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PMになってからの2年を振り返る

※この記事におけるPM=プロジェクトマネージャーです。

この記事は「mohikanz Advent Calendar 2021」20日目の記事です。
はい、またです。せっかく二年をまとめようとし始めたので、締め切り設定がてらエントリしました。
前回18日目はWakuさんの『 ロックダウンされた都市からの脱出』でした。手に汗握っちゃいますね。日本での報道だと海外の状況はざっくりした情報に丸められてしまうので、こういった生の声を聞くと、コロナというものの影響の大きさを改めて感じます。……日本の対応は甘いとか決断力に欠けるとか報道されてましたが、こういう決断力あって欲しいかって言うと……。
何にしてもwakuさんが無事に日本に帰って来られてよかった。

2年間やっていたこと

うわさのモヒカンに拾ってもらったAI系ベンチャー企業で、クビになるまで頑張るか…みたいな心意気で働き始めましたが、なんだかんだとクビにもならず、職種も変えず、PMのまま2年が経ちました。

PMが担当するプロジェクトは多種多様ですが、私が携わったのはいわゆるPoC形式のプロジェクトが殆どです。
PoC形式のプロジェクトの特徴としては、最後に出来上がるモノではなく、プロジェクト進行過程でわかったことと今後何に取り組むべきかの示唆が価値となることが挙げられます。
また、AIという開発物の特性上、ある程度の予測はできても「結果は実装してみないとわからない」というのも大きな特徴の一つでしょう。
こういったプロジェクトにおいて、細かなタスク単位の工数管理や進捗管理はPMのメインの仕事ではありません。(もちろん、見積もりに対する工数消化率くらいは見て、足が出ないことくらいは確認しますが……)

ではメインの仕事はなにかというと、説明です。プロジェクトの取組における価値のシナリオライターです。
今回の結果にどんな意義があるのか、このままの方針で良いのか、なにか見直す必要があるのか、実用化に向けて次何に取り組むべきかetc。
そんな内容をひたすら考えて、それを顧客に伝えるための資料に落とし込んで説明して、伝わらなかったらリベンジして……
もしかすると、少し企画職的な色も含まれているかも?
脳みそを使う方向性が今までと全く違う業務なので、過去のスキルがほとんど何も役に立たない。唯一助けられたのはググり力くらいだった気がします。
そんな状態なので、最初の1年はろくな戦力になれず、上司との1on1で「ろくな成果出せてないのでお給料下げてもらわないと安心して働けないよー!」「給与明細が重いよー!」とゴネまくって困らせたのはいい思い出……か……?
2年目の前半でちょっと開眼の気配を感じ、最近ようやく「ちゃんとやれてるな」と自分で思えることが増えてきました。

この2年間でなんのスキルが身についたかというと、
①とっても大事な資料(プレゼン)作成能力
察し力(コミュ障は改善されない謎)
謎のドメイン知識
今思うと、「仕事ができてきたかも…?」という感覚を得始めたのは、『お客さんに言いたいことが伝わる資料』を出せるようになってきてからなので、全ては資料作成能力なのかもしれません。

変化を恐れない職場と自分の成長の関係

今の会社に入る前、ベンチャー企業ってゴールドラッシュで一攫千金目指す感じのノリノリ集団みたいなイメージがありました。
陽キャパリピしかいないんでしょ、みたいな。
ところが入ってみればそんなイメージを裏切る、なんか結構生真面目というかストイックなところのある会社だったのです。
ベンチャー企業のイメージと一致している点は、とにかく変化のペースが早いこと。これはやりたいことがコロコロ変わるとか、言ってることが明日には変わるとかいう話ではなくて、PDCAを回すスピードがめちゃくちゃ速いという感じです。
特に成長過渡期というタイミングもあるかもしれません。

私が入社した当初はまだ色々な仕組みができておらず、PMの仕事の進め方もガイドライン的なものがあるわけでなく、個人のスキルに寄ることが多かったと記憶しています。
そこから一気に人が増えていき、オンボーディングで伝えるべき情報がまとまり始め、立ち上げまでの学習ステップ、フォロー体制が整理され、その内容がブラッシュアップされました。
そこからさらに範囲が広がって、PMだけでなく開発・営業とどうプロジェクトを回していくべきなのか、それぞれがどういう役割を果たしていくべきなのか? というディスカッションも活発にされるようになっていて、次はQAをもっと突き詰めよう、みたいな話が始まっています。

変えなければいけないから変える、変わらなければいけないから変わる、という行動を実現し続けているのは前職と比べると天地の差があるなぁ。

前職で覚えているのは、週一の朝礼で全社員が集まって社是を唱和する時間があったこと。その中に「品質を追求し、地球環境に貢献する」みたいな一文があったのですが、実際のところ、品質も、品質に対する意識もお察し状態でした。
もちろん当時は今よりずっと人を誘導したり巻き込むのが下手だったということもありますが、課題感を口にしてみても、全員がいわゆる木こりのジレンマに陥っており、何も響かず非常にもどかしかったのを思い出します。
象徴的だよなぁ、って思うのが、ある顧客から定期的に来る「システム動かなくなったんですけど」の問い合わせ対応。
なぜか引き継ぎ事項に「問い合わせ来たらサーバ再起動」という内容が含まれていて、一度は入社間がないこともあり脳死で再起動してみました。
次に連絡が来た時は、「そもそもなんで止まるんだ?」って疑問に思ったわけです。そこで問い合わせ履歴を管理していたRedmineを掘り返すと、初回問い合わせに「再起動したら直ったので解決」と書いてある。その他の調査した形跡もなし。
とりあえずログでも見てみるかと見たらちゃんとエラーが吐かれていて、エラーメッセージでググったらWindowsの不具合が引っかかるわけです。それを元に深掘りしたら、「その不具合はこのパッチで修正されました」←パッチ当ててないやんけ!
数時間でわかることを確認せずに再起動運用、すごい。
ね。原因調査もせずに再起動で直ったヤッター!が『品質を追求する』ってことなんですよ(皮肉)。
なんかその一連の流れが強烈過ぎて記憶に残っているのでした。
闇の閑話休題

変化の速さに関する最近の話で言えば、コロナが流行りだした後のリモートワークへの移行もわりと早かったのではという印象があります。
2020年の1月にじわじわコロナがニュースになり始め、2月には体温測って37度(だったかしら)以上あったら出社停止の通達が出て、上層部がリモートの検討を裏でやり始め、3月には全社員リモートワークが開始……という流れだったはず。
その後、緊急事態宣言が発令されようが解除されようが、基本がリモート体制というスタンスは変わらず、気づけばすっかり毎日出勤のできない体にされてしまいました。(定期もなくなったので、ついでに遠出もしない体に……)

会社自体が目まぐるしく成長して、必要な変化と衝突を恐れずぐいぐい進んでいくので、それを目の当たりにしていると、自分も「失敗してもいいからちょっと足を踏み出してみるか」と思わされるのかもしれません。

PMはエンジニアの敵……か?

PMチョットワカルになってきたので、エンジニアとPMの関係性についても考えてみたいと思います。
(偉そうなこと言ってんじゃねーよクソって思われない程度には最近ちゃんとPMやれてる……といいなぁ)

まずよくある話として、PM  VS エンジニア、みたいな構図が多いのは皆さん同意してくれると思います。
私自身、前職のPMにおいこら手前(にゃーん)と思って限界が来たので、そういう気持ちになるのはわかります。
でも、仮にもPM業をやってて思うのは、PMは本来エンジニアの敵にはなりえない役割だよな、ということだったりします。
いや、反論したい気持ちもわかりますわかります。でもPMに対する愚痴と呪いを吐き出す前にちょっと話を聞いてください。
エンジニアが反感を抱かざるを得ないPMがいるとしたら、それはPMという職における問題ではなく、その人のスキル不足か、怠慢なんじゃないかという気がします。

まず、スキル不足について。
これは、一概に悪いと断じることは難しいです。なぜかというと、PMするプロジェクトによって、求められる役割、果たすべき職務、重視されるスキルや知識が結構違うということが上げられます。
私のようにPMデビューしたての場合は、必要なスキルや感覚が身につくまでにどうしても時間がかかりますし、PM自体の経験はあっても全く違う種類のプロジェクト(例えば極端な話、インフラ監視PJから新サービス企画PJとか)のPMにアサインされた場合は、過去の案件で培ったスキルや感覚のうち、何を新しいプロジェクトに適用可能なのかを掴むのに時間がかかります。
もし、あなたのプロジェクトのPMがこのどちらかのタイプに当てはまりそうで、本人が色々キャッチアップしようとしている様子が垣間見えるのであれば、至らないところはちょっとコストかかってもフォローしてください。慣れてきた後はきっと良いチームメンバーになれるはずです。
なんなら何も知らないのをいいことにあなた色のPMに育て上げればいいんです。ピーエムメーカーのプレーヤーは君だ!
「炎上プロジェクトでそんな悠長なことしてられるか!」という時には、PM層を厚くするために上を突っつく必要が出てくるかもしれませんが、憎まないでいいPMがいるってエンジニアにとってもいいことだと思うよ……。

次に怠慢について。
こっちはもうフォローのしようがないやつ。どれだけ問題が起きても起きそうでも、「自分は困らないからこれでいい」、「あとはプロジェクトメンバーの責任だ」とか考えて、課題意識に欠けてるようなパターンです。
プロジェクト内・チーム内において求められる役割や果たすべき職務を深掘りすることなく、ただの伝書鳩になってるようなPMはありがちな怠慢型PMと言って良いはず。私がプッチンしたきっかけの前職PMもこれですね。

多くの場合、PM業務の本質は”交渉”かと思います。
ドキュメント作りや工数管理なんかもやっている印象あるかと思いますが、これって、本来『いつでも必要な交渉をできるようにするための準備』なんじゃないかな、多分。
そして、そのPM業務の本質たる交渉って、本来めちゃくちゃコストのかかることです。準備にも時間かかるし、交渉自体にも時間かかるし、合意したらしたでその結果にまつわる社内の交渉が必要になるし……。が、楽しようとすればとても楽ができる。即ち、交渉しない、です。
追加要望があれば「承知しました対応します!」って言って持ち帰り、機能に対するクレームがあれば「申し訳ありません修正します!」って言って持ち帰り、社内にはその実現方法すら決めずに「こう決まったから対応するように」とだけ通達する。何を言っても即答してくれるから顧客に便利だと思われてるのを『顧客の信頼を得ている』と勘違いしているような人。残念ながらいますね。かなしい。

でも、自分の職務にも出来上がるものやその質への興味もない人をPMって呼んで良いのでしょうか?
普通に考えたら、営業活動一切しない人を営業として雇いませんし、開発一切しない人をプログラマーとして雇いませんし、料理を一切しない人を料理人として雇いません。
じゃあなんでPM業務をしない人がPMとして雇われちゃったりするのでしょう。
なんとなくですが、私は『工数管理する人』、『全体を見る人』、『案件を進行する人』、『情報を集約する人』、『仕様を決める人』などなどPMの役割についてイメージがバラバラしているからかみ合わないんじゃないかと思います。そして細かいところを掘り下げるとかみ合わないから『案件進行』というふわっとした内容がPMの果たすべき役割に設定され、「納品できてるね、PMの仕事してる! ヨシ!」……ってなってたり……しません?
なかなか難しそうですが、エンジニアが色々な担当作業ジャンルによって呼び名が分かれているように、PMもプロジェクトで求められる役割によって呼び名が分かれたら、もう少しギャップが少なくなったりするかもしれません。

逆転裁判とPMとエンジニアと勉強

PMとエンジニアの本来あるべき関係性は、逆転裁判でいうナルホドくんと御剣検事みたいなものなんじゃないかという気がしています。
わからない人はプレイするんだ! わかるけど細かいところ忘れたなって人は再プレイするんだ! SwitchでもPS4でもSTEAMでも遊べるから、1~3セットを買うんだ! さあ、公式サイトを見よう!

さて、ゲームの中でナルホドくんは弁護士として、御剣さんは検事として、全力で各々の職務を全うしたことで、どちらかの信念を曲げることなく、無理に共闘しようとすることなく、真実を明らかにするに至りました。
それと同じように、開発とPM(と、もしかしたら時に営業)が議論や意見のぶつけ合いを恐れず、お互いが自分たちの作るものに対する興味とプライドを持ってそれぞれの仕事をやりきった先に、良いプロダクトがあるのです。……おそらく、きっと、理想的にはっ…!

ただこれはしんどい。めっちゃわかる、しんどい。PM:エンジニアの人数比が基本1:nなのも合わせてしんどい。
御剣検事に狩魔(父)検事があれこれ罠掛けてくるがごとく、目の前のやることに集中したいのにワーワーと外野がうるさかったり、顧客の上司が出てきて急にちゃぶ台ひっくり返されたりなんだりかんだり。
あっちを黙らせ、こっちを説得し、そっちに頭を下げ、本筋のタスク以外でも必要になりそうな準備や根回しを見落とさないように注意してると、その本筋以外が意外に重くて「優先順位わかんなくなっちった」と虚無になり。
「異議あり!」って叫んだら3倍くらいの声量で「異議あり!!!」って返ってくる。サイバンチョ、「静粛に!」って言って黙らせてよぉ。
しんどい。でも、それがやるべきことなので仕方ない。くっそ面倒でも華々しい成果に見えなくても、裏方ってそういうものです。

もし、どうしても嫌なら、エンジニアも顧客もユーザーもなんなら自社も不幸になるだけなので、PM辞めた方が良いと思われます。多分向いてない。

前職PMにブチ切れてあいつよりマシなはずだわとPMになろうとした自分が言うのもなんなのですが、流されて〜とか、開発スキル伸びなくて〜とかで、逃げ道として手を出してやり通せるほど楽な仕事ではないです。
エンジニアだと一生勉強し続けないといけないからPMに……?
正気か……?
PMになったらなったで死ぬほど本読んだり調べ物したりしなきゃだめだからね……?
単に勉強し続けなきゃいけない教科が変わるだけやぞ??
アタッカーとしてステ振りしてスキル覚えたキャラが突然支援職に転職してそのまま何もしないで支援職として前線で戦えると思ってるの……?
現実にはステ振りやり直し機能とかないよ……?
一生情報アップデートしないで生きていける仕事なんてあるわけないだろ、反省してください。
噛ませキャラ亜内検事になりたくないなら学び続けるのです。しんどいけど。

チームを考えるようになった話

同僚が他人ではなく、チームメイトだった!というきづきを得ました。
「そらそうよ」とか言わないで聞いて欲しいんですが、自分は開発して設計してテストして電話応対もヘルプデスクも保守対応もやって、さらに同僚の仕事も覚えるけど、別に同僚は自分の仕事は覚えてくれたりはしない、みたいな勤務状況だとしたらどうでしょう。
または、客先に派遣されて、周りはみんな他社の人で、契約違うから勤務形態も違うし、契約作業以外はヘルプすらできないし、上司に年2回目標設定と評価面談で会うけど、仕事できてもできなくても特に評価も変わらない、としたら?
他人というか敵というか……って感じじゃありませんか?
そんな印象があったので、今まで同僚のことを自分の仲間(身内)だと建前的には扱ってても、実感としては良くて一時的な同盟者、悪くて敵、として扱っていたような気がします。

制度自体が有名無実化している目標設定や評価面談には何も期待していなかったし、実際実のある話をしたこともありません。
というか、自分の仕事をちゃんと見てくれる人がいるって、そもそもあんまり思ってない
一応等級制みたいなものはあるけど、それがあがってうまく行けば月給が数百円増えるからどうしたって話ですし、役職つけばもっと大きい幅で月給は増えるけど残業代込になるだけだし、誰か辞めなきゃポジション空かないし。
会社に在籍したままで1000円単位で月給変わることがあるとか全く考えたことがありませんでした。
目標設定? やってる感出すための儀式でしょ?

そういった自分の中での当たり前を塗り替えるのが、もしかすると転職してからの一番の難関なのかもしれません。

つい先日、同僚のモヒカン(靭帯と納期、どっちを伸ばす方がマシですか、の人)に「正直最初(去年?)は心配だったけど今年すごく安定して進行できてた」ってコメントをもらったのですが、心配されてた時は、自分のことも信じてないし周りの人のことも信頼してなかった……というか、味方だと思いきれてなかったと思います。
(色々助けてくれたモヒカンも選んだ会社だから大丈夫では…という期待もありつつ、いや、でも過去の実績と自分のレベル考えると信じるのは無謀……という葛藤)
周りを信頼してないのと同じくらい自分がPMできるような……というか社内のデキる人たちに見合うような仕事する能力があるとは信じていなかったし、採用されたのも、何かの気の迷いだろうとわりと長い間思っていた。
最近落ち着いてきたのは、自分にめちゃくちゃ刺さってるし、相手も刺す!というハリネズミの棘に頑張ってやすりがけをし続けてくれた人たちのおかげと思われます。

もともと発狂している時に知り合ったモヒカンたちにはお馴染みだったかもしれませんが、それを知らない上司のHさんには初回の目標設定から散々お世話になりました。
私がうだうだと「目標設定に書くべきことがわかりません。当たり前にできてるべきことが出来てないのに、それをやりますと目標にして、評価してもらうというのはおかしい。というかそれで良い評価をされたりしたら申し訳無さで居たたまれなくなる。でも達成できると全く思ってないことを目標にしたらそれはそれで嘘ついてることになるのでは?? もしかして、社員として、目標設定できるレベルにすら達していないのでは???」とか言うのを根気よく話を聞いて、自己評価が低すぎるよ〜当たり前の基準は高すぎるよ〜できてることはできてるでいいんだよ〜と初歩の初歩から一緒に考えてくれました。
(でも最初はやっぱり言われたことが信じられなくてモヒカンにもあれこれ吐き出して色々とアドバイスをもらったw)
実は、上司との1on1が始まった時も正直「うわあ……やだぁ……」と思っていたのですが、本当にどんなくだらない不安でもちゃんと聞いて一緒に考えてくれた、という成功体験を重ねたことで、1on1の場を有効活用できるようになってきていると思います。

色んな人があれこれ指摘をくれるのも、どうやら面倒ごとを私に押し付けたり非難しようとしてるわけでなく、本当に私のことをチームの一員扱いして、みんなでプロジェクトを良くするためにどうするか考えて言ってくれてるらしいぞ……?とわかるようになってきました。(わかるというか、わかるのはわかっていたんですが、それがただの建前で言われているわけじゃないんだと実感できたという方が正確?)

プロジェクトは当然チームだったし、なんならお客様もまとめてチームだし、PM部署もチームだったし、なんなら会社もチームだったっぽい。
チームなので、シャッチョは一度全社員と1on1する計画を立ててるらしいよ?
なにそれすごいね?

一応私も長女なので身内のためなら頑張れる気質をちょっとは持っています。
チームのためにできること、チームのために必要なこと、チームの弱点、いつかくる新しいチームメンバーのためにやっておくべきこと。
一人で戦うんじゃなくてチームで戦うためにはそういうことを考えなければいけないんだなぁと理解して、少しずつ考えようとし始めている今日この頃。(うまく行ってるとは言っていない)

あとね……同じプロジェクトに同世代の新しいPMさんが入ってきてわかったことがあるんですよ……。
私、元々『お前は仕事できてるぞ』って公式評価もらったことがなかったので、「私程度の人間にできることは他の人が当たり前にできてるに違いない」って思い込みがあったんですが、それがちょっと改善されて「他の人も同じくらいのところを目指してるに違いない」くらいに落ちてきたわけです。
でも、全くそんなことない。ないない言われていたけど、なんだかんだわりとできてる人が多いから「またまた御冗談を」みたいに思ってたら、本当にない
「えっ、そこまでしか終わってないのに完了報告しちゃうの」とか、「質問ありません、わかりました! ってあんなにハキハキ言ったのに全然わかってないやん……」とか、もうそんなことばっかり起きては期待値修正しての繰り返し。
正しい期待って難しい。相手を見極めた上で作業指示の粒度とか進捗確認の頻度とかするのも難しい。
そっかー、(過去、追加を抱えられるかどうか作業依頼の前に確認されたことなかった気がうっすらするけど)チームで働くって、各メンバのキャパ(能力的なものと時間的なものと量的なもの)を踏まえて、作業依頼とかしていかなきゃいけないってことなんだなあ……。めっちゃ難しいね……。相互理解って大切だね……。
まだ時々不信感の芽が急にぐいーんと伸びて枯れたりしてるけど、もうちょっと安定して自分のことも周りのことも信じられるようになりたいと思う今日この頃。
(クビになるまで……じゃなくて少なくとも今持っている案件が芽吹いて業界を変えるとこまで)がんばるぞい。

そういえば

弊社は絶賛PM(以外も?)募集中です。
とにかくカイゼンぶん回していくのが好きな人、顧客の本当に必要なものを特定するのが好きな人、世の中に新しいサービスを生み出したい人、AIで世界を変えたい人。
この記事に書いたように、PM業は案件によって求められる働き方が違うのでなかなか難易度高いです。
が、難しいゆえに密度は濃いし、自分の目指した通りの方向で顧客を説得できたとか、あれこれ要件定めて開発したものが顧客にめっちゃ褒められたとか、自分たちのプロジェクトの成果によって顧客のうん十年ものの業務フローの見直しに繋がったとか、やりがいを感じる機会は多々あります。
もし興味あれば募集ページでもチラッと見てみてください。
https://www.green-japan.com/job/83956
女性も色んなパターンで働いている(フルでバリバリ働くママさん部長、時短勤務から始めたママさんPM、産休取得中の人もいるetc)ので、制度もキャリアパスも色々あると思います。
まずは話を聞いてみたいという人はカジュアル面談(完全オンライン)もあるよ。

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