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#48 自分自身の価値とは?

インターネットで、これまで亡くなった身近な親族の名前を検索してみると、ほとんど出てくることはないです。

あるいは、20年頃の自分の周りにいた方で、亡くなられた方の名前をネット検索しても、同様の結果となりがちです。

ほとんどの方が、

姓名判断ネット
とか
電話帳・住所検索

のページに出てくる程度かと思われます。

このことは、自分自身にも言えるでしょう。

例えば、60年先の私は、ほぼ間違いなくこの世に存在していないはずですが、同様にネット検索しても私の名前が残っているかどうかは極めて疑わしいです。

あるいは、こんな話。

若手社員を集めての自社内での勉強会で、昭和を代表する二人の偉大な経営者である、

松下幸之助さん本田宗一郎さん

について解説しました。

ところが、20代の社員数人に聞いてみると、

この二人とも誰か分からない

とのことです。

私は、あまりのギャップに驚きました。

二人ともにご存命の頃から、多くの著書を出されており、私も若い頃から、その経営哲学や生き方を沢山学びました。

もちろん、何十年経っても著書は読まれ続け、ネット検索でも、いくらでも関連情報が出てくるでしょう。

だが、今の若者(当社の若手だけかも知れませんが)は、この二人の名前すら知らないという事実。

二人のような偉人ですら、こんな具合なのですから、私のような凡人のことは誰も覚えておらず、どの記録にも残らないのは珍しいことではありません。

例えば、私自身、この6年間で売上・社員数・会社規模を5倍にしてきた自負こそありますが、同じ業界で他社と比較すると、そんな会社は山ほどありますし、全業種で見れば、全国に数えきれないほどあるでしょう。

他人や他社と比べても、何一つ良いことはありません。比較すること自体、ナンセンスです。

売上何十億・社員何百人を達成しても、上を見れば果てしなくキリがないです。自分の器を超える拡大は、危険を伴います。

だからこそ、自分自身を過大評価することなく、今を精一杯生きることが大切だと感じます。



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