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看病や介護で大変だったけど幸せだったあの日々にもう帰れないんだなと気づいたとき心に響いた歌

今の家に引っ越した時、晴れ晴れした気持ちだったわけでも、これから頑張るぞっていう前向きな気持ちだったわけでもなくて、介護が済んだとたんに「もう不要だ」と言われたような、すごい寂しい気持ちを抱えていた。実家側にはそういう意図はなかったと思うし、私も通信障害のひどい実家で仕事を続けるのが、難しくなりつつあったのは事実だ。

そんなとき、心に響いたのが"Take Me Home, Country Roads"。私はオリビア・ニュートン=ジョンのバージョンをよく聞いていた。

今の家の周りを歩いて、何があるのか探索していたときに、ふっと自分の前後に続く道を見て
「あぁ、もう帰れないんだなぁ」
と思ったのをおぼえている。

高校生のときには祖父の看病があって、血を吐く病気だった。
実家を出るまでは祖母の介護があって、たいへんな日々だったけど、毎日毎日、笑えることがあって、なんか事件が起こって、幸せだった。それだけは言える。

帰りたい場所っていうのは、その「場所」がありさえすればいいのではなくて、その場所にいた人、存在したもの、動物や虫や草、空や風など、さまざまなものを含めて「帰りたい場所」なのだと思う。

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