7章 とある宗教の家庭に生まれたワタシが体験談をつらつらと書いたらつらい思い出ばかりで“つらたにえん”な件【中学の時の担当者】
【中学の時の担当者】
中学生になると、ワタシに担当者が付くことになりました。
担当って何だよ(笑)、って感じですよね。
その担当者という方がよく訪問してくるようになりました。
アポなどはありません。突然です。突然来ます。
ニコニコしながら、「こんばんは〜」と突然来ます。
中学生ですから、部活も始まって、小学生時代より大変な生活がそこにはあって、今回は掘り下げませんが、中学生時代に結構大変な思いをしていたので、毎日すごく疲れてたんですね。
ちなみに、宇宙とか不思議とかオカルトとかにだいぶハマっていたのも中学生時代でした。
UFOとかね!最高ですよね、アレ。
それで、そういう疲れて家に帰って、休んでテレビとか見てると、
ピ ン ポ ー ー ー ン
って玄関チャイムが鳴るわけです。
「来たか…」
ってつぶやいてました。感受性豊かな時ですので、まあ分かるんですよね。
親に対する来訪者なのか、ワタシに対する来訪者なのか。
まあ、夜に、ワタシに対する来訪者はほぼいないんですけど、勘は鋭く働いて、分かりましたね。
「U男!Rさんよ!」
母親からの大きな声がワタシを呼びました。
「おー!ごくろうさんごくろうさん!」
父親がそのRさんに対して声をかけてました。
「U男!U男!Rさん!Rさんよ!早く来なさい!」
逃げ場はありません。
仕方なく降りていくと、
「こんばんは〜!どもU男くん!どう最近?信仰のほうは?」
と聞かれ、
「こんばんは。お疲れ様です。それはやってませんよ。やりませんし。」
と答えると、
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