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戦争が悪なのではなく。

久しぶりに戦争映画を4本くらい見た。
ウエストサイドストーリーも見た。
 
どちらにも共通しているのは、「部族間の対立」だ。
 
この部族間の対立は、どの時代にも起こり続けていたし、身近なところで見れば「夫婦のすれ違い」だって同じ。

だからね、いくら「戦争はダメ」って言ったところで意味が無くて。戦争の反対側にある「平和」を望んでも、それって結局戦争への否定があるワケだから、対立はなくなってないワケです。

戦争が悪なのではなく、「部族間の対立」に対して疑問視をしないことの方が問題だなーと思うワケです。

そもそも、なんで争うのさ?


その根本には、「所有の概念」と「(他者、ひいては部族間の)分離」と「利権」があります。

どっちの領土だとか、どっちら正しいかとか、どんなメリットがあるかとか、そんなレベルで捉えていたら、つまりそんな意識レベルのままでは、戦争はなくならないってことね。

戦争を起こした人だけが戦犯なのではなく、そういう方法しか選べない、選ばせてもらえない、全体性がそこにあったというだけ。全体責任。

とは言え、別にそれが間違いということでもなくて(だから誰かを裁くとかナンセンスなんだけど)、その経験から何を学ぶかじゃないですかね?

人は体験しないと学べない生き物だから、体験はいい。でも同じことを繰り返しているとしたら、それは怠慢だなと思うワケです。
「改善」は学びではないから。

そもそも私たち人間は、生まれながらにして内側に「対立・葛藤」を感じるようにできているらしい。
これは、ヒューマンデザインというツールを知るとわかる。
(実はリーディングやっております)

だけどそれは意地悪でもなんでもなくて、その対立の先にある「調和」へと向かうためのゲームのルールのようなものだと私は思う。

どうして部族間で争いが起こるのか、どうして男女はいつまでも分かり合えないで、出会いと別れを繰り返すのか、どうして競争が世の中からなくならないのか、その全ての答えは結局のところ、自分の内側にあるんだよね。

だから、世の中に働きかけたとしても、自分の意識レベルが変わらなければ堂々巡りにしかならない。結局は葛藤や対立を穏便に解決していくことくらいしか、思いつかないんじゃないかな?
 
でも残念ながらその方向性は、「失敗」と言える。

戦争映画には沢山の「死」が描かれていますが、安易に「人が沢山死んだから悲劇だ」みたいな解釈って、「じゃあ人が死なないような政策にしよう」にしか繋がらない。

もちろん安心できる世の中作りには貢献できるけど、それって一体何のために?私たちは、安全に暮らせてたらそれで満足なの?違うよね?

戦争の根本原因は、子供のケンカと同じと思うのです。単なる幼い感情のこぜりあいを、国規模でやってるだけのこと。(特に男性の間で)大義名分を得た感情というのがどれほど厄介なものになるかは、歴史から学ぼう(笑)

人間様が利己的に大地を所有し、資源を所有し、利権を生み出し、その奪い合いをしてるだけでは?あとは征服欲とか、反発からの正義感とか。
感情は人から冷静さを見失わせるものです、いつの時代もね。

あと、感情ベースで生きてると、必ずコミュニケーションや他者との繋がりにトラブルが起こります。もうね、そういう仕組みだってだけなの。

でも人はその度に悩むでしょう?解決策を考えるでしょう?それがもう、不毛な作業なんですよね。解決どころか、糸がどんどん絡まっていくばかり。んでどうにも解けないとわかると、力任せの行動に出るしかなくなる。それが支配やコントロールを助長していく。

結局のところは、感情に振り回されているだけ。
制御していると思っている人ですらも、「制御しなくてはいけない」という前提を生み出してしまっているから。それは本当の自制心とは違います。単なるコントロールです。

戦争の歴史、争いの歴史は、感情に振り回された歴史と言えるかもしれません。そして感情の奥にあるのは、肉体です。本陣はこちら(笑)
だからね、感情をコントロールしたところで意味ないのです。

見つめるべきは、身体。耳を傾けるべきは、身体の声。利己的で支配的なエゴは、いつでも身体を無視して人生をコントロールしています。一体何年、何十年、何百年、何千年、そんな時代を繰り返して来たんでしょうね。
それもまた、宇宙の必然ではありますが。

現実世界を見れば、色々な出来事や表現がありますが、その始まりはいつだって内面世界です。それは精神性などというあやふやなものではなく、身体そのもの。精神性の探求も悪くないですが、身体そっちのけでやってる人はおそらく沼にハマると思います(笑)修行し続けるとか、いらんのですよ。

人は全く持って、目と鼻の先にある身体のことを知らなさすぎるんです。

知っていたら、人生をコントロールなんてしません。そもそもできてないのだから。できてないものを「できてる」と妄信しているのが、エゴです。痛いでしょ(笑)でもそれが今の世の中のスタンダードなんですよ。

「戦争反対!」なんて、声高に表明する必要なんてないのに、そう言う人に限って内側の世界がいつも闘ってたりします。

葛藤や対立は、単なるエネルギーの作用であって、「問題」ではないということ。それが一体なぜ起こるのかの理解が必要ということ。
「問題解決」は、根っこを抜く以外は無力です。むしろ金儲けの巣窟ですらあるwみんなが根っこから変わっちゃったら、売れなくなる商品だからけになりますからね。

利権が絡むと、人は本質を見失ってしまうくらい、弱い生き物なんでしょうかねー。そんなにお金が大事かね。
そういう人ほど、自分を全然大事にできてないから、お金あっても満たされないと思うけどね。それが宇宙の道理。

そんな世界は楽しくないから、私はとっくに一抜けしましたが。

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