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生きてさえいれば

なんだか
だいぶ更新してなかった気がする

つぶやきはしていたけど
ちゃんとした記事を書くのは久しぶりだ

このnoteで毎日更新してる方がいるけど
ホントに尊敬する

私は、この世の中で“継続”ほど
難しいモノはないと思っていて
だから、有言実行なんていうモノは
怖くて出来ない

あ、でも、20年近く継続しているモノもある

それは
青汁と黒酢を飲む事、だ

始めは、ダイエットの為に飲んでいたけど
そんなもんで痩せるわけももちろんなく
けど、一緒に飲んでいた主人が
会社の健康診断で
いつもひっかかっていた脂肪肝
いつの間にか治っていた事がわかって

なんで?食事とかあまり変わってないのに

と考えた時に思ったのが
この、青汁と黒酢以外に考えられず
それで、私的には体に良いモノなのかどうか
目に見えてわからないから
なんとも言えないんだが
どっちにしろお野菜なんて
一日に接種しなくてはいけない量とか
実際のお野菜で摂るのは難しいし
黒、がつくモノも体に良い
とも聞いた事もあるから
なんとなく毎日飲むようになって20年は経つ

それくらいかな


って、今日はこのを話書きたいわけではない




私は、あまりドラマを見ないのだが
今期、気になるドラマがあって
それをこの前TVerで
ちょっとだけ、かいつまんで見た


そのドラマは

最高の教師
1年後、私は生徒に〇された


松岡茉優が好きで
あと、なんと言っても
芦田愛菜ちゃんの演技が見てみたくて
とても気になっていた

けれど、TikTokで流れてくるダイジェストで
愛菜ちゃんがイジメられるシーンがあり
私は、人が〇されたり殴られたり蹴られたり
そういった暴力シーンを見るのがとても怖く
だから、極力そういった内容のモノは
見ないようにしていて
見るのに勇気や覚悟がいる



それと、見るのに覚悟がいる理由として
もう一つあり


私の20歳の息子が
中学の時にイジメを受けていたからだ

私は、その事実を実は数ヶ月前に知った
突然、本人がカミングアウトしてきたのだ

聞いた瞬間、驚きとショックと
そして、今現在の事でもないのに
湧き上がってくる怒りで
どうしようもなかったのを今でも覚えてる

聞くところによると
中学に入学して
小学校の時から仲良かったお友達と一緒に
サッカー部に入部し
途中までは、普通に楽しくしていたのに
何がキッカケはわからないが
入部してそんなに経たないうちから
同学年のサッカー部の子達の中で
一番うまいヤツに、目を付けられ

あいつ、無視しようぜ~

みたいになり
そこから、同学年の子みんなから
無視されるようになったらしい

当時、サッカーは流行っていて
クラスにもサッカー部の子がたくさんいるから
サッカー部の子達が他のクラスの子にも

あいつとは話すな

とか言っていたらしく
結局、クラスでも無視されてたらしい

同じ中学の3年に娘がいて
たまに学校内で息子を見かけると
いつも女の子と話していたみたいで
男の子の友達いないのかな、と
心配して私にも話はしていた


私も気になるところはあった

小学校まではあんなに明るかったのに
中学入ってから
どんどん暗くなっていった息子

それが心配で私もたまに聞いていた

イジメられてない?
イジメられてたらちゃんと言いよ?

でも、息子は言わなかった

イジメは、主に無視で
部活の時は
練習でペアが組めず一人余ったり
あとは、名前の事でからかわれたり、で
暴力振るわれたり、お金をせびられたり
テレビで見るような
そんなひどいモノはなかったにしろ

それでも、だ

おおよそ3年間
私の大事な息子が、みんなから無視され続け
それでもサッカー部を辞めるなんて
一言も言わず、ほぼ、休まず部活に行き
いったい、どんな気持ちで
どんな苦しみの中で過ごしてきたのか
と思うと、想像するだけで私も苦しく
聞いたその日は、眠れなかった

言えない気持ちもわかるが
やっぱり言ってほしかった
私も一緒に戦いたかった

だって、私は息子をイジメてた子達の親と
普通に仲良く話して
ランチ行ったり、お茶会したりしてたのだから

その私の姿を見て
息子はどう思っていたのだろう

息子は、ほとんどが無視のイジメで
他人から言わせたら
“無視”だけで済んで良かった
となるかもしれない
確かに、もっとひどいイジメじゃなくて
私も主人も、そこは安心したのは事実だ
それでも、それをされてた本人にしてみれば
無視だけだろうが、なんだろうが
辛く悲しく苦しい日々には変わりはなく

自〇しようと思った事もあった

と、言う言葉を息子から聞いた時
さすがに主人も、ひとこと言った

過去に遡って
そいつら全員、シバキ倒したいわ

私も、同じ気持ちだった


土日など、お弁当持ちの部活の日なんか
一人で食べていたのだろうか
学校に行く時も、行きも帰りも毎日一人で
歩いていたのだろうか
中学って、まだ小さいのに
あんなに小さい子供なのに
どんなに辛かっただろうか

もう、勝手に想像してはたまに涙が出る



そこで、ドラマの話に戻るのだが

そんな事もあり
余計に、このドラマを見る事には
覚悟がいるなぁ、と感じていた

でも、愛菜ちゃんの演技は見たかった

結果、頑張って見た

正確には、イジメられてるシーンは見てない
始めと、最後らへんの
愛菜ちゃんの長セリフから最後まで見た
そこを見ただけでも
この先、見る価値があるなと感じる程
愛菜ちゃんの、そして松岡茉優の演技は
凄かったし、さすがだった

それを娘に話したら娘もTVerで見だして
見てる時、息子もいたから、私は娘に

「それ、イジメられる話やし
今は見るの辞めとき
〇〇(息子)が思い出して
嫌な気持ちになるやろ」

と言ったら、息子は

「いや、大丈夫」

と言ってくれた



中学の卒業近くなって
今まで息子をイジメてた子達が
何事もなかったかのように話しかけてきて
仲直り?しようとしてきたらしいが
息子は、それを拒否したらしい

私は、それを聞いて
息子は、きっと強くなったんだな、と思えた



この間起きた有名人の
哀しい出来事の原因の一つでもある
世の中に溢れ返ってる
SNSでの誹謗中傷、アンチコメント

そして、イジメ問題

これらはきっと
これから先もなくなる事はないと思う

なんとかしてなくしてほしいけども
それはきっと無理だろうし
なくなったら、たぶん、今度は
違った問題が必ず起きる

結局、どこかにそういった
人間の歪み、闇なんかは
誰かを蹴落とす事で発散するのだろうから

実際は、発散になんかなってもないのに


SNSの誹謗中傷もイジメも

匿名であればバレないから大丈夫
みんなでやれば怖くない

という名のもとに
これからも行われる

そしてそれがバレれば

あの人に、やれ、と言われたから
私はしたくなったけど

と、人のせいにして逃げる

やった人は、きっとそう思うだけ



息子は、中学の3年間のイジメで
何を学んだのかはわからない
きっと、傷は薄れていっても
たぶん、忘れる事はないだろうと思う

イジメたヤツは覚えてないだろうけど
息子はきっと忘れない
そして、聞いた私も主人も忘れない


イジメはよくない
アンチコメントも、誹謗中傷も
ホントによくない

けれど、それらがなくならないのなら
なくならない前提でいるしかない


コロナ渦だった時

衛生面に神経を使いすぎて
それって、どうなの?なんて思った事も
正直あったりもした

私がコロナになった時
コロナになってる事も知らずに
同じ席でマスクを外して何時間も話してた
飲み物を回し飲みなんかしてしまったり
同じ箸でつついて食べたりした

何時間も何時間も
笑って楽しく話して過ごしていた

その数時間後に、私は発熱し
コロナに感染してる事が判明したが
その時一緒にいた友達全員
誰一人、感染しなかった

その時、その中の一人が言った

私が感染しないのは
美味しいモン食べて、よく笑って
楽しく過ごしてる事と
あとは、適当に
雑菌にまみれてるからだと思う笑

すべては、この言葉なのだと
今更ながらに、思った


子供のうちに
いろんな病気になるのも
免疫力をつけるためであって
この世が無菌状態だったら、きっと
人間なんか、みんな弱い生き物になってしまう


それと同じで

生きてく上でのいろいろな傷は
やっぱり必要なのだという事

いろんな経験をして
辛い事や苦しい事を乗り越えて
それがあるからこそ、と言えるモノが
きっと、乗り越えた先にあるから
人として成長も出来るんだろうし


けど、それも

生きてさえいれば、の話



人を、死に追いやるくらいまでの事を
する人の気持ちなんか
まったく理解できないし、きっと
人をそうやってイジメなくちゃ
やってられないほどの闇、が
あるのかもしれないが
そこには同情はしても
やった行為には、心底軽蔑する


息子は、生きててくれた

だから、もういい

息子本人も

「恨んではない
ただ、どうでもいい」


と言ってるのと同じで
ホントにどうでもいい

どうでもいいけど
忘れないと思う

少なくとも、私は


そして、思う事は、息子が

イジメる側でなくて良かった


という事

それは、親として
これからも私の誇りになると思う


最後に一つ

やった事は、必ず返ってくる

良い事も、悪い事も、必ず

それが、因果応報、だ




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