まだ課題を見ていない人に

我々は先日、第57回宣伝会議賞の課題をまとめた非売品の冊子をいくつか入手することに成功した。自分の分はすでに掲載誌を自費で購入済みだったので時すでにお寿司だが、せっかく手に入ったのだから、身近な人にでも配って参加者の裾野を広げようかと考えた。てか、「我々」って誰だよ。

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わざわざ自分からライバルを増やしてどうする、お前にそんな余裕ないだろ?ん?と、隠しきれない器の小ささから負の感情がぬらぬらと湧いてきたりもしたけど、とはいえ宣伝会議賞には長年お世話になっているし、微力ながらほんの少しでも盛り上げることに貢献できるなら、それは手を尽くすべきことのように思えた。

課題の入手ルートはきっと人それぞれで、掲載誌を自分でお金を出して買う人もいれば、勤務先が定期購読していたり、知り合いや図書館なんかから借りてコピーしたりすることで実質タダで手に入れる人もいて、現在置かれた環境に左右されるのかもしれない。そりゃそうか。

さて、手に入った冊子のうちの何部かは順調に近しい人の手に渡ったが、まだちょっとだけ余っている。元々応募する気のある人はとっくに自分で課題を用意して取り組み始めているし、特に関心のない人は課題をもらったところで応募してもらうのはなかなか難しい。

というわけで、応募する意志はあるけどまだ課題を見ていない、ちょうどこれから取り組むつもりだった、という方がもしいらっしゃったら、ご一報いただけましたら送付いたします。できれば、「必ず応募する」「割りと多めに応募する」という方に差し上げたい。欲しいという人が現れない場合、または、どこの馬の骨かもわからんやつからもらいたくない、そもそも馬の骨かどうかも怪しい、という場合は、おとなしくまた自分の周囲の人に配って地道に参加を呼びかけるつもりです。まあ、おそらくそのセンが濃厚でしょうけどね。わかってる。よくわかってる。

完全に余談ですけど、自分が未経験からコピーライターになる際、就職活動を始めるにあたり、コピーライター養成講座の課題で書いたコピーと合わせて、当時の宣伝会議賞に応募したものを作品集にまとめて履歴書と一緒に広告制作会社に送ったりしましたけどね。一次審査を通過したものと、一次審査にも通らなかったけど自分で気に入っていたものも含めて。最初に運よく入社できたのもそのうちの一社だし。つまり、未経験であっても、書いたコピーは「実績」になる。コピーライターになりたいけどなり方がわからない、という方は、どんな結果が出ようととりあえず宣伝会議賞に応募しておいて損はないですよ、たぶん、いや知らんけど、という話でした。それこそ言われるまでもないことかもしれませんが。

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