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動画配信プロバイダと字幕制作会社に訴える:誰もが理解するために日本語字幕を動画配信サイトでも提供してください

私は、耳が聞こえない・目が見えない人が通う(キャンパスは別)筑波技術大学の元学生で、現在は放送大学の耳が聞こえない近藤  史一です。

今回述べたいことは、動画配信プロバイダと字幕制作会社が連携して、聴覚障害者のための日本語字幕を提供してほしいということです。以下にその理由と具体的な要望を述べます。

映画は私にとって大切な趣味の一つです。映画には様々な人生の物語や感情が詰まっており、観るたびに新しい発見や感動があります。しかし、私含む聴覚障害者は、映画の音声や音楽を聞くことができません。また、日本語字幕の映画は映画館やDVDを借りて見るしか方法がないことが多いです。そのため、映画を楽しむには日本語字幕が必要不可欠です。

幸いにも、近年では映画館での日本語字幕上映が増えてきました。日本語字幕上映は聴覚障害者だけでなく、高齢者や外国人などにも利用されており、多くの人に映画を楽しんでもらうことができます。日本語字幕上映を実現してくれた映画館や字幕制作会社には心から感謝しています。

しかし、映画館での日本語字幕上映だけでは不十分です。私は郊外に住んでおり、近くに映画館がありますが日本語字幕の映画はなかなか公開されません。また、日本語字幕の映画が公開されてもその日本語字幕上映の時間に映画館に行くことができないこともあります。そこで、私はAmazon prime video、Hulu、Apple TV(Appleのオリジナル作品は日本語字幕があるが、Apple TV+以外の映像作品の日本語字幕配信はない。)といった動画配信プロバイダを検索しているが、残念ながらほとんどの動画配信プロバイダでは日本語字幕を提供していません。

例えば、Amazon Prime Videoでは、日本語字幕がある作品はほんの一部であり、しかもアマプラ限定の作品にさえ日本語字幕が無いことが当たり前です。Netflixは日本語字幕を提供している作品が多く、字幕の品質も非常に優れています。実写版ワンピースも普通に楽しむことができて感動しました。しかし、Netflixだけでは観たい作品が限られてしまいます。他の動画配信プロバイダでも日本語字幕を提供してほしいのです。

もう一つとしては、iTunes storeで配信されている映像作品の一部が日本語字幕がないことによる障害者差別解消法に抵触しないかと考えます。障害者差別解消法は、事業者に対して、障害のある人への合理的配慮の提供を義務付けています。合理的配慮とは、障害のある人が社会生活を送る上で不利益を受けないように、事業者が個別の状況に応じて必要かつ適切な措置を講じることです。日本語字幕は、聴覚障害のある人が映像作品を楽しむための合理的配慮の一例と言えます。また、2024年4月から完全履行される障害者差別解消法では、iTunes storeで配信されている映像作品の一部が日本語字幕がないことは、障害者差別解消法に違反する可能性があります。合理的配慮の提供には、事業者の負担や影響なども考慮されるため、一概にそうとは言えない場合があるが、今回の場合は他で日本語字幕が配信されてるのにiTunes Storeでは日本語字幕が配信されないことに問題があるので費用の負担は関係ないと思います。

私は動画配信プロバイダと字幕制作会社に以下のような要望を持っています。

•  動画配信プロバイダは、日本語字幕を提供することを義務付けられるべきです。

•  Huluやアマプラといった動画配信プロバイダは、映画で配信されている日本語字幕をインターネット上の動画配信サイトでも提供できるようにしてほしい。

これらの要望が叶えられれば、私を含めた多くの聴覚障害者映画館に行くことのできない人たち視覚優位の人たち物語を深く知りたい健聴者が、自宅で映画を存分に楽しむことができます。動画配信プロバイダと字幕制作会社には、聴覚障害者の声に耳を傾けて、日本語字幕の提供に力を入れてほしいと切に願っています。このことを手紙で伝えたいと思います。

こちらに手紙を出したことについてまとめました。

賛同された方は、noteにいいね及び以下のツイートをリツイート、いいねを押して多くの人そして動画配信を行う会社にそういう想いが伝わって欲しいことを祈っています。

サムネイルの引用

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