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焦らない、あせらない。

焦りは、ひっそりと心を侵食する。

焦っても、いいことは基本ない。

ただ、いつもより多くミスをするだけだ。

冷静な判断ができなくなったり、周りの声が聞こえなくなったりもする。

避難訓練の合言葉も、「おさない、かけない、しゃべらない」だった。これは言い換えると、焦らず、先生の指示を聞けという教えだ。

だから私はいつも、なるべく焦らず、気持ちにゆとりをもつように意識している。


何か緊急事態が起きたときは、焦っていることに気が付きやすい。

想定外のハプニングが起きたら、場合によっては一瞬焦ってしまうかもしれないけれど、すぐに「あぁ、焦っちゃだめだ。」と自分を落ち着かせることができる。

でも、人が焦るのはマイナスな気持ちからだけではない。

早く成長したい、早く成果を出したい。

そんな、ポジティブな気持ちもいつの間にか焦りを生んで、足元を狂わせる。

でも、それに気が付くのは、なかなか難しい。

自分の中ではただ、ワクワクして、希望をもって、未来に意識を向けているだけだからだ。

やる気があるならいいじゃないと思うかもしれないけれど、気持ちが強すぎると、弊害が出てくる。

自分の思い通りにいかないこと、特に周りの人の行動や言動に、勝手に期待をして、イライラしてしまうのだ。

特に意地悪をされたわけではないのに、なんだか周りにイライラする。そんなときは、焦ってしまっている場合が多い。

あるわけでもない締め切りを、一人で勝手に作り、焦るのだ。

できる範囲で、早く進めればいい。それくらいの気持ちを維持したい。


焦ると、理不尽に人に当たって迷惑をかけるだけでなく、成功はどんどん遠のく。

なぜなら、自分の思い通りにいかないことを防ぐなんて、不可能だからだ。

ハプニングが起きたときに、計画通りに物事をすすめることにやっきになるよりも、じゃあこっちの道で行こうと臨機応変に対応できたほうが、成功する確率は上がる。

そして、落ち着いてさまざまな選択肢を吟味し、どれがいいかを判断をするには、心のゆとりが必要なのだ。

「焦らない、あせらない。」

焦っている自覚がなくても、なにかうまくいかないとおもったら、心の中で唱えてみるといいかもしれない。

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