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杉玉と いい香りと

 新酒が出回る時期になった。
ボジョレーヌーボーは先週解禁だったけれど、
この新酒は日本酒の話。
今の時期、酒蔵には真新しい杉玉が軒先に吊るされていて、
日本酒のいい香りが漂ってくる。

 noteの11月17日に高山へ旅行した時のことを書いたが、
ちょうど隣の古川では、いくつかの酒蔵に杉玉が吊るされていた。
こういう昔からの習慣は、趣があっていいなと思う。

 子供の頃は、日本酒の匂いが臭くて大嫌いで、
どうして大人は、こんな嫌な匂いのものを嬉しそうに飲むのだろうと
思っていた。
成人してしばらくしても、苦手で飲まなかったのだが、
不思議なことに、いつの頃からか大好きになった。
味はもちろん大好きなのだが、この匂いが、香りがいいんだよねー
などと言っている。
樽酒などは、さらに木のいい香りがしてたまらない。
人の好みとはわからないものだ。
(他人事のように書いたが、自分のことだ。)

 どのお酒もそうだと思うけれど、出来上がるまでに、
それなりの時間と労力、手間隙がかかって、
作り手の思い、愛情、その時の気候、日本酒だったら米という原材料、
土壌、水、諸々のたくさんの条件が合わさって出来上がる。

 酒造りは化学だけれども、化学式では表すことができない
沢山の要素が加わっている。
きっとお酒の神様の心も加わって出来上がるのだと思う。
そんなロマンがある飲み物、ありがたく頂きたい。


読んで下さって、どうもありがとうございます。
日本酒は大好きなのですが、アルコールに弱いので、
お猪口一杯で十分 幸せになれます。
よい毎日でありますように (^_^)


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