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【ゲームレビュー】白中探険部(PS2) ~温かみある友情物語~



基本情報


タイトル:白中探険部
製作者:タイトー
ハード:PS2
ジャンル:アドベンチャー、回想、友情

進捗状況
クリア済み

感想

だいぶ前にブックオフで買った作品。後れ馳せながらレビューしていく。

【あらすじ】
ある日、大学生藤枝隆弘の元に1通のハガキが届く。それは8年前、知り合いの「ごりょんさん」から送られたものだった。しかし、隆弘にはなぜか8年前の記憶がない。不思議に思った隆弘は謎を解き明かすため、大学のバイト仲間である与謝野信介(スケやん)と沢地彩佳を連れ、故郷白ケ浜へと向かう。
そこにはかつての同級生たちが集まっていた。しかし、彼らもまた隆弘と同じく、8年前の記憶を失っていた。
失われた記憶を取り戻すため、仲間とともに白ケ浜を探険する隆弘。少しずつ記憶を取り戻し、当時の同級生である「君嶋由佳」の存在を思い出す。なぜ、自分たちは彼女の存在を忘れてしまったのか?そして、記憶を取り戻した先にあったものとは?!

だいたいこんな感じ。選択肢を選ぶだけのシンプルなゲームで、会話はフルボイス。遊びやすい作品と言える。
回想シーンが随所に挿入され、過去と現在を行き来することで少しずつ謎が明かされていくのが特徴。回想シーンはアニメーションで描かれており、見応えあり。一枚絵のクオリティも高い。
伏線の張り方と回収が上手く、「あれはそういうことだったのか」と驚かされる場面が多かった。
サウンドも良質で、聴き応えのある曲が多い。「STB再び・・・」は名曲。後半のストーリーの盛り上がりと合わせて壮大な曲となる。

かなり満足度の高い作品だった。
パッケージを見て買ったのだが、あまり聞いたことがない作品だったので期待値は低かった。しかし蓋を開けてみると思ったよりおもしろく、とても楽しめた。
何より作品に溢れるヒューマニズムというか友情が素晴らしい。クリア後の余韻が心地よく、自然に笑顔になる。
もちろん、問題点もある。後半の展開は賛否両論あり、そこで評価が別れるだろう。
ただ、私はそこまで気にならなかった。このあたりは実際に遊んでみて確かめてほしい。

作中に出てくる「白ケ浜」はおそらく和歌山県の「白浜」だろう。海水浴などで有名な場所だが、私はこのゲームをプレイして興味を持った。いつか聖地巡礼したい。

というわけで、白中探険部の紹介でした。少年時代の友情物語を味わいたい方、白浜に興味がある方は遊んでみてください。
それでは!


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