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奈星丞持さんの「ステキなもめ事」を読んで

またまた奈星 丞持さんが記事に載せてくださいました。
ありがとうございます!

私のことは置いておいて、すごく素敵なお話です。ぜひ読んでみてください。

「家族の会話」の難しさ

 ろう者の90%は聴者の親から生まれ、ろう者が産む90%は聴者の子と言われています。
その中で、親、きょうだい、または子ときちんとコミュニケーションが取れずそのまま成長していく家庭を多く見てきました。

 時代のせいもあるかもしれないですし、聴者の親が日本語で育てたいと思ったけど結果それが困難だったろう者や、子どもが聴者で、口話で育てると決めて親子間のコミュニケーションがうまくいかなかったろう者もいます。

 うまくいく家庭も中にはあるのかもしれません。
どちらが悪いということではありませんが、現実としてあるのです。

1. 将来について話し合える

 じょーじさんのお話の中のご家庭は、きちんと家族が一緒に将来について話し合えている、それは当たり前のことのようで難しいことです。親子なのに第一言語が違うのですから。

 でもきっと手話で育てられた娘さんたちは手話が母語のバイリンガルなのだと思います。親子が共通で深く話せる言語をきちんと持っているということが、どれだけ大切かも気づかせてもらえました。

2. 手話と向き合っている

 また、ろう者の元に生まれる聴者の子は、小さい頃から社会と親のパイプ役を務めることが多いです。早いうちから精神的に大人びる一方で、それを苦しく思い、親や手話を嫌う子どももいます。きっと子どもの頃から重責でしょうし、それを責めることはできません。

 そんな中でじょーじさんのお話に出てくる娘さんは、自分の環境をきちんと受け止めて行動しています。本当に尊敬の念しかありません。

ろうの親を持つ子ども(コーダ)の葛藤はぜひこの本を読んでみてください。
よく取材されて書かれていると思います。

さいごに

 家族できちんと話し合うということを、さらりとやっている。これは家族が皆お互いを思い合っているからこそできるのです。
思い合っているからこそ、そこでの会話もまた感動的なのだろうと思いました。

 ばっと書きましたが、私がじょーじさんのお話を読んで、なぜ感激したのかをお伝えさせていただきました。推敲せずに載せています、読みづらかったらすみません。

 多くの人が、“ろう者” という手話を話す人、目で見る文化の人のことを知って、一緒に歩んでいきやすくなるといいなと思っています。
少しずつでも私の記事や存在が、そのお役に立てるように精進していきたいです。

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