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焼き餃子と瓶ビール

先日のこと。
その日は愛妻弁当(あはん💖)がなかったので仕事現場近くの町中華屋さんへ行った。
店のカウンターで俺が八宝菜と中華風の鶏唐揚げ定食(←めっちゃ美味かった)を食っていると、隣の席に1人の婆さんがやってきた。
その婆さんはおそらくは70代か80代、小柄な婆さんで、派手な服を着ているわけでもなく、かといってめちゃめちゃ地味なわけでもない、所謂そこら辺のスーパーで買い物してそ~なごくありふれた普通〜の婆さんであった。
その婆さんは焼き餃子を1人前と瓶ビールを1本注文した。
いや、その時点で俺は感動したのだ。
「なにそれ。昼間から餃子に瓶ビールだと?それ、最高じゃな!」俺は心の中でそう思った。も〜その時点でその婆さんに一票を投じたくなった。
しかも餃子より先にきた瓶ビールを手慣れた手つきでコップに手酌して飲む姿が実にいい。生ビール中ジョッキではなく、あくまでも瓶ビールをコップに手酌ってのが実にいい。
俺はヘンタイのよ〜に(あ、俺ってヘンタイか)その婆さんを横目でチラチラと見ていたのだが、マジでその婆さんの所作に見惚れてしまった。
で、焼き立ての餃子がその婆さんのところへ届けられると、その婆さん、めっちゃ美味そ〜な顔をして餃子を食うのだ。
いやいや、最高じゃね〜か。町中華の餃子を酒のアテに、昼間から瓶ビールをコップでヤる。ヤバい。マジで最高じゃね~か。
なにそれ?幸せってそ〜ゆ〜ことだよね?婆さん、それ正解やん。間違いないやつやん。俺はあんたのその所作に惚れたよ。
なので俺も今度それを実践しよ〜と思う。
町中華と瓶ビールバンザイ。

ええっ! ホント〜ですか。 非常〜に嬉しいです。