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科学/技術/教育

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ここではサイエンスやテクノロジー、製薬関連トピック、教育関連のnoteを格納しています。
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#note

アステラスもCAR-Tに参戦かぁ

ついにというか、個人的な意見としてはとても意外なニュースでした。 年末だからか、あまり取…

ドラックリポジショニングの話題再び

まずは、上記記事の冒頭部分はこう書き始めています。 人工知能(AI)を活用し、既存の薬を別…

早期アルツハイマー型認知症の治療に吉報

かなりびっくりなニュースが2019年10月22日に飛び込んできました。 ありきたりな出だしを書い…

Tech Giant と Big Pharma のダンスが始まる

ちょうど一年前(2018年10月15日)に日経でこのような記事がありました。  米国のスタートア…

価値は二の次のままでいいのだろうか/日本の薬価制度

今年2019年2月に承認された日本発の遺伝子治療薬コラテジェンの薬価が中央社会保険医療協議会…

もう引っ込みがつかない感じなんでしょうか

ここまで来てしまうと、司法の判断が必要なんでしょうか。 本庶氏側が訴えを起こすのは、米ブ…

富士フイルムのさらなる一手/他人のiPS細胞を使っても拒絶反応が回避できる技術を用いた細胞治療薬の商業化戦略

今回はこのニュースについて。 <記事の冒頭部分> 富士フイルムホールディングスは1日、独製薬大手バイエルと組み、iPS細胞を使ったがん免疫薬の開発を始めると発表した。iPS細胞を使う薬がまだ世界で実用化されていない中、両社は大量に培養できる患者以外の第三者のiPS細胞を用いて開発する。従来の細胞を使ったがん免疫薬は日本では1回の投与で数千万円し高額だが、両社の手法でコストが下がる可能性がある。 今回の話の要点は、、、 他家細胞由来のCAR-T細胞をiPS細胞から作るのを実

世界大学ランキングが発表されて思うこと

世界大学ランキングが発表されたので、少し触れてみます。 東大が上位に入って良かったねと言…

老化に伴う病気が予防できるかもしれない

今日(2019年6月14日)朝日新聞の一面で見たあと、日経でも見るにつけ、やはり人は太古の昔よ…

アレルギーに関わる肥満細胞が自らアレルギーの発症を抑える仕組み

この記事が目に留まったのでご紹介。 アレルギーは原因物質が体内に入ると抗体が作られ、肥満…

DIKWモデルと言うデータの世界の概念があります。

DIKWモデルは、 データの世界を学ぶときに必ず出てくる概念図になります。 これは前職の会社…

超高額がん治療用新薬の保険適用が決定され、色々な議論に繋がっているのは良いことだ…

色々な紙面、ネットニュース、テレビなどでも取り上げられる事が多いこの白血病治療薬キムリア…

大学発特許を産学で上手に生かすには

日経新聞(2019年4月26日付)社説は、以下の文章から始まる。 ノーベル賞を受賞した本庶佑・…

がん検診の効果測定はしっかり実施しているものと思っていました

日本人の2人に1人ががんになる時代となり久しい。 がんの早期発見を促すため、国や自治体はがん検診の受診を呼びかけているが、日本では検診が死亡率を下げたという成果が得られていない。 女性の乳がん死亡率は英国や北欧はピーク時の約半分まで低下したものの、日本では乳がん死亡率の上昇が今も続いているらしい。 この日本と欧米の差には大きく2つのポイントがあるとこのこと。 <ポイント1> ・欧米でのがん検診の対象は、乳がんと子宮がん、大腸がんのみ ・死亡率が下げられるという科学的根拠が