結論、「怒り」や「イライラ」に対する対処はこれしかない

【怒りの正体】
https://youtu.be/Z3yGmsV1RAw?si=Q4TpHUGDOiMndNs9

https://youtu.be/jo2dvOZbYsM?si=bKPsLwLFAX6PDwao

●生存の危機や脅威だと感じると「扁桃体」が活性化する

●扁桃体が活性化して、論理的思考が出来なくなる
→✳身体が「闘争か逃走か」という選択を迫られることになり、交感神経が優位になり、血液が心臓から筋肉へと送られる。故に、論理的思考に必要な前頭前野への血液供給量は減る
→✳怒りによりノルアドレナリンやアドレナリンなどのストレスホルモンが分泌されて、神経伝達物質のバランスが壊れ適切な意思判断が行えなくなる
→✳命の危機で考えている暇はないたま、「論理思考」より「情動」を優先する。(目の前にライオンがいる場合に考えてる時間は無い)

●✳怒りが支配して、ただただ攻撃したくなってしまう
→言葉尻りを捉えて、攻撃したり(その言い方が嫌だとか)
→全く関係ないことを攻撃する(過去にあった喧嘩話を持ち出す)
→このような「論理のねじれ」が起こる。論理のねじれには3種類ある
→❶「あなたはどうなの?」ーあなたに言われたくない、あなたの立場でそれは言えないなどという攻撃(私がどうであっても、あなたが言われてる事は変わらない)
※家族の中の喧嘩にはこれが出てくる笑
→❷「ストローマン術」ー人格攻撃。ストローマンとは藁人形。存在しない架空の人間と仮定して、その人格を攻撃することで、彼の言ってることは信用出来ないとする攻撃。
(例)夜22時に帰ってこいなんて、私が友達誰もいなくなってもいいと思ってるのね。ーーただ安全が心配なだけなのに、そう言われてしまう
→❸「ガスライティング」ーは、些細な嫌がらせや意図的に誤った情報を提示し続けることで被害者自身の認識・記憶・知覚・正気を疑うよう仕向ける心理的虐待の一種。

●最終的に、その人の立場を無くしたい、その人の言うことを聞く人を居なくさせたいという感情になる
→キャンセルカルチャー

●✳怒りやイライラが現れたら、「時間を置く」とか「自分が機嫌直ることをする」しかない
→これにより怒ってる時の話し合いなど無駄でしかない事が分かる

【脳科学から見る怒り】  

●「怒ってる」というより「怒らされている」
→自分が怒りたくて怒っているというより、何かによって怒らされているという感覚
→脳の扁桃体が関わっている

●この「怒らされている私」をコントロールするのがアンガーマネジメント

●怒りとは元々何か?
→危機が起きた時に「闘争か逃走か」を決める感情

❶怒りをコントロール鍵は経験
→怒りっぽい人は幼少期に親から抑圧的な態度を受けている人が多い
→対人関係、スポーツをやっていること、教養をみにつけること(パターン学習ーこの世には色々なことがあるという知ることによって現実で驚かないようにする)

❷前頭葉で怒りをコントロールする
→若手起業家に必要なのは技術や能力ではなく「判断する力」
→前頭葉に司る
→前頭葉

❸感情は持続的に続かない
→美味しい物食べてまだ怒ってる人はいない

❹怒りは論理が通じない
→論理は大脳腎皮質という場所
→怒りが起こるとここは機能しない

【人がイライラする仕組み】

●思い通りにいかない時の不快感やイライラは、主に脳の「辺縁系」と呼ばれる部分が関係している。
→辺縁系は、感情やストレス、恐怖などを処理し、反応を制御する役割を担っている
→特に、扁桃体や視床下部などの領域がストレスや不快感に関与し、それがイライラや焦燥感といった感情の表れとして現れることがあります。

●人間が危険や不快な状況から身を守るための進化的なメカニズム。
→思い通りにいかない状況というのは得てして生存に不利に働く
→故に、それから抜け出す動機づけを強めてもらうために作用している

✳自分の思い通りにいかないイライラは大脳が「命の危機だ!戦え!」って言っる緊急状態だから、抑えられない!
つまり、イライラしたら自分がリラックス出来る事をして機嫌を治してあげるしかない

【カフェイン摂取時の脳の覚醒】

●カフェインは中枢神経系に作用して、覚醒させる
→ 中枢神経系とは、脳と脊髄からなる神経系の中心部分を指す。主に脳は知覚、思考、運動、感情などの機能を制御する部分
→ カフェインは中枢神経の中の覚醒促進物質を活性化させる。覚醒促進物質は、中枢神経系の活動を促進し、覚醒状態を維持する。
→カフェインはアデノシン受容体に結合し、アデノシンの結合を阻害することでその効果を発揮する。
→アデノシンとは睡眠を誘導する神経伝達物質であり、カフェインがアデノシンの作用をブロックすることで覚醒が促される

●副作用もある
→ 一般的な副作用には、神経興奮、不安、神経過敏、心拍数の増加、睡眠障害、胃腸の不快感、頭痛などがある。

【扁桃体】

●扁桃体の場所と形
→脳の左右にある神経細胞の集まりで、アーモンドのような形をしていることから「扁桃(アーモンドの和名)」という名前がついたと言われている

●扁桃体の役割

○判断する
何かを見たり聞いたりしたとき、その情報の内容というよりも、✳それが自身の命に関わるものであるかを意識に上がる前に一瞬で有益・無害や快・不快などの意義付けを行い、判断する
→ 主に、「恐怖」「不安」「緊張」「怒り」などのネガティブな感情に関わってる

○身体に変化が起きる
→逃避や攻撃、すくみ、接近、心拍数・血圧の変化、ホルモン分泌などの身体的反応を惹起し、喜怒哀楽などの情動反応を引き起こす部分
→その結果、血圧や心拍数が上がったり、筋肉が緊張したりといった自律神経の反応(=交感神経の緊張)が起こり、それに伴って動悸や手足の震え、発汗、吐き気といった身体症状が現れる

○感情を知覚する
→そして、その後に「恐怖や不安」などの感情が発生する
→交感神経が優位になり、身体の緊張が続くと扁桃体は人の表情をよりネガティブにとらえてしまう

✳扁桃体が活性化すると前頭葉の力は弱まり、理性的な判断ができなくなる。情動が理性よりも優先されるから(システム1)

○具体例1
→刺激に対して扁桃体が「不快」と判断すると、「視床下部」というところからストレスホルモンが分泌されます。

○具体例2
→苦いものを食べて、苦っと思って口から出す

○具体例3
他人が「恐がっている顔」や「怒っている顔」を見ると、扁桃体はより強く反応する。
他人がなにかを怖がっているということは、自分にも危険が迫っているととるし、他人が怒っているということは、自分への攻撃となり危険そのもののである

●対処方法

❶早歩きウォーキング
→扁桃体の過剰な活動にすぐに対処したいときには、「体を大きく動かすこと」が効果的
→その中でも手軽に取り組むことができるのが「ウォーキング」
→「いつものペースより気持ち速足かな?」くらいのペースで30分くらいのウォーキングによって、セロトニン、ドーパミン、βエンドルフィン、オキシトシンといった、気分をポジティブにする脳内ホルモンが増える

❷瞑想
→ そこで、「今この瞬間」だけに意識を向けて瞑想することで、脳を休ませることができる
→マインドフルネスストレス低減法
→マインドフルネスがストレスに効く理由の一つは、マインドワンダリングから抜け出すことによって扁桃体の暴走を抑えられること
→マインドワンダリングとは「過去や未来のことを想像してあれこれと考えてしまうこと」で、過去を振り返って後悔したり怒りがこみ上げてきたり、未来を想像して不安になったり心配事が増えたりと、常に考え事をしていてそれがストレスになっている

❸ コーピング
→ストレスに対して意図的に行動する対処方法
→自分のストレスを客観的に観察し、自分に合った対策を行う

【参考文献】

https://besli.jp/symptoms/%E5%BF%83%E7%99%82%E5%86%85%E7%A7%91%E3%81%AE%E6%B2%BB%E7%99%82%E3%81%A7%E9%87%8D%E8%A6%81%E3%81%AA%E3%80%8C%E6%89%81%E6%A1%83%E4%BD%93%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F

https://diamond.jp/articles/amp/312790

https://www.yamato-chiro.com/4866-2/

https://www.the-melon.com/blog/blog/amygdala-hijack-725/

【前頭葉】

●不安や緊張、怒りを抑えるのは前頭葉
→知や理性を司る前頭葉は扁桃体の働きを抑制、コントロールする事が出来ます。
→前頭葉活性化で扁桃体を抑制
→前頭葉の活性化は運動、瞑想(マインドフルネス)、短時間の昼寝、色々な人とコミュニケーションを取る(会話)、笑う、計算、音読、コーピングなどが有効
→扁桃体はアクセルならば、前頭葉はブレーキ

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