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【間に合う】同じ明日は無い

特に30才を過ぎた辺りから周囲の知人や友人との感覚の差が顕著になり、40を過ぎた今もそれが広がりつつあります。
それは『時が過ぎるのが早くなった』という感覚です。
周囲がそれを言っているとき、私は『遅い』と思っていました。
それを今日思い出したとき『日々が濃すぎた』と思ったのです。

そもそも、借金だらけマイナスから継いだこの会社。ボケっとしてたらすぐに自社が倒産し目標を絶つことになるし、亡き父との約束を早々に裏切ることになる。
そんな状況が長くあり、その後、結婚してからこれまでも遠い目標を見据えながら日々をこなしていたので『時が過ぎるのが早くなった』という感覚は、理解できる部分はあるのですが、やっぱり遅い。
年に数回、空気がゼリーになったんじゃないかっていうくらい進まない数日間があります。
ただし、辛く不幸な時間だから長く感じているわけではありません。
辛いけど楽しいとか、怖いけど幸せとか、そんな相反する感覚が互いに高め合い時間が重く感じるのです。
簡単に言うと『ワクワク』しているのです。

振り返ってこの理由を考えているときに『ほどよい緊張感』が私の時間を前向きに遅くしているのではないかと思ったのです。
重要なのは、その緊張感は誰かから押し付けられたり与えられているものではなく、自分が好んで選んでいることです。

つまりは、そういうことか。
結論を言います。
『人は自身で選び、時の速度を早くしている』
そんな仮説を立てました。

まず単純に、年を重ねたという理由だけで時が過ぎるのが早くなるなんてありますかね。
中身が変わったんでしょう。考え方や求めているものが。
それは良くも悪くも『刺激』とか『緊張』とか『不安』とか、そんな一見ネガティブにも捉えられる事象を避ける行為や思考が、時の流れに個人差を生んでいるのではないかと思うのです。
年を重ねるに連れ『安定』『安心』『落ち着きたい(安泰?)』を求めるのって、なんだか社会のシステムや常識的な教育にも問題があるのではないかと思います。
受験合格したら、社会人になったら、結婚したら、子供ができたら、、、
いわゆる人生の節目といわれる出来事はあると思うのですが、それをゴールと決めるのは自分自身です。
この節目を迎えたらこうなっていないとおかしい、こうでなければならない。
いやいや、そんなことは無いです。

大手企業に務めたら年功序列で安泰。
中年で平均年収を超えてなければおかしい。
結婚したら幸せになれる。

その『なんちゃって常識』の刷り込みが『他人のせいにする』そして『不幸を感じる』悪循環を生んでいるのではないかと思うのです。

そんな常識は存在しません。
なぜなら日々の価値は自分が決めているからです。
全て他人任せにするなんて、思って得は無いです。

そんな私の日々の生活を皆さんが客観視したら『同じことの繰り返し』のように見えると思います。
受注の対応をし、製造をする。
行動としては超単純ですが、本当に単純なら日々が早く過ぎていることになりますよね。
実は手は動かしているけど、頭は半分そこに居ないんですよ。
言い換えれば集中力が無い。
次のことや未来のことを考えてる。
で、日々その未来に1mmずつ時々1cm近づいているから同じ日なんて無いんです。
3歩進んで5歩下がることも多々ありますけど、必ず挽回できる。
結果的には進むのだ。
そんな思いで生きていると『時の流れが早くなったなぁ』と感じることが少なくなるのです。
むしろ『足りない!』『あれをしなきゃこれをしなきゃ』『たまにはゆっくりしたい』『遊びたい』キャーっとなるのです。
ただ欲張りなだけなんですかね。
諦めていない。往生際が悪い。悪あがき。言い方は色々あると思いますが、、
でも、それってけっこう楽しいですよ。

これを読んでくれた人に一つだけ伝えたいことは『自分が出来なかったのは誰かのせいだ』と思わないでほしいのです。
事実はさておき、生産性がなく時間がもったいないから。
今からでも間に合います。
もし心当たりがあったら、改めましょう。
あまりに重い内容なら私も口をつぐみます。
それはすみません。

ただ、1分や1時間を短いと思うか長いと思うかは自分次第です。
1年や10年も一緒。

それぞれの時間が持つ可能性を最大限に引き出す貪欲さがあれば、昔に比べて時が早いとは思わないはず。
周囲の指摘や評価に振り回されずに、自分にしか理解できない充実を求める。
その最中で誰かに少しでも褒められたら、もっと自分を好きになれる気がしませんか?
偏った常識にとらわれて生きて、偏った常識にとらわれている人に褒められて嬉しいですか?
嬉しいのかも、私にはわからない。
常識ではなく、人対人で評価されたい。
私は常識が好きなのではなく、その人が好きなのだから。

『端から見て同じような一日はいくらでもあるけれど、同じ日なんて一日も無い。』
これが今回のまとめです。

考えてから綴るのではなく、考えながら綴っているので文章の流れとして弱い感じになり申し訳ない。
ただし、それも含めて編集せず残したいと思うので、これで終わります。
どんだけ自分好きやねん!って?
呆れてくれてかまいません。
ではまた。

KOUGI 吉田


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