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ネガティブを消してもポジティブは増えない

私を悩ますあれやこれ。

悩みが全部なくなったら幸せになれるのにな。

と思うのが人の性というもの。

しかし、本当にそうなのか?

というのが今日の話です。

先日、セリグマン博士の『ポジティブ心理学の挑戦』を読みました。

その中で、さらっとすごいことが書いてあったのです。

僕なりに言い換えてますが、それは次のようなことでした。

マイナス要素を取り除くことと、プラス要素を付け足すことはまったく別の話である。

ネガティブを消してもポジティブは増えない。

うっかり読み飛ばしそうになりますが、これってかなり重要なことです。

だって、みんな悩みを減らそうとか悩みと向き合おうって考えるじゃないですか。なんでって、それは幸せになるためだと言って。

僕もずっとそうでしたし、人ともそういうふうに向き合っていました。

しかし、セリグマンは違うと言う。

彼は長年カウンセラーとして患者の鬱々とした気持ちやトラウマ的な記憶への反応に対して処置を施してきました。

しかし、その結果彼の目の前にあったのはただ抜け殻のように無気力になった患者だったというのです。

どうしてこうなるのか。

そこを彼が探求して生み出した学問がポジティブ心理学です。

幸せの構成要素とは何か?
幸福度を高める方法にはどんなものがあるのか?

そんなことを解き明かしていく学問です。

気になった方はぜひポジティブ心理学の本を読んでみてください。


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