昨日、2月19日は スーパームーンでした。
「今年の満月の中で、一番大きな満月なんだって!」
こざる達は、ワクワクしていました。

　ところが昨日の夜、こざるカフェのある町は雨が降っていて、
残念ながら月も星も見えませんでした。

「あーあー。」
こざるちゃんです。
「大きな満月、見たかったなー。」

「さっきラジオで気象予報士さんが言ってたんだけど、
明日の夜明け前なら、雨が上がって雲もとれているだろうから、
スーパームーンが見られるかもしれないって。」
他のこざるが 言います。

「ほんと???」
こざるちゃん、嬉しくて満面の笑みです。

「じゃあ早起きして、スーパームーン、見ようよ!」
「うん、そうしよう!!」

　そんなわけで、今朝、こざる達は まだ暗いうちに起きました。
「雨、止んでるよー。」
カーテンを開けて、外を覗いたこざるちゃんが言います。

こざる達は、皆で窓辺に来て、外を覗きます。
「わぁ!」
「お月さま、よく見えるねー。」
「綺麗だねー。」

うまい具合に雨が上がって、雲もとれて 綺麗なスーパームーンが見えます。

「大きいのかな?」
「うん、いつもより大きい気がするよ。」
「お月さま、どうして大きくなるの?」
「うんとね、地球との距離が近くなっているんだ。」
「ああ、そうなんだね、それで大きく見えるんだね。」
こざる達は、うんうんと頷きます。

「お月さま、とっても綺麗だね。」
「うん。いつも、りこちゃんと ぼく達を見守ってくれているんだよね。」
こざる達は、嬉しそうに お月さまを見ています。

　こざる達が、嬉しい時、楽しい時、
また悲しかったり寂しかったり、そして辛い時、
ふと外を見ると、お月さまは いつもそこに静かに輝いていて、
こざる達を見守っていてくれているように感じるのです。

　こざる達は、お月さまが いつも優しく寄り添っていてくれると
思っています。

「お月さまは、ぼく達だけじゃなくて、
いつも皆を見守ってくれているんだよね。」
「うん、きっとそうだよ。」
そうなのでしょう。

 だんだん、朝が近づいてきます。
こざるちゃんがラジオをつけると、
英語の明るく楽しい歌が聴こえてきます。

「あ! ミスタームーンライトだ!」
ビートルズの『Mr.ムーンライト』です。
こざる達は、ニコニコ一緒に歌います。

こざるカフェの 穏やかな一日が、
今日もゆっくりゆっくり のんびり 始まります。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
今日は気温がとても高くなりましたね。
よい毎日でありますように (^_^)