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みんなの命を守る"もの"

キャンドルって、好きですか?

ボクは、焚き火の盛大な炎よりロウソクの火。

「小さな炎」をじっと眺めてるだけで、日常の雑念が異世界の掃除機に吸われて、心の中が田舎の夜の風景みたいな静けさで満たされるのが好きです。

虫や鳥や風の声を聞きながら…

今日の出来事が百鬼夜行のように自分の内側を巡り歩く光景を「ボーー」っと眺める。

夏の終わりに発見した

「note」専用の思考法です。

僕たちの暮らしを守るもの…電気。

その電気の設備を作る人たち。

その人たちの命を守るもの。

そう、安全帯!!

夜は、noteに投稿するエッセイや短編小説、バンドのための詩を書いたりの時間ですが。。。

昼は、電気工事の高所作業の監視係がメインのアルバイトを半年くらいやっています。

今回は、昼の仕事中に起きたコトを記事のテーマに書こうと思います。

別に、記事のネタが切れたワケじゃーないのです。

とても心が暖まる体験から得た「気付き」を世界の誰か…

もっとnoteを読みたい星人の心の洞窟で輝く
"キャンドル"になれたら、嬉しいので。。。
書きますよ?

今、電気工事をしてる現場は、自動車を製造してる会社で、、僕らは、新機種のラインの稼働に関わる電気設備の改善や耐震補強などの仕事を担当してるようです。。。多分

それは、まぁ、大企業ですから安全に対する意識が高く、事故に繋がるような不安要素を0にするための彫刻刀で朝から晩まで得体の知れない恐怖を

削って、削って、けずって、、、

けずって、削って、血が出て、、

イタタっっ

削って、ケズッて、削って、、、

みんなの生活を豊かにする"モノ"を

作ってるんですね

当然、こちらにも安全管理の「さざ波」が
安全パトロールという形で定期的に
押し寄せて来ますね。。。

脚立や高所作業車を使う時は、基本的には安全帯を使う規則になっているので、作業員が忘れてやってない時は監視係が声をかけるわけです。

安全帯とは、高所からの落下を防ぐための命綱で、腰から伸びる短い綱の先にフックが付いてる道具。

なんか、今日の記事…

新しいスマホの

取扱説明書みたいで

いつもの空想の羽が

全然、バッサ、バッサ

できない!!おっ?

なんだよ、これっ

全然、楽しくない。・゜゜(ノД`)

俺の個性が

安らかに死んでいる。

口にガムテープして

喋れない"明石家さんま"くらい

個性が死んでるぞ。

よし、後半に期待しよう!!

心の洞窟に煌めくキャンドル待ってろよ!!

その日は朝から、とても涼しい日でした。

「夏の終わりの灯篭流し」

そうな言葉がボクの内なる森の湖に映りました。

作業する現場に着きます。

それぞれが脚立を使って電気工事を開始。

天井下に鋼材を吊るします。

4メートルくらいの長さがあるので二人で持って、

取り付けます。

短い脚立でも

滑って落ちたら

涼しい顔なんか

できやしない。

短い脚立に乗ったままの作業は続きます。

安全帯を付ける余裕がない状況から抜けたので

脚立を使ってる作業員たちを1人ずつ確認します。

目の前で短い脚立に乗ってる人が安全帯を使っていむせん。

どうして、つけないのだろう。

(((・・;)

ボクは、近くに安全パトロールが歩いて来ないかをしっかり確認してから、わずかな猶予を与えた。

この人…この前、別のチームの監視係の女が
「キャー」って奇声を上げながら

台車に飛び乗った時

「危ないだろっケガしてからじゃっ」
「遅いんだぞ!!」って

大きな声で注意してたから、安全意識は高めなのはずなのに、なぜだろう?( ・◇・)?

ウンコでも我慢してんのかな…

「そんな、こんな」が頭の中を巡ってる間の

1分が過ぎた時

「安全帯、お願いします!!」と声をかけた。

すると、素速く、つけました。

その時、彼の表情から読み取った心の声は

「はい、はい。つけますよ!」

そんな気がした。

パトロールに捕まったロスタイムで仕事が遅れたり、作業員がケガすることを「ゼロ」にするのが、最低限の理想。

午前の休憩から現場に向かう途中で

後ろの方で、「さっきの彼」と誰かの話し声がした

何を話してるかまでは聞こえなかった。

作業を再開する

今度は別の作業員の長い脚立を押さえながら

天井の下に目を配っていたら

さっきの彼と話してた「若者」が満面の笑みで語り始めた。

○○さん!!

さっき、○○さんに

安全帯つけてって

注意したんすか?

めっちゃ喜んでましたよ!!

ちゃんと言ってくれる人が

1人でもいると良いよね!!って

ジュン、ジュ、ワー。

その瞬間、内側から泉が湧いた。

「わかってくれた。」

ボクが注意した直後

他の業者の不安全な行動に「何してんだ!」と怒声を散らしたので、ボクの行動が気に障ったのかと勘違いしてた。

安全の意識が高まった?

「安全帯、お願いします!」の連鎖反応で

「何してんだ!」の怒声が散った!!

ジュン、ジュ、ワー。

じゅっ、ジュン、ジュ、ワー。

なんと、素晴らしい光景!!

キャッ、キャンドルが

誰かを守る

愛のキャンドルが

心の中の漆黒を「何してんだっ!!」と

蹴散らした。

キラ、キラ、

咲く、咲く

それは、

月明かりを浴びた

夜の紫陽花のように

美しかった。。。

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