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心理学検定キーワード第1章【原理・研究法・歴史】1.12-(心理学の前史①:哲学の影響)★★

図書館では心理学の本は哲学に分類されるんだってさ

そういえばそうだったわ。

けど、心理学検定の勉強始めるまでは全く気にしてもなかった。

日本十進分類法1類哲学に含まれて

第2次区分では140〜心理学という事ですね。

てか、図書館の本の区分ってすごいシステマティックなんですね。

司書の勉強とかなら絶対出てくるんやろうな。やった事無いけどw


本日から心理学の歴史心理学の大分類の基礎編になります。

個人的には無茶苦茶楽しみなんです。

沢山の考え方が出てきて

覚えるという意味ではかなり大変なんですが

心理学検定の勉強全体を通じて、色々とつながりが見えてきます。

そういや、この人別の章にも出てきたな、とかw

この人とこの人はバチバチやり合ってるなとかね。

結構人間関係のいざこざとか、堅く結ばれた師弟関係とか

参考書の文脈から勝手に想像して楽しんだりしてましたw

ですので、そんな変態的な想像力で

少しでも頭に入りやすいように、難しい表現を避けて

話聞いてる感覚で頭に入れてもらえるようまとめていきますね。

目指してるのは、私「クローンの心理学実況中継」的な感じです。

歴史、人物が出てくる分野だとやりやすそうです。

それでは、本日もまとめの方始めて行くぅー!!!


→〜主義、〜論(〜理論)、〜説、〜の法則、著書〜、〜心理学、そして人

学問が発展して行く過程では

偉い人が自分の考えを主張します。

ある人が考えた事を

「それは違うんじゃね?」と反対もしくは別の考えを述べたり

「それな!」って感じで賛同して、さらにその考えを発展させたり

「いいとこ取りしたら良くね?」って感じで対立している考え方を上手くまとめたり

もちろんいきなり突飛な事を言い出したりする事もあるでしょうw

それぞれが、それぞれの立場で論じる。

表題にあるように、〜主義、〜論、〜説、〜の法則等色々と名前がつけられています。

著書にて発表する人も当然います。

さらに、〜心理学という名前で主要な心理学の分類にまで昇華するものもあります。

心理学検定やその他試験でも必ず問われるこの内容は

・誰が何の主張をしたのか⇄この主張をしたのは誰か

・主張の内容とキーワード(著書等)

・人と人のつながり(批判や、対立しているかそれとも乗っかっているのか)

という視点で読み進めると頭に入りやすいですよ。

それでは具体的にまとめていきます。


→心理学の成り立ちについて簡単に

心理学は「心理学!」どーん!って感じで

いきなり出てきた訳ではありません。

基盤は哲学で、医学(特に生理学)生物学(進化論)の影響を受けた上で

19世紀後半に独立した学問です。

古代ギリシャ、アリストテレスがいた時代には

心理学という言葉自体は無く、心理学に繋がる考え方も無かったと言われています。

その片鱗としての哲学が展開されるのがルネサンス以後17世紀以降の欧州ということです。

スタートはヨーロッパってことですね。


→対立した2つの主義、そこが原点

まだまだ哲学の話が続きます。

人の認識とか観念とか理性とかが

「生まれつき備わってるんだ!」

いやいや

「生まれてからの経験で得られるんだ!」

という2つ立場です。


生まれつき備わっているという考え方を

「理性主義=合理主義=合理論」

といい

デカルト(Descartes,R.)、ライプニッツなどフランス、ドイツを中心とした一派で構成されています。

生まれつきという言葉は言い換えれば

「生得的」で、「ア-プリオリ」とも言われます。

さらに、デカルトは

「理性は神から平等に与えられたもの」だといっています。

ここには神の存在が絶対的だった訳です


一方生まれてからの経験とする考え方を

経験主義といいいます。そのままですねw

ロック(Locke,J.)、ヒューム(Hume.D.)などイギリス人(ヒュームはスコットランド人)が中心です。

生まれてからの経験ですので、生まれた時は何も無いんです。

ロックはそのような事をまっしろな何も刻まれていない板という言葉である

「タブラ・ラサ」としての心という考え方で提唱しました。

彼の著書である「人間悟性論」の中で語られています。

また、経験に大切なのは感覚や情動であるといいました。

まとめると

認識とか観念とか理性

経験として、感覚情動を重視して

心に刻み込んでいくということですね。


そして、ヒューム(スコットランドの哲学者)

ヒュームロックの考え方に乗っかってさらに進めた人です。

なので、経験主義の流れをくんでいます。

哲学的懐疑論という形であらわしました。

懐疑ということなので、疑ってるんですw

ヒュームを知る上で重要なのは

「原因と結果は切り離して考える」

だって

「思い込みかもしれんから」

なので、そこ疑ってかかろう

というのが懐疑論の簡単な内容です。

ここからは私の個人的なまとめです(ちょっと浅いかもしれん)。

ロックとヒュームの違いについてです。

・ロックは「心は白紙」と言った人(それだけかよw)

・ロックは観念だけの人

・ヒュームはさらに経験を分析して経験に基づく思い込みとかあるからそれ疑った方がいいよって言った人

・観念に印象を加えた人

あくまでも簡単なイメージをする為の物ですのでお許しをw


→スコットランドはイギリスです。

ヒュームが経験主義の流れをくんで、さらに哲学的懐疑論という形で発展させた訳ですが

同じスコットランド人のグループヒュームに対抗する(反対とは言ってない)形で出てきます。

リード(Reid,T.)ブラウン(Brown,T.)そしてアダムスミスもそうです。

彼らのグループの事を

スコットランド学派または常識学派といいます。

ヒュームにしても、スコットランド学派にしても

知覚を重視しているのは同じ。

特にスコットランド学派が言いたかったのは

共通感覚=コモンセンス=常識

ということでしょうか。

このスコットランド学派の考え方と、イギリスの経験主義があいまって始まったのが

米国心理学の始まりのきっかでもある精神哲学なのです。

こちらは後日のまとめにて。


→理性主義と経験主義のいいとこ取り

それはドイツで起こりました。

カント(Kant,I.)が登場し、理性主義経験主義のいいところだけ組み合わせて

ドイツ観念論という考え方を生み出しました。

カントの考えを深く理解するのはとても時間がかかります。

さくっとだけ簡単にまとめておくと

・デカルト等の理性主義は批判している

・経験主義の限界を唱えている

カントについての考察は又別の機会にブログでまとめようと思います。


→氏か育ちか、終わりの無い論争

上記まとめてきた理想主義経験主義

生得説経験説とむすびついています。

生得説=遺伝の影響なのか?

経験説=育てられた環境なのか?

につながります。

2世紀も前に起こった哲学の考え方が

今も残っていて議論されているんですね。


以上

1.12(心理学の前史①:哲学の影響)のまとめでした。

少しでも理解できるよう、興味を持ってもらえるように工夫しながらこれからもまとめ頑張りますので

目に留まった方は是非、スキ!お願いします!!

長文にお付き合いありがとうございました。では次の単元で!















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