アプローチしてほしい女性、加害したくない男性。
「男性にはもっとグイグイ来てほしい」
「草食化」というやつなのか、それとも「恋愛よりおもしろいコンテンツが増えた」なのか、原因は何にしろ恋愛を臆する男性が増えていて、でも女性は「来てほしい」と思っている現状があると思う。
言うなれば、「需要はあるけど供給が少ない」というやつ。
今日はこれについてをべらべら書いていくnoteにしたい。
結論から言うと、「男性の加害性」が見えるようになったのだと思う。
「グイグイ来てほしい」は、要するに「アプローチしてほしい」ってこと。
それはナンパとか、出会いの場でとか、もっと具体的な「手を繋ぐ」とか「キスをする」みたいな”行動”の場合も含めて「もっと積極的にきてほしい」という話だと思う。
ただ、僕が言いたいのは「男はそんなに強くないぞ」ということ。
ナンパだろうが出会いの場だろうが、「いいな」と思うことはあれど「それが成就する」とは微塵も思わない。
だけどそれでも一縷の望みにかけてアプローチをする。
それは「アプローチした」という事実が、今後の糧となるから。
ここまでは「これまでの男性」の話である。
「今の男性」の話をしよう。
僕が「いいな」と思う人に対してアプローチをしたとして、それが叶わなかったとしよう。
だけど「それも経験だ」とすることができる。
そうやって「いい経験ができたな。自分ナイス!」と自分を褒めている時、相手の女性は何をしているだろうか。
もし、そういう投稿をSNSにしているとしたら?
わかっている。
すべての女性がこうではないということはわかっているのだ。
ただ、アプローチという行動に「キモい」と思わせてしまうような加害性があることを男が知れる現代である。。
上の例は、ただの例え創作である。
が、SNSでそういう投稿が回ってくることはある。
要するに「アプローチはやり得。だって経験になるから」という理由でアプローチができなくなったのだ。
なぜなら「不快感を与える」という加害性を秘めているから。
目隠しをされた状態で1本のナイフを渡される。
1本は刃の部分が出し入れするようなおもちゃのナイフ。
もう1本は本物のナイフ。
男はどちらが渡されたのかがわからない状態で、目の前の女性を刺しにいく。
これまでは目隠しが外されることはなく、「経験ができてよかった」でおわるのだ。
だた現代は目隠しを外すことができ、結果を知ることができる。
それも刺したその場で知るのではなく、後日のニュースで知る感じ。
そして警察が来て、御用となるのだ。
この一連の出来事はSNSを通じて拡散される。
すると「僕が今までやっていたことは女性を傷つける行為だったのか」と知る。
それを知った状態で刺しにいける人が少ないのはわかるだろ。
だから「男性はそんなに強くない」と言いたい。
ただ、女性の言いたいこともわかるのだ。
「ナンパされるほど魅力的に見えたのは嬉しい」
そうでしょ?(そうであってくれ!)
だから「もっとアプローチして」と思うのだ。
目隠しでナイフを渡されるのは変わらない。
だけど割合としては、おもちゃのナイフを渡される率の方が高いのだろう。
だから刺されるけど刺さらない。
そして刺されたという事実は嬉しい。
でもタイプじゃないの。ごめんなさい。
だから女性のスタンスは、昔と変わっていないのだと思う。
SNSの発達により、多くの人が発言権、もっと言うと「発言力」を得た。
それはいいことだ。
だから僕もこうして表現することができている。
が、いいことばかりではない。
知りたくない事実を知れるようになった。
んー違うな。
「嫌だ」という女性の気持ちを知れるのはいいのだ。
相手の嫌がることはしたくないから。
だけど「アプローチ自体が嫌だ」という発信は、男性にとっては「そうなのか!」という新事実なのだ。
そうなったら「アプローチ自体をやめとくか」となる思考回路もわかってほしい。
だって加害者にはなりたくないもん。
男性は男性である限り女性を傷つけてしまうものである。
それは意図した加害もあれば、意図していない加害もある。
もちろん意図的な加害はダメだ。
だけど「意図的じゃないからOK」というのも違うだろ。
だからといって「男でごめん」と加害しない=関わらないという”草食化”も違うんだし。
難しいです。
「ジェンダーフリー」が流行るのは、こういう難しさを解消したいからという側面もあるのだろうか。
だけどそれはそれでな気もする。
違うからおもしろい。
僕はこのスタンスに賭けたい。
だから「タイプじゃないから断るけど、アプローチされたのは嬉しいよ」と思わせられるような男に最低限なろうと思う。
以上!くろだでした。
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