Kuhara Toshiki

1996年生まれの27歳✌️ 好きにまみれて生きていく!

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精巣腫瘍と僕

この記事では、僕が罹った「精巣腫瘍」と今の病状を記録している。 精巣腫瘍についてすごく簡単に表現するとしたら、 「キンタマ」にできる腫瘍 = 「精巣腫瘍」だ。 病気の説明と治療について非常に分かりやすい動画がある。 精巣腫瘍は摘出すれば終わりではなく、ある意味始まりに過ぎない。 摘出した精巣の組織を病理検査する。 転移しにくいセミノーマか転移しやすい非セミノーマか調べる必要がある。 どちらかわかった後に今後の治療方針が決定する。 非常に長い付き合いになる、そんな病

    • #4 術後の長い夜

      6月15日13時 「今からご家族呼んできますね」 看護師さんの声で僕は目覚めた。 この時の僕の状態は、 ウトウトというか意識もうろうな状態だった。 手術室から出てすぐに「終わったよ」と言われたのだが、 そのあとの病室に行く間の記憶はない。 元の部屋とは違い、ナースステーションに隣接している重病の人がいる部屋にいた。 まもなくして妻と義理の父と母が病室に来てくれた。 家族の顔を見た瞬間、 無事に終わった安心感からなのか、わからないが涙が止まらなかった。 とにかく

      • 抗がん剤治療1コース目を終えて気づいた、3つの大切なこと。

        先日、無事にBEP療法1コース目が終わった。 1コース3週間とほぼ1ヶ月かかる治療だが、体感はあっという間だった。 一番しんどいのは1週目の毎日7~8時間点滴だ。 そして2コース目が始まるのだが、 1コース目を終えて気づいたことや思ったことを書いておく。 これから抗がん剤治療をする人や、その家族の方の参考になればと思う。 1.どんな症状があって、なにがキツイのか、こまめに記録しておく 「自分のからだのことは自分にしかわからない。」 世間一般的によく言われる事で、僕自

        • 入院生活あってよかったもの5選

          そんなこんなで入院生活が始まったわけである。 20代で入院する機会なんてほぼないと思うが、需要はありそうなのでガチで使ってよかったものを記録しておく。 充電器編充電器本体 現代の必需品となったスマホ。 それに切っても切り離せない、なくてはならぬ存在の充電器だ。 普段は家でAppleWatchの充電スタンド付近で使用しているのだが、 入院中は使用しないのでそこから取ってきた。 この製品は、最大出力も高いし、電源タップも兼ねているから旅行でも使える万能充電器ちゃん。

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        精巣腫瘍と僕

          #3 精巣腫瘍 手術当日

          6月15日(手術当日)6時 僕はとても疲れていた。 つけていたはずの耳栓がベッドの横に落ちている。 まったく眠れなかった。 実際には3時間ほど力尽きて失神するように寝ていたと思われるが、寝たという実感がない。 手術前という緊張もあったと思う。 でも、1番の理由は同室の患者さんのいびきだ。 ガチでエグかった。 6時30分 バイタルチェックの時間。 「眠れましたか?」の問いに、 僕は「全くです」と即答した。 看護師さんも僕の顔を見て察していたのであろう。 「まだ

          #3 精巣腫瘍 手術当日

          #2 手術前日入院と準備

          6月14日(手術前入院)前日に準備した入院バッグを持って病院に着いた。 入院に必要な書類を受付に出し、入院受付を済ませた後 病棟へ案内された。 泌尿器科のナースステーションへ向かい受付をした後、 自分の部屋に案内された。 4人部屋の窓側のベッドだった。 ここで手首に入院患者の証である、リストバンドをつけた。 一気に入院したという実感が湧いた。 午前 ・麻酔科の先生から全身麻酔の説明 全身麻酔によるリスクの説明と問診があった。 この時、術後の流れ(退院まで)の詳細が

          #2 手術前日入院と準備

          #1 僕が「精巣腫瘍」になった話。

          いきなりですが、「精巣腫瘍」についてご存知でしょうか? 「罹患率は10万人に1人と稀なガン」 と聞くとゾッとするのではないだろうか。 この記事では、僕の身に起きたことを体験談として時系列にまとめていくと共に、みなさんに「精巣腫瘍」についての知識をお伝えできればと思っています。 この体験談を書いた理由 僕はガンになったことを悲観していない。 抗うことのできない運命だったと思う。 仕方がないことなのだ。 明石家さんまさんの座右の銘をご存知だろうか。 僕の座右の銘

          #1 僕が「精巣腫瘍」になった話。