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自分で考える。

アレクサンダーレッスンは
行きつ戻りつで少しずつ進んでいきます。

3歩進んで2歩下がるんです。


前回の元に戻るの話。

レッスンでいろいろできるようになった、
うれしい!と思ったら、部屋から出たとたん
できなくなっちゃった。という話。

全部まっさらになったということではないですよ。
安心してください。

戻るところのレベルというか基準というか、
できることは少しづつでも
確実にできるようになっているんです。

少しづつなので、進んでいる気がしない、のも事実。
で、落ち込んだりもするんですよね。

大丈夫、ベースは確実に着実に上がってきています。

だって、考えてもみてください。
自分が知らず知らず自分の中の
「正しい」をし続けていることなんて
わかっていないどころか、
考えてみたことすらなかったはずです。

それが、部屋から出たら、
なにもできなくなっている。
自分の「正しい」をしてしまっている、
なーんて気づくことができているんですから、
かなりの進歩です。

レッスンとレッスンの間で、
言い換えると、自分一人の時に
どれだけ思い出すことができたのか、
「正しい」に気づくことができたのか、
これが、テクニックを身につけるポイントです。

「え、でも、一人だと自分の中の『正しい』をしちゃうし。」
と思った方、正解です。
それでも、一人で考え、間違えることは重要です。
そんなものは次のレッスンで
軌道修正してもらえばいいんです。
こっちですよ、と言ってもらえばいいんです。

間違っていることに気づくということも、
かなり重要なことなんです。

盆栽を整えるように、
こっちじゃない、そっちでもない、を
教師に教えてもらえばいいんです。


自分がなにをしているのかを
観察することができるようになってきたら、
レッスンの初期段階ではなくなっているはずです。

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