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○○○に気を付けないと喘息悪化します

皆さんおはようございます!

整体院「感喜」の金子です!



今回は喘息の方が気を付けなければならない〇〇〇についてお話したいと思います。




 喘息と油

今喘息の発作の悪化や重症度と油の関係性が示される研究が多くあり、喘息の方は日々の生活の中で質のよい油を選ぶ必要があります。事実、混合高脂肪食(異なる品質と飽和脂肪酸を含む)を摂取すると、TNF-α および IL-6と呼ばれる炎症を促進してしまう物質の産生が増えてしまい免疫反応が活性化していまうことが分かっています。免疫反応が活性化してしまうとダニやハウスダストなどのアレルゲンに過剰に反応して発作が起こりやすくなってしまいます。



また、これを裏付けるようにWoodらの研究によると、血液に含まれる脂質の変化が痰に含まれる好中球の変化と喀痰%正の相関があり、% FEV1、FVC、FEV1 と負の相関があることを実証したと報告しています。つまり、これは血液中に含まれる脂質が多くなると免疫細胞が増加して、呼吸がしづらくなってしまうということを表しています。これらの結果は、さまざまな食事性脂肪が気道の炎症に影響を与える可能性があることを示唆しています。具体的には、飽和脂肪酸は、トール様受容体-4を介して炎症促進性NFkBおよびシクロオキシゲナーゼ-2の発現を活性化し免疫反応と炎症カスケードを引き起こします。対照的に、不飽和脂肪酸はこの経路とその後の炎症反応を阻害します。



つまり、動物性食品(肉や乳製品)に含まれる脂質は炎症を起こし喘息の発作を起こしやすくなり、植物性食品(亜麻仁油、ナッツなど)の脂質は炎症を抑えて喘息の症状を起こしにくくなります。

※植物性でもサラダ油などは炎症を促進しますのですべての植物性食品の油が炎症を抑えるわけではありません。




さらにこんな研究もあります。

112人の参加者が、10週間の食事介入または食事と運動の併用介入に無作為に割り付けられ、飽和脂肪摂取量がそれぞれ24 g/日および30 g/日変化したと報告した。そして結果は食事による飽和脂肪摂取(主に動物性の脂質)の減少は、男性喘息患者における好中球性気道炎症の減少と一致し、高脂肪食は腸内細菌に悪影響を及ぼし、炎症を悪化させる可能性があることを報告しています。したがって、追加の油とナッツ(脂肪からのエネルギー約 10%)を制限する低脂肪ビーガン食は高脂肪食品に対するこれらの炎症反応を回避することで喘息の症状を改善する可能性があると述べています。




 喘息と多価不飽和脂肪酸


イギリスでは小児喘息の増加に伴い、n-6 多価不飽和脂肪酸 (PUFA) 消費量の増加と n-3 多価不飽和脂肪酸 (PUFA) 消費量の減少が同時に観察されています。この相関関係の原因として、リノール酸消費量の増加に伴って気道に炎症が起こりやすくなっているということです。リノール酸は西洋食に最も多く含まれるオメガ6脂肪酸であり、これはアラキドン酸という物質に変換されて気道の炎症を促進してしまいます。そして、このアラキドン酸はプロスタグランジンE2と言うものになり、これが喘息発作のようなアレルギー反応を誘発します。なので、オメガ6脂肪酸を多く摂取してしまうと喘息発作が起こりやすくなってしまうということです。


しかし、対照的にオメガ3脂肪酸をアレルギー反応の原因になるアラキドン酸の合成を阻害するので炎症を抑える働きがあります。したがって、西洋食をしている喘息の方は炎症を起こすオメガ6を多く摂取しており、炎症を抑えるオメガ3の摂取量が減少しており喘息発作が起こりやすくなっているということです。



 オメガ3を含む食品

オメガ3は魚や葉物野菜、亜麻仁、クルミに含まれています。なので、喘息発作を予防するためには日ごろからこれらの食品を摂取するとよいということになります。ただし、注意点があります。


オメガ3は非常に酸化するスピードが速く、熱に弱いです。なので、高温調理には絶対に使用せず、サラダやカルパッチョ、刺身などにかけて摂取する方がよいです。なので、アジフライなど魚を揚げる料理は控えた方がよいかもしれません。


また、亜麻仁油などを購入する際もできるだけ少量の物を買い、すぐに使いきれるものを選ぶと酸化を防げます。また容器もビンに入っているものを選ぶとよいです、何故ならプラスチック容器に含まれていると油にプラスチックの成分が溶け出す可能性があるので、そうなるとホルモン代謝の問題が起こり女性では婦人科系疾患のリスクになります。



僕自身、乳製品はそこまで反応はしないですが、揚げ物などを多く食べてしまうと発作が起こりやすいようです。

なので、研究では炎症を起こすようなオメガ6脂肪酸は減らしなさいとありますが、個人差はあるようです。また、どうしても食事は健康を維持するためには大事ですし、医学の父ヒポクラテスも「汝の食事を薬とせよ」言うぐらい食事の重要性を説いています。


しかし!でも!人生楽しむために生きているわけです。

そして、好きなもの、美味しいものを食べるのは楽しいですし、豊かになりますよね。そういう意味で心の健康を保つためにも食に関する我慢のし過ぎはよくないのかなと個人的には思っています。


なので、特に問題がなければ6(健康に役立つ食):4(好きなもの・美味しいもの)の割合で食べて、本当に状態を改善するなら8:2ぐらいの割合でやっていければいいのかなと感じます。



健康になるのは大事ですが、健康が目標でなく、人生でしたいことするために健康があると思っていますので、その辺のバランスがとれたらいいですよね!


本日はここまでです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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