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ビジネスのヒント

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新規事業開発や商品企画にかぎらず、ビジネスのヒントになるような記事をまとめています
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記事一覧

我が社の役割ってなんですか?

私が新規プロジェクトに伴走支援で関わらせていただくときは 様々な企業の事例や関わったプロジェクトの事例の紹介だけでなく 必ずミッション・ビジョンの話をします。 成文化されたその会社のミッション・ビジョンと そこで働く社員各人が会社の役割をどのようにとらえているか この2つの観点については、興味深いエピソードがあり 私はよく次のような話をします。 |ソニー社員が思うソニーの役割 私がいたソニーでは、社風といえるかもしれませんが 「何か新しいことをやる」 「世の中にまだな

新規事業のヒントは会議室にはないですよ!

今回は 新規事業のヒントの探し方 についてお伝えします。 |サポートの仕方はチームごとに違う 春は新しい組織やチームでの新規事業や新商品開発のプロジェクトが 始動することも多いですね。 私もこの春から新しいプロジェクトの支援がいくつか始まり どうサポートすればいいか、、、 といろいろ考えているところです。 私の新規事業のサポートは 決まったフレームワークや型に当てはめず プロジェクトチームといっしょに考えていくスタイルをとっています。 なので、チームごとにサポートの戦

プロジェクトチームに有効!ーグランドルールを決めよう!

先月、この1年ご支援してきた商品企画プロジェクトが終了しました。 目標も無事達成しました。 皆さんの頑張りが素晴らしかったです。 最後に振り返りを行ったのですが 「グランドルールがよかったです!」 という感想をいただきました。 今回はプロジェクトチームをまとめるのに有効な グランドルールを取り上げてみたいと思います。 |グランドルールとは グランドルールとは 「チームがいっしょに活動していくために決めておきたいルール」 のことです。 このチームでは 毎回ミーティングの

技術を活かしてみごとに業態変換~ミツフジの事例~

先日、京都のある大手メーカー企業様から研修のご依頼を いただき登壇しました。 新入社員さんの1年締めくくり研修です。 研修と言っても私の場合は 依頼されたテーマについてみんなで ワイワイいっしょに考えるスタイルです。 新入社員という誰の先輩にもなっていない 貴重な期間はこの1年しかありません。 同期同士団結し、良い研修になりました。 アンケートでも、とてもうれしい フィードバックをたくさんいただきました。 私が今銀座コーチングスクールで立ち上げ中の チームコーチングの

会社のルールは変えていこう!

新規事業開発や商品企画などプロジェクトを推進しているとき 皆さんは会社のルールやプロセスにどのように対応していますか? 今回は会社のルールやプロセスとどのように対処していくか について考えてみたいと思います。 |会社のルール・プロセスは遵守すべき? 新規事業開発や商品企画をサポートしていると 時折こんな言葉を耳にします。 「会社のルールでそれはできません」 「会社のプロセスで進め方が決まっています」 会社組織において会社のルールが法律をベースにしている場合など、 必ず

アイデアをうまく出すツールはありますか?

アイデアを出すのって本当に大変ですよね。 「アイデアをうまく出すツールはありますか。」 これはとてもよく受ける質問です。 今回はこんな要望への私なりの回答をひとつの事例としてお伝えします。 |アイデア出しについていつも聞かれること 現在、ある企業さんの中期戦略策定プロジェクトに参加しています。 メンバーの方からこんな質問をいただきました。 「アイデアを出していく時にどんなフレームワークであれば アイデアが出てくるのでしょうか? よいやり方があれば教えて欲しいです。」

時代はいつも激動期!

このnoteでも何度かご案内している 朝日インタラクティブ運営のWEBメデイア「ツギノジダイ」から 新しい記事の依頼を受けて執筆しています。 その記事の中で 楠木健さんの有名な著書 「ストーリーとしての競争戦略」 から文章の一部を引用し紹介しております。 この内容がなかなか面白くこの記事でもご紹介したいと思います。 |「ストーリーとしての競争戦略」 まずはちょっとこの文章を読んでみてください。 いかがでしょうか?その通りですよね! さて、この記事はいつのも

比較はアップルトゥアップルが基本

皆さんは、"アップルトゥアップル" という言葉をご存知ですか? ソニーに在職していた当時、この言葉がよく使われていました。 ソニー用語だと思っていたのですが 調べてみると実は一般的用語であることが判明。 先日、商品企画プロジェクトのミーティングでご紹介したこともあり 今回は"アップルトゥアップル" についてお伝えします。 |比較するときは"アップルトゥアップル"で 商品企画プロジェクトのミーティング中 企画内容の現状との分析について ディスカッションを実施していたとき

交渉に役立つ心理学 ~企画推進に有効な6つのアプローチ~

今回は交渉に役立つ心理学から企画推進にも有効な 6つのアプローチをお伝えします。 |企画推進は交渉の連続 ビジネスにおいて"交渉"は基本中の基本です。 特に企画推進という仕事は 社内や社外との交渉の連続になります。 例えばプレゼンテーションもある意味で"交渉"ですよね。 交渉は人と人との対話なので 相手に対する心理学的アプローチを 知っておくに越したことはありません。 |交渉の心理学6つのアプローチとは そこで、企画推進の交渉時に有効な心理学のアプローチを 私なり

企画推進にも役立つ交渉スキル "BATNA"とは?

新規事業開発や商品企画の推進において “交渉"のスキルは必須です。 交渉術の中に ”BATNA” という面白いスキルがあるので ご紹介します。 |交渉の目的は 先日「交渉力」についての企業研修で講師を務めました。 私は交渉学や交渉術のプロフェッショナルではありませんが、 コミュニケーションとしてコーチングの要素も入れたいとのことで コーチング講師も務めている私をご指名いただいたのだと思います。 「交渉」の場面で、コミュニケーションを円滑に進める コーチングスキルを用いる

社内プレゼンのストーリーづくり~そのポイントは?

社内プレゼンをするとき どのようにストーリーを展開するか 悩んだことはありませんか? 社内プレゼンのストーリーづくりにはあるポイントがあります。 今回はその鉄則をお伝えします。 |社内プレゼンストーリーの問題点 商品の企画を進めていると、必ず社内でプレゼンする場面がありますね。 特に、次世代商品企画のプレゼンでは ストーリーをいかにつくるかが最も重要なプロセスのひとつです。 こんな場面、よくありませんか? 「現在の商品の課題・問題は××で、これを○○に改善します!」

ハイパフォーマーになるために~ハイパフォーマンスを生む5つのポイント~

先日参加した勉強会で 「ハイパフォーマーとローパフォーマーの違い」 について話がありました。 ネットにもいろいろ関連した記事があったので 私なりの考えも交えてこのテーマを取り上げてみます。 |ハイパフォーマーとローパフォーマー ハイパフォーマーとは成果をあげている人 逆に ローパフォーマーとは成果をあげられない人 です。 では、その違いはと言うと、 能力については、ごく一部の天才をのぞいて ほとんどの場合、差はないとのこと。 では、何が違っているのか。 いろいろ

Googleが定義した "効果的なチームのつくり方"

チームで仕事を進めている場合 そのチームがいかにうまく機能しているかが 仕事の成果に直結します。 それ故、効果的なチームのつくり方は チームで仕事をする人全員に興味のあるところでしょう。 今回はGoogleが定義した 「効果的なチームのつくり方」について考察します。 |生産性の高いチームは協力体制ができている 前々回のnoteでは Googleが定義した "優れたマネージャーの8つの条件" プロジェクトオキシジェン(2009年) についてお伝えしました。 Googleは2

プロジェクトスケジュールには具体日時と曜日を入れよ!

皆さんはプロジェクトのスケジュールを組むとき どの程度の粒度でつくっていますか? 「X月や、Y月末まで」という粒度で 設定する方も多いと思います。 今回の記事では プロジェクトのスケジュールを設定する際には 具体的な日時と曜日を入れる その理由とメリットについてお伝えします。 |スケジュールに具体日付と曜日を入れるワケ 私は経験から 向こう6か月くらいのプロジェクトのスケジュールには 必ず具体日付と曜日を入れるようにしています。 これには理由があります。 そうすること