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精神障害者の労働とこれから来るAI台頭とベーシックインカムについての考察

私は4時間勤務で精一杯です

突然切り出しますが、私は睡眠障害で寝付くのに毎晩4-6時間かかっています。
毎日22時には床につきますが、眠りに落ちるのが朝の3-4時で、毎晩寝る前に強い眠剤も飲んでいるので、十分な睡眠時間を確保するには10-12時までは寝させてほしいところです😢

起きるのが12時となると、在宅ワーク(リモート)であっても、業務の開始時間は13時以降になります。

そして、私の致命的なところは18時以降までパソコン作業をしてしまうと眠れなくなってしまうところです。

毎日私なりに規則正しく22時に床について3時には入眠して、翌日12時までに起きるには、就労時間を13時-17時に限定しなければなりません。

一日4時間しか働けない。

睡眠障害に限らず、障害を抱える人は、何らかの理由で健康な人のように8-9時間勤務が出来ない人が多いのではないでしょうか?

chatGPTの衝撃と日本人の49%が仕事を失くす未来

4時間しか働けない身体で就職迷子状態の私ですが、そこに追い打ちをかけるように、AIが人間から仕事を奪ってしまうという現実が迫っています。

去年から話題になり始めたchatGPT。MBAの試験もパスしてしまうような論文を書いてしまうそうです。

またハリウッドでは俳優や脚本家たちがストライキを起こしました。

脚本家の仕事はchatGPTのような文章生成AIが奪いそうだし、俳優業においては、一日分のギャラで俳優の容姿をスキャンされて、その後は映画会社がそのデータとAI技術を使ってスキャンした俳優に永久に演技をさせることができます。ノーギャラで。

私たちがどう抗っても、健康な人でさえ仕事ができなくなる未来は到来してしまいそうです。
実に日本では49%の人たちの仕事がなくなるとか。

ここにきて、人々に無条件で生活費を支給するUBI(ユニバーサルベーシックインカム、いわゆるベーシックインカム)の議論が現実味を帯びてきています。

UBIは国家ではなくメガテックがやるべき理由

UBIというと私は真っ先にひろゆきさんを思い浮かべます。彼は動画サイトなどで独自のUBI推進論を展開しています。
ひろゆきさんのUBI論をざっくりいうと、生活保護、年金、医療などの福祉を撤廃して、それを財源に全国民に一律月7万円程度のUBIを配るというものです。

私はとんでもない!と思います。障害者視点からすれば医療においても生活においても福祉サービスがなくなるのは致命的です。
UBIのほかに収入がない人々に月7万円で生活しながら、どうやって医療費、介護費を捻出させようというのでしょうか?

ひろゆき流のUBI論を進めたら確実に貧富の格差に拍車がかかります。

UBIの担い手は誰がすべきか?

それは人間から仕事を奪うAIの開発に携わったり、私たちの生活を監視してその行動をデータとして蓄積して、莫大な富を得ているメガテック企業ではないでしょうか?

実際に、chatGPTを開発したopenAIはUBIの実証実験に取り組もうとしているようです。

日本国家としては、UBIよりも医療、教育を無償化すべきだと私は思います。

日本は本当に教育にお金のかかる国で、一人の子供を大学まで卒業させるのに2000万-3000万程度のお金が要るといわれています。
老齢世帯にとっても、医療費は生活費をかなり圧迫するものです。

これらが無償化されたら、浮いたお金は国内でのサービスの利用、購買に充てられるでしょう。ひいては経済をよりよく回すことにつながるのではないでしょうか?

短時間勤務しかできない障害者の生き残る道

メガテックによるUBIが現実のものとなり、医療、教育が無償化されれば、日本は弱者にとって生きやすい国になるのではないかとは思います。

まぁ、医療費、教育費の無償化を政治家が推進する話は今のところ聞かないのでUBIのみが現実となった場合、短時間勤務しかできない私目線での話をします。

UBIの額が生活保護程度の金額を下回るのなら、病気などで稼ぐ手段のない人たちはまともに生活も出来ず、医療のサービスも受けることができません。

生活保護は月13万円程度もらえるそうですが、仮にUBIが月額7万円とすると私がUBIと合わせて生活保護並みの生活をしようと思えば、1日4時間の勤務で、月6万円は稼がなければいけません。
そのうえ、生活保護とは違いUBIには家賃、医療費などにかかる経費は含まれませんから、家賃4万円、医療費など月3万円程度上乗せするとすれば、月13万円。

今のところ通院などを除き、私が月に稼働できる日数は約18日。よって月当たりの労働時間は72時間。
72時間で13万円稼ごうと思うなら、時給は1800円以上もらえなければなりません。

先日書いた記事の通り、私は現在B型事業所でプログラミングのスキルを身に着けています。
もちろん願わくばWebエンジニアとして就職したいところですが、パートタイムのWebエンジニアの平均時給は1000円。

派遣社員では2000円を超えるのですが、やはり8時間労働は余儀なくされるのでしょうね。

私の障害は、一般的な障害とは違う「時間の障害」だと認識しています。

時間の障害を持つ人々は何か抜きんでたスキルを身に着けて、短時間勤務での時給をあげる以外になす術はありませんよね。

仕事がなくなっていく中で、パートタイムで時給1800円以上を目指さなければならない現実。果たしてWebエンジニアという選択は正解なのでしょうか?

世の中は過酷です😢しかし、前向きに頑張るよりほかないよね。という結論に至りました。



まだまだ食えないフリーライターです。温かい好意が嬉しいです(*´∀`)