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単純作業の先に、レベルアップがある。

画期的なアイデアを求められるはずのクリエイティブディレクターが「どんな仕事も同じだ」と前書きで話す「いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書」。

画期的とかクリエイティブという言葉を聞くと、天才がひらめいたものというイメージを抱く。しかし筆者の水野さんは「新しいことなんてそうそう起きない」と話す。

毎回の仕事をルーティーンで進めるからこそ「よりいいもの」「より面白いアイデア」が生まれるのです。…段取りによって仕事をルーティーン化し、ベースをきちんとしておくことで、仕事のアウトプットのレベルが上がるのです。

ルーティーン化するとは、同じ結果を繰り返すというよりも、同じ作業を繰り返すことで、より良い結果を出すことだそう。

noteを毎日更新するというルーティーンも、同じ作業を繰り返しているからこそ、これをする癖があるから気をつけよう、私はここが足りないなと気付いて、文章を少しずつ良くすることができる。


そうして段取りの大切さを説明したあと、水野さんは「目的地を決める」「目的地までの地図を描く」「目的地に向かって進む」という三つのパートに分けて、プロジェクト進め方を教える。

第一ステップ・目的地を決めるの重要性を表す例として、くまモンの誕生秘話がある。

当初、熊本のいいところを世の中に発信するキャンペーンとして、オリジナルのロゴが書いてあるシールをお土産に貼ろうという企画が進んでいた。

そのロゴのデザインを頼まれた水野さんは、「熊本のいいところを発信する」という本来の目的に立ち返り、シールを貼るよりも、熊本の食べ物は美味しいと宣伝するマスコットキャラクターがいた方が良いのではと思い付いた。

そうして誕生したのがくまモンらしい。


普通に生活していると、みんなやっているから、何となくこれを始めた方がいいのかなと思ったり、何かを頼まれて作業をすることが多い。

そうやって実際に何かを始めるというのは良いことだと思う。

でも、ゴールを意識せずに適当に足を進めても迷路はクリアできないように、自分がどこに向かっているのか、チームがどこに向かっているのかを考えるのは大切だ。

だから、最初に目的地を決めることが重要になる。

目的地を決めたあと、どうやってそこまで進んだら効率的なのか。興味があるひとはぜひ「いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書」を読んでみてください。


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