見出し画像

世界や日本を救うための議論に、「暇だねぇ」という意見が出る意味

「日本の第三の開国」をテーマに、今を輝く起業家や経営者が対談する書籍を書店で見かけて、ふと「暇だねぇ」という言葉が頭をよぎった。
この言葉は、ある映画に出てくるおじさんが何気なくいうセリフだ。

第三の開国というテーマは、少し考えただけでも次のような課題が山積した状況では非常に重要なテーマだ。

・労働人口の急減(移民を入れるの?)
・医療費のかかる高齢者の急増(医療費の負担率を変えるの?)
・これらによる税収減と支出増のアンバランス(国債発行し続けて将来の日本人に恨まれないの?)
・ガラケーやガソリン車のようにガラパゴス化して遅れを取る日系企業のあり方(顧客満足重視しかできていなくて、PFやエコシステム、持続可能な社会の実現といったことを見据えてビジネスモデルを構築できてない)

なので、個人的には「暇なことしてるな」とは思わない。
むしろ舵取りができない政治家が当てにならない日本では、民間企業の重鎮がこういった話題を議論して、強制的に方向性を変えていく必要があると思う。

ただ、あの映画に出てくるおじさんが、この本を見たらきっと「暇だねぇ」と言うのだろうと思ったのだ。

その映画とは『閃光のハサウェイ』というガンダムシリーズの最新作。

この映画の中で最も印象的なシーンがある。(一部ネタバレを含みます。)

地球を救う目的でテロ行為をする主人公のハサウェイとは知らず、街でタクシー業を営むファンキーなおじさんが、ハサウェイを車に乗せる。

その街では環境汚染の影響で魚が獲れなくなっている話で、二人の意見は食い違う。

【テックサプリ マガジン】ほぼ毎日17時更新
毎日の更新分と、過去の有料記事(1万円相当)が無制限に読めるようになるマガジンです。
話題のテクノロジー企業・投資・経済・お勧めガジェット・論文に基づく豆知識など、厳選した情報を定期的に受け取れます。
過去分も含め、1記事あたり20円程度で読めるようになりますので、お菓子を食べるような感覚で、情報のサプリとして是非ご購読頂ければ嬉しいです!

ここから先は

880字
「非IT系の方にも分かりやすく」をモットーに、テクノロジー関連で投資やビジネスに有益な厳選した情報を発信しています!

9月1日より『テックサプリ』では、厳選された先端企業のテクノロジーネタの情報が週に何度か届きます。 投資をしている方や、売れる製品を作りた…

もし宜しければサポートをお願いします! 支援いただいたサポートはクリエター活動に使わせて頂きます!