國光俊樹

Experience Designer

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固定された記事

グロースサイクルの本質とは何か?

私はGoodpatchという会社でクライアントワークを通じて、様々な企業や事業・組織にUXデザインやサービスデザインの専門性を持って携わってきました。 特に新規事業を立ち上…

國光俊樹
4年前
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【入社エントリ】AIネイティブな事業と組織をデザインするカンパニーCXOへの挑戦

どうも、國光です。 先日投稿したGoodpatch卒業エントリーはありがたいことに多くの方に読んでいただくことができ、本当に様々な方からSNS等でコメントをもらえてとても嬉…

國光俊樹
2週間前
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ナレッジを書くハードルを感じている時に読むnote

突然ですが、ナレッジを書くことにハードルを感じていませんか? などなど色んな心理的ハードルが存在し、その目に見えないハードルによって折角の実践知や経験知がどこに…

國光俊樹
3週間前
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【Goodpatch卒業エントリー】Experience Designと向き合った8年間

どうも、Goodpatchの國光です。 という自己紹介をするのもこれで最後かもしれません。 2016年1月にGoodpatchに入社して約8年。 2024年4月9日に大好きなGoodpatchを退職し…

國光俊樹
1か月前
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新規事業に好循環をもたらす“UX”とは?

今や新規事業立ち上げで成功を収めるには、ユーザー中心のアプローチを取り入れた事業検証が不可欠になっています。 そんな新規事業立ち上げにおける体験設計・UXデザイン…

國光俊樹
2か月前
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10年持ち続けたいモノ・10年後も忘れないコト|2022

今年もリモートワーク主体でほぼ出社せず自宅にいる時間が長い一年でした。ワクチン等の状況により、以前より行動の自由度も上がってきているため、個人的には今必要なもの…

國光俊樹
1年前
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ナレッジマネジメントを組織に定着させるための提案

この記事はGoodpatchアドベントカレンダー2022の23日目の記事です。 突然ですが、私は昨年「ナレッジマネジメント」領域の新規事業を立案し、リサーチや価値検証を行いま…

國光俊樹
1年前
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登壇の背景と想い|SaaS Design Conference 2022

2022/11/26に開催されたSaaS Design Conference 2022に登壇をしました。 主催から運営までしてくださったユーザベース CDO 平野さん、ユーザベースのデザイン組織の皆さん…

國光俊樹
1年前
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SaaSにおけるデザインの力の使い方

この記事は「SaaS Design Conference 2022」のイベント登壇をした際にシェアさせていただいたスライドの記録用です。 一部改変をしている部分もありますが、大枠は同じス…

國光俊樹
1年前
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ナレッジマネジメント・組織学習について参考にした書籍20選📚

前書きここ1〜2年ほど組織におけるナレッジマネジメントや組織学習について多くの書籍を読み漁っていました。 組織学習における深い専門知識はCULTIBASEさんなどでも記事が…

國光俊樹
1年前
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眠れない夜のお供に【ベストバイ2021:漫画編】

今年は眠りたくても眠れない日が続きました。 そんな夜に何もせずただ時間が過ぎていくのを眺めるのにも飽きた頃、色々な漫画を読み漁りました。 書評のようなものは恐れ…

國光俊樹
2年前
5

「10年持ち続けたい」と思えるプロダクト|2021

今年もまたステイホームが続いた一年になりました。 もう大丈夫かと思ったらまた緊急事態宣言の繰り返しにかなり生活が左右され、徐々にこの状況下に対して昨年よりもスト…

國光俊樹
2年前
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ビジネスとユーザー体験を接続する方法とは?【グロースサイクル実践編】

この記事はGoodpatchアドベントカレンダー2021の22日目の記事です。 私はGoodpatchという会社で、様々な企業や事業にExperience Designの専門性を持って携わってきた経験…

國光俊樹
2年前
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瀬戸内海の記憶 -Seto Inland Sea-【Photo】

※上記写真は、インスタでストーリーにあげた縦長に加工している写真を、記録用にそのまま貼って公開しています。

國光俊樹
2年前
5

プロジェクトが迷走したときに読むnote

これまでいくつものプロジェクトを進める中で、目の前の「何をするのか」を考える時間がチームとして長くなればなるほどプロジェクトが迷走してしまうという経験が何度もあ…

國光俊樹
3年前
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「10年持ち続けたい」と思えるプロダクト|2020

今年はステイホームの期間が長く、自分の生活空間や生活体験と向き合う機会が多い一年になりました。 こんな一年だったからこそ、今後10年持ち続けたいという観点から生活…

國光俊樹
3年前
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固定された記事

グロースサイクルの本質とは何か?

私はGoodpatchという会社でクライアントワークを通じて、様々な企業や事業・組織にUXデザインやサービスデザインの専門性を持って携わってきました。 特に新規事業を立ち上げる際に「事業や組織共通のコアとなる循環をどのように作るのか」「複数の観点を統合するためにはどうすれば良いか」「何を持ってMVPを定義するのか」などを考える上で起点にしていたのがこのグロースサイクルです。 本記事では、グロースサイクルはなんのためにあり、どのような活用ができるのかを、幾つかの事業立ち上

【入社エントリ】AIネイティブな事業と組織をデザインするカンパニーCXOへの挑戦

どうも、國光です。 先日投稿したGoodpatch卒業エントリーはありがたいことに多くの方に読んでいただくことができ、本当に様々な方からSNS等でコメントをもらえてとても嬉しいです!ありがとうございます! そして、もったいぶっていた次の行き先についてですが、実はこの度、4/10付で株式会社AlgomaticにカンパニーCXO(Chief Experience Officer)として入社をする運びとなりました!(サムネでバレバレですが笑) 今回の挑戦を快く応援してくれたグッ

ナレッジを書くハードルを感じている時に読むnote

突然ですが、ナレッジを書くことにハードルを感じていませんか? などなど色んな心理的ハードルが存在し、その目に見えないハードルによって折角の実践知や経験知がどこにも残らずに消えていってしまうことも少なくありません。 ただ、そんなハードルを感じている人の中には、他の人から見ると有益なナレッジが沢山眠っていることがあります。(というか十中八九あります) そこでこの記事では「ナレッジを書く」ということに対する心理的ハードルをできるだけ下げて、誰もがナレッジを残せるようになるよう

【Goodpatch卒業エントリー】Experience Designと向き合った8年間

どうも、Goodpatchの國光です。 という自己紹介をするのもこれで最後かもしれません。 2016年1月にGoodpatchに入社して約8年。 2024年4月9日に大好きなGoodpatchを退職して次の挑戦に向かうことを決めました。 Goodpatchに入社してから経験したことや学んだことを残しておきたいという想いから、このnoteをしたためています。 退職を決めた今でもお世辞抜きに全力でおすすめできるくらいGoodpatchは本当に良い会社なので、Goodpatc

新規事業に好循環をもたらす“UX”とは?

今や新規事業立ち上げで成功を収めるには、ユーザー中心のアプローチを取り入れた事業検証が不可欠になっています。 そんな新規事業立ち上げにおける体験設計・UXデザインは、単なる顧客視点の理想を実現する方法論的なアプローチではなく、事業検証をしていく上で直面するあらゆる課題を解決し、ビジネスとしての成功と顧客の成功の両立を叶える鍵になり得るものだと私は考えます。 本記事では、顧客の行動や要望の裏にある背景に着目することでよくある事業検証の落とし穴を避ける方法や、UX的な観点を取

10年持ち続けたいモノ・10年後も忘れないコト|2022

今年もリモートワーク主体でほぼ出社せず自宅にいる時間が長い一年でした。ワクチン等の状況により、以前より行動の自由度も上がってきているため、個人的には今必要なものよりも「今しかできない体験」や「これから体験し続けたいコト」へと趣向が変化したような一年だったと思います。 そんな一年だったからこそ、「次の10年で持ち続けたいモノ・コト」という観点から生活だけではなく人生の質を向上させてくれるものを記録していきたいと思います。 ちなみに昨年の記事はこちらです。 【仕事・デスク環

ナレッジマネジメントを組織に定着させるための提案

この記事はGoodpatchアドベントカレンダー2022の23日目の記事です。 突然ですが、私は昨年「ナレッジマネジメント」領域の新規事業を立案し、リサーチや価値検証を行いました。結果としてはβ版を複数社に導入していただきながら行った価値検証を経てクローズという判断になってしまったものの、そのプロセスを通じて様々な組織におけるナレッジマネジメントの状況や課題感、そしてベストプラクティスまで多くの知見を得ることができました。 今回はそういった経験を土台として、これまで発信の

登壇の背景と想い|SaaS Design Conference 2022

2022/11/26に開催されたSaaS Design Conference 2022に登壇をしました。 主催から運営までしてくださったユーザベース CDO 平野さん、ユーザベースのデザイン組織の皆さんには本当に感謝しかありません!お疲れ様でした! なぜ國光にオファーが来たのか?今回のカンファレンスを主催してくださった、ユーザベース CDOの平野さんには僕が新規事業の立ち上げに挑戦していた苦しい時期に大変エンパワーしてもらい、僕にとって本当に有難い偉大な存在でした。 そん

SaaSにおけるデザインの力の使い方

この記事は「SaaS Design Conference 2022」のイベント登壇をした際にシェアさせていただいたスライドの記録用です。 一部改変をしている部分もありますが、大枠は同じスライドですのでもしお見逃しの方は是非こちらをご覧ください! そして、本カンファレンスを開催してくださったユーザベースの皆様本当にありがとうございます。 他の登壇者の方々も当日会場でライブビューイングをしていた方々も運営をしてくださっていた皆様もオンラインでご視聴いただいていた方々も一体とな

ナレッジマネジメント・組織学習について参考にした書籍20選📚

前書きここ1〜2年ほど組織におけるナレッジマネジメントや組織学習について多くの書籍を読み漁っていました。 組織学習における深い専門知識はCULTIBASEさんなどでも記事が出ていますが、その背景にある基礎知識や基礎概念を知るためにおすすめの書籍をピックアップしてみました。(野中さんの本が多め) 自社において、ドキュメント管理のレイヤーで停滞してしまい本質的なナレッジマネジメントの推進に悩んでいる方や、組織学習を本格的に推進していきたい方におすすめです。 1冊ごとに詳しいコ

眠れない夜のお供に【ベストバイ2021:漫画編】

今年は眠りたくても眠れない日が続きました。 そんな夜に何もせずただ時間が過ぎていくのを眺めるのにも飽きた頃、色々な漫画を読み漁りました。 書評のようなものは恐れ多いので書きませんが、簡単な紹介と感想や印象に残っているところを書いていきます。 みなさんの眠れない夜のお供にどうぞ。 This コミュニケーション設定の妙が効きまくっている漫画です。 ある種のサスペンス要素もありつつ、数ある選択肢の中から時間が迫る中での最善を模索するあたり、頭を使うのが好きな人には刺さりまくる

「10年持ち続けたい」と思えるプロダクト|2021

今年もまたステイホームが続いた一年になりました。 もう大丈夫かと思ったらまた緊急事態宣言の繰り返しにかなり生活が左右され、徐々にこの状況下に対して昨年よりもストレスが蓄積しているのを感じていました。 そんな一年だったからこそ、今年もまた「次の10年で持ち続けたいモノ」という観点から生活の質を向上させてくれたものを記録して、数年後の自分がこんな一年もあったなと懐かしく振り返れると良いなと思います。 ちなみに昨年の記事はこちらです。 【仕事・デスク環境編】1. Xiaomi

ビジネスとユーザー体験を接続する方法とは?【グロースサイクル実践編】

この記事はGoodpatchアドベントカレンダー2021の22日目の記事です。 私はGoodpatchという会社で、様々な企業や事業にExperience Designの専門性を持って携わってきた経験をもとに、現在は事業開発を行なっています。 本記事では、以前投稿した「グロースサイクルの本質」の続編として、グロースサイクルをユーザー体験の設計までどのように接続していくべきなのか?という部分に焦点を当てた実践編を記載していきたいと思います。 私自身グロースサイクルというサ

瀬戸内海の記憶 -Seto Inland Sea-【Photo】

※上記写真は、インスタでストーリーにあげた縦長に加工している写真を、記録用にそのまま貼って公開しています。

プロジェクトが迷走したときに読むnote

これまでいくつものプロジェクトを進める中で、目の前の「何をするのか」を考える時間がチームとして長くなればなるほどプロジェクトが迷走してしまうという経験が何度もありました。 そんな迷走を避けるため/抜け出すために実践して効果があったのが以下の3点です。 1. 目的を分解する 2. 分解した小目的を関連づけてマイルストーン化する 3. 状態目標/想定アウトプット/判断軸を明らかにする 今回はプロジェクトが迷走してしまった経験がある方へ向けて、迷走を避けるため/脱するためにや

「10年持ち続けたい」と思えるプロダクト|2020

今年はステイホームの期間が長く、自分の生活空間や生活体験と向き合う機会が多い一年になりました。 こんな一年だったからこそ、今後10年持ち続けたいという観点から生活の質を向上させたものを記録しておこうと思います。 数年後の自分がこの記事を読み返して、こんな一年もあったなと懐かしく振り返れるといいなと思います。 1. HAY|Pyramid desk 1点目はリモートワークの母艦となる机。 リモートワークになってすぐの頃はダイニングテーブルで作業していたのですが、オンとオフ