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スキを集めたマガジン-自然

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記事一覧

二人でいる場所。

ずっと見上げてきた枝。いつもいたオジロワシ。 年老いたせいだろうか、一羽の目の下に、 大きな腫瘍か傷のようなものができた。 その後、ワシは一羽になり、やがていなくなった。 数年後、一羽戻ってきた。さらに数年後、二羽になった。 目の下に傷はない。 きっと若い二羽が、老いた二羽の遺産を受け継いだのだろう。 この枝は、僕にとって、二羽でいてほしい場所だ。 あの鷲はもういない。しかし番の鷲が戻ってきて、とても嬉しかった。 僕は遠巻きに、世代交代を見たのだった。 Shiretoko,

新緑。

山を行く。

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初秋の親子。

明日も良い天気。

冬の小鳥。

their sleeping time.

冬の空から。

角が4本。

冬です。

幸福な悪条件。

実がたくさん付いた枝が道に落ちていた。 ツキノワグマにとっての秋は、もう始まっているようだ。 見上げた梢には、豊かな実りが点々としている。 どうやら、実りは良さそうだ。 何かが豊作で、クマが僕の目が届く範囲に出てこない。 もしくは豊作過ぎてどこにでも食べものがあり、 彼等の行動圏を絞り切れない時のことを、 僕は『幸福な悪条件』と呼んでいる。 撮影者には悪条件だが、クマにとってはきっと幸せな状態だからだ。 そしてそんな風に思うとき、撮れないながらも、 なんだか僕まで嬉しい気分

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星空に心が動かされた場面 《星景写真》

エゾシカ、秋の顔。

シマフクロウの宿 -知床-

羅臼に「鷲の宿」という名の民宿がある。ここは鷲が出るわけではなく、民宿前にある川にシマフクロウが現れる。 シマフクロウは、日本では知床に100羽程しかいない絶滅危惧種である。体長約70cm、翼を広げると180cm、体重4kg前後、世界最大クラスのフクロウだ。主食はフクロウにしては珍しく「魚」であるため、"Fish Owl" と呼ばれたりもする。 私は鳥には詳しくないが、フクロウだけはとても好きだ。ガイドブックの羅臼のページには非常に小さくだが一応紹介されている。きっとフク