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Reflection, Engagement, Equity and Unlearning in Educational Development 2: For Higher Ed… もっと読む
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記事一覧

育てること

「愛とは相手を育てること」 教育学者、井坂行男の言葉である。 1938年東京文理科大学教育学…

すみ
10日前
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アクティブラーニングに関するメモ

「アクティブラーニング」は、大学の大衆化に伴って、高等教育において取り上げられ、初等・中…

小林良彦
2年前
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「教育開発(ED)とは何か」(POD, 2016)――FD関係の文章訳しました

「教育開発とは何か」(POD, 2016)解題 全米最大のFaculty Development(以下FD)担当者のネッ…

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谷川嘉浩
7年前
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ICT機器導入の方策と課題:熊本県の事例から

(2月28日、タイトルを変え、少し内容も書き換えました) 「流行に踊っちゃおう、熊本の教育…

教員養成のそもそも論-学問と実践

1. アンケート調査の目的と実施ならびに結果 教員養成に関わる先生たちは、「教員養成課程で…

科目数の少ないカリキュラムをどう作るか(1)

これまで、私は前任校と現任校のどちらもカリキュラム改革に携わりました。どちらも科目を大幅…

山本啓一
5年前
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科目数の少ないカリキュラムをどう作るか(2)

少し時間が空いてしまいました。授業準備とかレポートのフィードバック、それに学内の会議が続き、ブログを書くことすら難しい日々です。ただいま新幹線の中で、この記事を書いています。移動時間が長いと仕事が進むという効用がありますね。 さて、前回の記事「科目数の少ないカリキュラムをどう作るか(1)」は、科目数が多いカリキュラムの弊害についてでした。前回の記事に「教務担当者必読」などという反響をいただけて嬉しいです。 適正な科目数とは?次に生じる疑問は、「それでは、適切な科目数とはど

科目数の少ないカリキュラムをどう作るか(3)

前回の記事では、「教員数によって適正な科目数が決まる」と述べました。学生数が少なく小規模…

山本啓一
4年前
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科目数の少ないカリキュラムをどう作るか(4)

まだまだ”私的”カリキュラム論が続きます。今回は、私の前職である九州国際大学法学部で、20…

山本啓一
4年前
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「科目数の少ないカリキュラムをどう作るか」北陸大学経済経営学部編その1

昨日の京都SDフォーラムで、参加者の方から「カリキュラムのブログが6月から止まっている! …

山本啓一
4年前
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「科目数の少ないカリキュラムをどう作るか」北陸大学経済経営学部編その2

またまた時間があいてしまいました。すみません。 さて、いよいよ「カリキュラム改革入門」。…

山本啓一
4年前
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「科目数の少ないカリキュラムをどう作るか」北陸大学経済経営学部編その3

カリキュラム改革WGの始動ついに、2017年度から、カリキュラム改革ワーキンググループが走り出…

山本啓一
4年前
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「科目数の少ないカリキュラムをどう作るか」北陸大学経済経営学部編その4

見えてきたカリキュラムツリー前回の記事について、FB上で阪大の佐藤浩章先生から「リアリティ…

山本啓一
4年前
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「科目数の少ないカリキュラムをどう作るか」北陸大学経済経営学部編その5

専門科目の履修イメージさて、いよいよ科目数の策定にかかります。前回の記事で、「ゼミを除いた専門科目の卒業要件は48単位、つまりは24科目」と書きました。その他、自由に履修できる単位も16単位あるので、あわせると、専門科目は24科目から最大32科目履修することが想定されます。 多くの大学では専門科目は30科目ぐらいを履修することを想定しているので、ちょっと少ないように思われますが(本当にこれが少ないかどうかはいずれ論じます)、その分、リテラシー科目群だけでも「情報リテラシー」