Anna

気がつけば大学4年、大学で芸術を学んでいます。  友達には話せないような話とか。林真理…

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気がつけば大学4年、大学で芸術を学んでいます。  友達には話せないような話とか。林真理子みたいな軽やかでクスッとできるエッセイを書きたいと思いつつ、全く違うものが出来上がります笑

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    失恋してからの、友達には言えないような気色悪い文章。

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失恋日記 人生は不可逆だから美しくて苦しい

もともと散歩は好きだったけど、失恋してからより散歩を好むようになった。散歩をしていると、自然と前を向ける、というよりも強制的に前に歩むことしかできないのだということを実感させられる。歩くということは、無理矢理後ろ向きに歩かない限り、前にしか進めない。来た道を戻ることはできるけど、それは時間まで巻き戻せるわけじゃない。2度と同じ景色を見ることはできない。そんな当たり前のことを感じて、人生って不可逆なんだなと感じる。だから振られて2度と会えないことが辛いし、2度と一緒にいた日々に

    • 映画感想 パストライブス/再会 ネタバレあり

      久しぶりに映画館で映画を見た。銀座に勤めているので、映画館がたくさんある有楽町日比谷エリアにはかなり行きやすい。そこで初めての早上がりの日に、映画を見に行こうと思い、ちょうどTwitterで見て気になっていたパストライブスのチケットを勢いで予約した。  Twitterでこの映画について見た時、恋愛ではないつながりで大切な存在、というようなことが書いてあったので、お互いを思い合う男女の話だけど、恋愛とはまた違った形で終わるのかな?みたいな予想はあった。実際に見てみると、まあ大ま

      • 結婚に対する考えが変わった話

         この前のnoteで22歳の私が結婚について、どうしても前向きになれない理由みたいなのをつらつらと綴った記事を出した。今思うと、私はいつも根性なしで意気地なしででも〜でも〜と言い訳ばかりの見苦しく中途半端な揺らぎの中に彷徨っている気がする。結婚に関してもそうで、最近そういう中途半端で言い訳ばかりの自分に気がついて、気が変わったという話をしようと思う。  先日、友達と箱根に行ってきて、その帰りのロマンスカーの中で、ダラダラと喋っていた。友達はこの前の飲み会での話を話してくれた。

        • 大人ってきっと楽しい。

          人生はきっとより良くなるはずだ、と信じている節が子供の頃からある。良く”なる”という言葉から、自分という人間がいかに自分の人生を自分の手で良くしていこうという強い気概はないことがよくわかる。でも、なぜか自分の人生はきっともっと楽しくなると信じているし、そう信じるから頑張ったり、前を向いたりできる。だから、必ずしもきっと良くなるはずだっていう楽観的な考えは意外と悪いことじゃないと思っている。  なぜ、人生はきっとより良くなるはずだ、と思い始めたのか。その根源はわからないけど、確

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          久しぶりに涙した日

          久しぶりに過去の恋愛を思い出して、涙した。というか、こういう恋愛に関する記事をスタバで書いているの、かなり恥ずかしい。周りの人に読まれたらたまったものじゃないと思い、家で書けばよかった、、と思いつつ久しぶりにスターバックスでのんびりする時間を満喫しているバイト前。昨日は元彼の誕生日だった。皮肉にもその昨日の夜、シャワーを浴びながら過去の自分の弱さを改めて思い出して泣いた。今私は新しい恋愛をしようとしている。でも、昨日は少し自信がなくなった。また同じことの繰り返しなんじゃないか

          久しぶりに涙した日

          結婚したくない理由を考えたら、自分がどう生きたいのかが見えてくる

           小学1年生の頃、6年生のお姉さんお兄さんたちがとてもかっこよく見えた。と同時に、苦手な算数が6年生になったらとんでもなく難しくなってるんじゃないか、4教科に増えて勉強についていけないんじゃないか、と6年生になることがとても怖かった。そんな感じと似ているのかもしれない。そんな感じで、結婚ももしかしたら、6年生が全然余裕でむしろ1年生の頃よりも勉強が得意になっていたのと同じように、結婚した方が人生楽しくて豊かになっているのかもしれない。というか、そうあるべきなのかも。でも、22

          結婚したくない理由を考えたら、自分がどう生きたいのかが見えてくる

          今行きたいところ、全部行ってみよう

           レポートや卒論のように期限に追われている日々を過ごしていると、終わったらあれをしよう、これをしよう、どこに行こう、とやりたいことがムクムクと湧いてくる。しかし、いざレポートが終わって、友達と飲んだり、バイトに勤しんでいると、そんなことすっかり忘れて、気がついたら月日が経って、どこに行きたかったも忘れている。それはそれで良い。行かなかった旅行も思い出に残る。でも、思い立ったが吉日、今行ってみたいと思ったところは全部行ってみたい。ということで、まずどこに行ってみたいか書き記して

          今行きたいところ、全部行ってみよう

          芸事を極めることで得られるもの

           芸事を極めるというと、まるで私が何か芸事でお金をもらっているプロの様な書き方であるが、全くもってそんなことはなくて、ただの大学オケで演奏しているしがない大学生だ。芸事は極められていない。でも、ある程度のレベル、というものを獲得した感覚が自分の中である。自分の青春時代の時間のほとんどを音楽に費やした。それでも、全くプロになれるレベルには到底届かなかった。全く届かなかった。じゃあ、一生懸命楽器を練習した時間は、無駄なのか?厳しいオーケストラ部で先生に毎日怒られ、先生に認められた

          芸事を極めることで得られるもの

          年を越すときに思うこと。

          年の瀬を感じる瞬間はたくさんあるけど、例えば紅白歌合戦、お正月準備に賑わう百貨店、年越しそば、仕事納めに良いお年を、と言い合うこと、忘年会、その中でも一番今の若者が今年がどんな年だったかな、と思い返すのは、インスタのストーリーでみんなが今年一年の締めくくりをあげているのを見ることだと思う。それぞれ、思い思い一年を振り返っているけれど、ストーリーに載せられる人はきっと、一年を明るい気持ちで締めくくれる人だけだと思う。いい一年だった、楽しい一年だった、新しいことに挑戦した一年だっ

          年を越すときに思うこと。

          自分があるとかないとか

          ここ数ヶ月の中で、何度か耳にしたり、目にした言葉で、私の中でぼんやりと違和感を持つ言葉がある。  「〇〇くんとかは、自分があるから、彼女とうまくいくんだろうな〜」  「〇〇さんは自分軸がないから、婚活がうまくいかないんだと思います」 こういう自分があるだとか、ないだとか、軸だとか、そういう言葉たちだ。 自分がある、って何?と思ってしまう。 そういう言葉を聞くと、自分は常にここにいますが!と思ってしまう。こういう考えは、未熟なのかもしれない。そういう言葉を使う人たちには

          自分があるとかないとか

          忙しない日々を越えて、やっぱり恋愛がしたい。

          投稿が久しぶりになりました。というのも、卒論の中間発表、内定先のアルバイト、友達と三日間の京都大阪旅行、などなどリアルが充実しており、こちらに立ち寄る機会が減っていました。 今、私は常磐線に乗って大学に向かっています。夕方の常磐線は夕陽とスカイツリーが見えて綺麗です。運良く天気がいいと富士山も見えます。今も前もずっと東京タワー派です。東京ラブストーリーが好きだし、東京タワーは港区にあって、東京の象徴のようにキラキラしている。本物の東京って感じがして眩しい。でも、最近スカイツリ

          忙しない日々を越えて、やっぱり恋愛がしたい。

          失恋日記改め 進め、たまに逃げても!!

          失恋、というのは大変共感を生むというか、需要のあるコンテンツのようで、さまざまな方からスキをいただいて、嬉しい限りです。スキをくれた方の文章を読むのが最近の楽しみなのですが、結構同じように失恋について記事を書いている方が多いです。わかります。私のおすすめ欄にもたくさん失恋関連の記事が出てくるので笑。もともと、失恋日記を書こうと思ったのは、失恋して溢れ出るように出てくる感情や気づいたことを自分の中にとどめておくにはもったいなくて、誰かにアウトプットしたいという思いがあったので、

          失恋日記改め 進め、たまに逃げても!!

          失恋日記 許すとか許さないとかじゃなくて、一度ついてしまった色は消えない。

          失恋日記、とタイトル打って今まで四つのnoteを書いた。調子に乗って、マガジンなんか作っちゃったりもした。(よかったら読んでみてください!スキも待ってます!) でも、もうそれも今回でやめにしようと思う。もしかしたら、やめにするのをやめにするかもしれないけど、とりあえず今の気持ち的にはこれを最後にしようと思う。 先日、友達とナイトウォークをしてきた。保土ヶ谷駅から鎌倉まで、大体20kmくらい歩いた。人間真夜中にひたすらしゃべりながら歩くと、思いがけない話も出てきたりして、か

          失恋日記 許すとか許さないとかじゃなくて、一度ついてしまった色は消えない。

          失恋日記 思い出がスパイスになるまで

          彼氏に振られてから、一ヶ月と2週間近く経った。前回のnoteでは、もう泣けない、と題して、それまでの一ヶ月とは違って、最近はもう大泣きしたりするほど、失恋の傷が新鮮なものじゃなくなった心境を綴った。 もう泣けないなんて言ったけど、普通に昨日泣いた。お酒を飲むとどうしても感傷的になってしまう。もう彼と戻りたいなんて思わないし、2度と会わないこともわかってる。でも、昨日帰りの電車でふと、いつから彼は私のことが好きじゃなくなったんだろうと答え合わせをするように記憶を辿って、あの時

          失恋日記 思い出がスパイスになるまで

          失恋日記 もう泣けない

          彼氏に振られてから、一ヶ月と1週間が経った頃、noteを書きました。 このときは、授業中に急に泣き始めたり、夢に何度も彼が出てきて起きるたびに現実を思い知らされたり、まだまだ全然辛かった。 でもそうした辛い期間に訳わからないくらい涙を流して、夢を見て、そんな日々のなかで、ふと気持ちが軽くなった瞬間があった。それがどうしてなのかを考えると、きっと夢をたくさん見たことで現実が見えたことがひとつあると思う。 夢を見るのは、現実と向き合うことに等しいと思う。夢の中で復縁する、夢

          失恋日記 もう泣けない

          失恋日記 自分で自分を抱きしめる。

           彼氏に振られて一ヶ月と1週間が経った。いまだに全然忘れられなくて、夢にまで出てきたり、不意に思い出して涙が止まらなくなったりすることも茶飯事である。  おとといなんかは、学校の授業で映画に関する授業を取っているのだが、その日の講義のテーマは、視線についてであり、接吻論などをうんちく教授が語っており、二つ三つ恋愛映画のそれはそれは美しいキスシーンを見させられたりした。自分がキスしてるところを撮られたらどのように映るのだろうなどと考えながら、キスする相手はもちろん私を振った彼を

          失恋日記 自分で自分を抱きしめる。