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ぜんぜん優しくなれない


全然優しくなれません。ペンギンです。

結局差別とは無縁でいられないなあと日々悩みます。

先日、電車で隣になった人がとても臭くて
反射的にしかめっ面になってしまいました。
(せめて無表情でいろよ)

においだけで色々察することもありますよね。

単純に香水つけすぎの匂いは、まあ、
頭が痛くなる程度で済むんですけど
(香害も問題だけどね)

公衆トイレの様な、明らかに
不潔なにおいを放っているときや
ボロボロの泥だらけの服を着ていたり
爪の中が真っ黒だったりするときは、
色々と考えすぎておかしくなります。

単純に、まず耐えられない。
服も汚れているし、隣にいる自分にも汚れがつきそう。
席を離れてもいいだろうか…とか色々悩む。
これって差別?

そして、何か支援を必要としているのではないか?
なけなしのお金をはたいて
電車に乗っているのではないか?

などと考えてしまう。

でもやっぱり、においが受け入れられない。
それだけで、接点を減らしたくなる
本当に申し訳ないけれど…

支援したくなる状態ではないから、支援を受けられない人たち


悲しいけれども、会話をする前から
他者に不快感を与えてしまう状態の人は
公的機関で助けを求めても、場合によっては
邪険に扱われてしまうのではないか?
と思ったりもしました

残念ながら、福祉事務所の窓口の方による「差別」で
生活保護を受けられなかったケースもあります
その件は幸いなことに裁判まで行きましたが
お金のない、働き口もない人がセーフティネットからも
外されるということは、現実に起きているのですね

「正直。邪魔だしさ、プラスになんないしさ、臭いしさ。ねえ。治安悪くなるしさ、いない方がいいじゃん。」


これは某DaiGo氏がホームレスの
方に対して言った言葉です。
大分問題になりましたね。
変に共感する人も出て、恐ろしい動きだなと戦慄しました

ハナから彼のことは好きではありませんでしたが、一層(略)
何より知性を感じない。

キャプチャです

とは言え、まあ、確かに臭いですよ
耐えられないなと思うこともあります

でも人権は平等にありまして。
尊重されなければならない権利でして。

人権のほか、法律その他諸々のおかげで、我々は
一定の安心できる暮らしを享受しているわけで。

そして資本主義社会で成功したなら、
そりゃ貧富の差が生じることなど
分かっているでしょうから

自分は運がよかったことくらい自覚してほしいですね

簡単に他人の命の価値に言及したり、
比較したりしてはいけない

社会福祉に携わる人間であっても差別と無縁ではいられない


正直なところ答えは見つけられません
差別をしないということがどういう状態を指すのか
どういう言動を常に心がけるべきなのか
わかりません

でも、仮に何もできなかったとしても、
少なくとも自分の中の差別感情には鋭敏でなければ

そう思いました

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