(スライドボード)~理論編~

          ストリームライン2

          前回のストリームラインから更に深く解説していきたいと思います。 前回の記事はこちら⇒ストリームライン 前回の記事では以下の事に触れています。これについて、一つずつ追及していきたいと思います。 ①上半身より下半身の筋量が多すぎると、重心は浮心より離れてしまい、足が沈みやすくなる                          ②腕を頭の上で組む時に、肘が伸びない又は腕の組み方がゆるいと、浮心へ重心の位置が近づかないため、ストリームラインの維持が困難          ③

          ストリームライン

          こんにちは。現在お昼の12時です。今日は午前の水泳練習に付き添い、今から店舗で膝の訴えがあるお客様の整体を行い、その後、午後からの練習へ合流します。 本日は水泳にとって大事なストリームラインについてまとめたいと思います。水泳の中では当たり前のストリームラインですが、水泳に携わっていない方には、何となく聞いたことある程度だと思います。体育の従業で教えられる事もあると思いますが、これについて書かせて頂きます。 ストリームライン(けのび)とは、全ての泳ぎに共通した基本的な姿勢で

          乳酸

          こんばんは! 今は夜中の2時です。最近は、子供と一緒に寝て、夜中に起きてから仕事するのが効率がいいです。5時間睡眠はしているかな…。 今回は、現在コーチで伺っている水泳部の選手より乳酸についての質問があったため、まとめています。是非、ご参考にされてください。 乳酸とは何なのか? 乳酸=疲労 というイメージがないでしょうか? 昔はそのようなイメージがありましたが、結論からいくと、 乳酸=エネルギー なのです。 簡単に説明していきます。 乳酸が多くなると筋肉内が酸性

          ドライランドトレーニング

          ドライランドトレーニングとは? ドライランドトレーニング(以下:ドライランド)とは、水泳選手がプールの中で行うトレーニングではなく、陸上で行うトレーニングの事を言います。 水泳選手にとって泳ぐことが競技力向上へ一番近づく事になるイメージがありますが、最近ではドライランドがとても注目されています。 水の中では、水の抵抗がかかっている状態ですが、水から上がり重力下の中での自重トレーニングを利用したトレーニング負荷はむしろ、水の中より負荷量が多いです。 その為、ドライランド

          スイミングコーチへの道

          初めまして。 令和4年より県立高校の水泳部のコーチをさせて頂く事になりました。 元々は水泳を幼少頃よりしており、高校卒業後はしばらく縁がありませんでした。 私は、高校卒業後に理学療法士の資格をとり、多分野の臨床経験を積み重ねました。 そんな、私は令和3年に理学療法士としてフリーランスとなり、理学療法はできないため、整体師として自宅開業行い、店舗と業務委託を請け負っていました。 そんな中、起業塾の仲間の中にスポーツ栄養学を学んでいる方がいて、話を聞いていると、私の高校