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夕日にスキすんな

「どの国に来ても夕日は美しい。これ大好きね」東南アジアのある国の地方都市に来ていた木内は、河川敷から見える夕焼けを眺めている。「あそこにナイトマーケットがある」と指を差したのは、隣にいた西岡。
「あ!楽しそう」と木内は嬉しそうに走り出す。「おい、待て!人多いから油断するなよ」と西岡が大声を出すが、聞こえたかどうか不明。勢いよく混雑したマーケットに入る木内。
 西岡がようやく追いつきかけたら、「キャー」突然の木内の声。「どうした」「財布の入ったバッグがひったくられた」と悲しそう。「バカ、あれだけスキすんなと言ったのに」「夕日は好きだけど、これは好きなわけない」「違う。隙(すき)すんなと言ったんだ」

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スキすんな(300字)

(@300字SS作品 本文300字)

こちらの企画に強引に参加してみました。

※追記:これはnoteの「スキ」を押さないでという不可思議な企画ですが、元々この300字小説はツイッターの企画なので、「イイネ」は大歓迎というオチが付きます。(ただし今回は遅刻しました)

こちらもよろしくお願いします。
(エントリー不要!飛び入り大歓迎!! 10/10まで)

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シリーズ 日々掌編短編小説 232

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