熊野ゆる移住記

2023年3月、神奈川県横浜市から三重県熊野市へひっそりソロ移住。ようやく生活も落ち着…

熊野ゆる移住記

2023年3月、神奈川県横浜市から三重県熊野市へひっそりソロ移住。ようやく生活も落ち着いてきたので、これまでの経緯を備忘録がてら書き綴ってみようかと。まずは半年分。 人生に疲れたら熊野市駅前で僕とカバディ。 あとグーナーです。 - 2023.07.21 -

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【都会に疲れたあなたへ】熊野市ソロ移住のすすめ

移住よもやま話もようやく折り返しということで、今回はちょっと箸休め。 この記事は、都会の生活に疲れ移住に興味や憧れを抱き始めつつあるあなたに宛てて書いた。当時の僕が知りたかったことをたっぷりと詰め込んだマイベストMD的記事ともいえる。 もし以下の条件に当てはまるなら、この記事はきっと大技林ぐらい役立ってくれると思う。 そうでなければ、石碑と同じぐらい退屈で無意味なものとなってしまうだろう。その場合はそっと戻るボタンを押して欲しい。 熊野市=熊野?ではないことをここに来

    • 【第10話】ちゃおちゅ~るに駆け寄る猫ほどの勢いでダークサイドへ堕ちていった

      旧号前説やあ読者諸豚ごきげんよう。早速だが一つ質問したい。最後にあなたが泣いたのはいつだろうか?いやいや、そこまで真剣に取り合わなくても結構。巷に溢れる質問の大半がそうであるように、これもまた自身の話を切り出すための前置きでしかないのだから。 そういうわけで僕の話をしよう。だがその前にもう一つ質問したい。あなたはクラナドというアニメを見たことがあるだろうか? 無論、これも単なる前置きでしかない。 そういうわけで改めて僕の話をしよう。と言いたいところだが、ここまでお読みいた

      • 【第9話】つまりは、やがて大破する大船に乗ってトロピカルジュースに酔いしれるようなものさ

        旧号前説やあ読者諸豚ごきげんよう。あの阿部くんがどうやらこのブログを一気読みしてくれたらしい。本来であれば直接出向いて感謝を伝えるべきところだが、あいにくこちらもスローライフで忙しい。 そんなことを言いつつ、僕がメンエス嬢顔射モノでちゃっかりと抜け目なく抜く畜生だということをもちろんあの彼が見抜いていないはずがない。 その上でこの曲を彼に贈ろう。 と、ここまで書いて下書き保存しておいたら気付けば2ヶ月も経っていた。その間に起きたことの中で最もハイになったことを一つ挙げ

        • 【第8話】親知らずを抜くのと片桐はいりで抜くのどっちがいい?

          旧号前説やあ読者諸豚ごきげんよう。早いもので、この移住記を書き始めてから2か月が経った。まさに口淫矢の如し。さあ想像してごらん。 3話ぐらい書いたらぽいっと投げ出すだろうと思っていたが、案外そうとならず自分自身驚いている。これほど何かを継続できたのはおそらく中2のセノビー以来のこと。結局背は伸びなかったが今となっては良き思い出。 そんなわけで「もし完結できたらあの娘にプロポーズするんだ」とフラグを立てつつ、本編へ。 本編2週間後、とある白い施設にて。奥歯をガタガタ震わ

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        • 熊野に移住するまでのこと
          10本

        記事

          【第7話】さらば小田原、ハローのり子

          旧号前説やあ読者諸豚ごきげんよう。こちらはすっかり暑さも和らいで秋まっしぐらといった様相を呈しているが、そちらはどういったご塩梅だろうか。 こうしていざ秋の入り口に立ってみると、不思議とあの嫌で嫌でたまらなかった夏の蒸し暑さが愛おしく思えてくる。無論、再び目の前にあの暑さがやって来たら辟易するのは言うまでもない。単に、無い物をねだるのは人間の永遠なる性ってだけの話。 さあさ、それでは早速本題へ。 本編旅から戻りいよいよ10月の小田原行きが現実味を帯び始めてきた頃、一つ

          【第7話】さらば小田原、ハローのり子

          【第6話】クラゲのようにさまよう僕をクジラはまるっと飲み込んだ

          旧号前説やあ親愛なる読者諸豚、 先日、ふと思い立って天川村まで行ってきた。宿探しと予約は行きの電車内でという、一人旅らしい行き当たりばったりさ。このギリギリ感こそ旅の醍醐味と僕は勝手に思っているが、それはきっと大いなる勘違いだろう。 今回の目的は天河神社。6年前にその存在を知ってからいつかは訪れてみたいと密かに思い続けていた。天河神社といえばやはり、めぐのことを思い出さずにはいられない。最後に会ったのは4年前。ヒーラーになると言い残してぱったり音信不通となってしまったが

          【第6話】クラゲのようにさまよう僕をクジラはまるっと飲み込んだ

          【第5話】上X下B左L右Rを2回、あるいは上上下下左右左右BA

          旧号前説やあ読者諸豚、いかがお過ごしだろうか? こちらは先日の台風7号で勝手口ドアのアルミパネルがニフラムというハプニングがあったもののしぶとく元気にやっている。 え?玄関扉のガラスが割れやしないかとびくびくしている間に朝になっていたんじゃないのかって?まったく、冗談はその陥没乳首だけにしておくれ。この高野豆腐メンタルの僕に限ってまさかそんなことあるわけないだろう? 自然の前では人間はあまりにも無力。この地に住まう人々はそれを自然と受け入れているように見える。「壊れたら

          【第5話】上X下B左L右Rを2回、あるいは上上下下左右左右BA

          【第4話】サルが後背位をすると熊野市あたりに僕が流れ着く

          旧号前説回を進めるごとに読者半減キャンペーンが無事に奏功し、この時点でどうにか8分の1にまで減らすことができた。 さて、問題はあなただ。一体いつになったら脱落してくれるのだろう。できる限り早めにそうなってくれると嬉しい。こんなジャンクな文体を読み続けていたらそのうち精神メタボになっちゃいますよ? とはいえ、書き手としては最後まで読んでもらいたいというのもまた事実。が、そのために文体を改めるつもりは乳頭ない。メタボなあなたを愛でるのもまったく本意ではない。 そうなるとや

          【第4話】サルが後背位をすると熊野市あたりに僕が流れ着く

          【第3話】マスをかく間にうっかり二か月半が経っていた

          旧号本編あら、前説ないの?と思ったそこのあなた。着実に変態ブタ野郎への道を歩んでくれているようですこブーる嬉しく思う。 読者とは育てるもの。その成功原理に従って、じわりじわりと少しずつあなたを調教してきた甲斐があったというもの。 とはいえ、別にそういう貴族趣味があるわけではない。あくまで出荷のためだ。ブタを育てるってつまりそういうことでしょう?おっと、これはとんだブタに説法だった。失敬失敬。 物事はいつだって無常で非情である。でもどうか安心して欲しい。やがて訪れる出荷

          【第3話】マスをかく間にうっかり二か月半が経っていた

          【第2話】それは2022年6月のある晴れた日のことで、その時僕はちょうど鼻歌交じりに陰毛を剃っていた

          旧号前説前号の最後で僕は「コメントが3つに達したら次の記事を公開する」と泣く子もどん引くぐらいの大見得を切った。今現在(当然のことながら)コメントは0だ。ただ、スキはちらほら押されていた。それになんとフォローしてくれる方まで現れた。まったく物好きもいたもんだ。まさに世も末涼子とでも言うべき事態。 今、あなたはふとこう思ったかもしれない。「それなのになんでこいつは悪びれた様子もなくこんなにも堂々と公開しちゃってんの?」と。正論過ぎてぐぅの音も出ない。と言いつつさっきからお腹

          【第2話】それは2022年6月のある晴れた日のことで、その時僕はちょうど鼻歌交じりに陰毛を剃っていた

          【第1話】熊野に移住して早4ヶ月、日々は七里御浜のさざ波のようにちゃぷちゃぷと過ぎていった

          前説ティファールの電気ケトルよろしく、あっという間にすぐに経ったフォーマンス。種蒔き水撒き同時に芽が出るぐらいあっけないボアなデイズ。盛大に鳴らす不正解のヴァイブス。お前の母ちゃんローコストパフォーマンス(ここで腕を組み顎を上げ首を少し傾けてポーズ) おっと、これはいかんざき。初投稿に思わず気分がアガってしまい、息をするようにさも自然と韻律を並べ立ててしまった。しかも大して上手くもないという。だが、悪気はないし後悔もない。そこにあったのは果てなきカタルシス、ただそれのみで

          【第1話】熊野に移住して早4ヶ月、日々は七里御浜のさざ波のようにちゃぷちゃぷと過ぎていった