Yuki Kurosawa

絵を描いたりアナログゲームを作ったりしています🦊 @kuroyuyuyu (https…

Yuki Kurosawa

絵を描いたりアナログゲームを作ったりしています🦊 @kuroyuyuyu (https://www.instagram.com/kuroyuyuyu/?hl=ja)・トラタヌ(toratanu.net) noteでは雑誌のようなコンテンツを目指しています。

マガジン

  • 週末論

    服好きのキツネが、ひとりで、たまに友人たちと、週末を楽しくこだわる物語です。 毎週末くらいに更新。

  • さよならシャボン

    謎のライター・えすぷれっそと、割れそうで割れない絵と言葉で描く短編集。 毎週月曜くらいに更新。

  • TORATANISM web

    カードゲーム「TORATANU」の世界観を伝える冊子「TORATANISM(トラタニズム)」のウェブ版です。トラタヌ情報をマニアックにお伝えします。不定期更新。

ストア

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    ポストカードカレンダー2024

    【ポストカードカレンダー2024】 2023年12月個展''ROAST''にてリリースしたカレンダーです。 各月ごと、合計12種類のイラストと共に一年をお過ごしください。 ハガキサイズなので飾りやすく、 ピンやマスキングテープで壁に貼っても◉ ■ハガキサイズ 裏表印刷、6枚
    1,500円
    Atelier Fox - Yuki Kurosawa
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    ステッカー vol.1 (3枚セット)

    【ステッカー vol.1 (3枚セット)】 2023年12月個展''ROAST''にて初リリースしたステッカーです。 花束キツネ、雨の日テン、南瓜オオカミ の3枚セット。 ノートに、スマホに、PCに、プレゼントにもどうぞ。 ■サイズ 3点とも 5cm×9cm くらい
    900円
    Atelier Fox - Yuki Kurosawa
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    ポストカードカレンダー2024

    【ポストカードカレンダー2024】 2023年12月個展''ROAST''にてリリースしたカレンダーです。 各月ごと、合計12種類のイラストと共に一年をお過ごしください。 ハガキサイズなので飾りやすく、 ピンやマスキングテープで壁に貼っても◉ ■ハガキサイズ 裏表印刷、6枚
    1,500円
    Atelier Fox - Yuki Kurosawa
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    ステッカー vol.1 (3枚セット)

    【ステッカー vol.1 (3枚セット)】 2023年12月個展''ROAST''にて初リリースしたステッカーです。 花束キツネ、雨の日テン、南瓜オオカミ の3枚セット。 ノートに、スマホに、PCに、プレゼントにもどうぞ。 ■サイズ 3点とも 5cm×9cm くらい
    900円
    Atelier Fox - Yuki Kurosawa
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    TORATANU

    【TORATANU】 2022年9月にクラウドファンディングにて再リリースされた最新版トラタヌ。 愛すべきどうぶつたちの世界で遊ぶ、2人〜4人用カードゲームです。 小学校低学年くらいから遊べます。 製作者Yuki Kurosawaの世界観が詰まった、ゲームであり画集です。 ■サイズ : たて7/よこ10/たかさ6 (cm) ■カード100枚/説明書/スコアシート2枚 ■プレイ人数2-4 (公式大会では4人) ■プレイ時間 1時間-1時間半
    6,800円
    Atelier Fox - Yuki Kurosawa
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週末論(37) 私と服

 ひとが何かを好きになる瞬間、恋に落ちる瞬間、それは非常に魅力的です。服に限らず好きなものを見つけた瞬間というのは、いつでも素敵なシーンであると思います。    今回はテンちゃんのお話でした。こうして物語はカンカン帽が出会いを繋げてくれる「週末論(23) 春風」へと続いてゆきます。  次回はおそらくキツネ編になるでしょう。それでは、良い週末を。 * * * ▼週末論 アーカイブ▼ ▼週末論LINEスタンプ▼ Yuki Kurosawa ▶︎instagram   ▶

    • 週末論(特別編) WEEKEND ROOM

       更新しようと思いながら、だいぶ時間は過ぎてしまいました。猛暑が続く今日この頃ではありますが、秋の風を感じる前に夏のエピソードを描き終えたいところです。  そう言いつつも、本日は本編ではなく新しい実験です。YouTubeショート動画として、好きな音楽にちょっとした日常を描いた動画を作ってみました。わかりやすいストーリーはありませんが、前後の物語や音楽との調和、雰囲気を楽しんでいただけたらと思って制作しています。 よければぜひご覧ください。 * * * ▼週末論 アーカイブ

      • さよならシャボン(35) cross

        Story : Espresso Illustration : Yuki Kurosawa 足を止めた少年の頭上を二筋の閃光が流れていく 交差する 線と線が、点と点が、光と光が 長い長い時間を掛けて、何光年何億光年離れているかわからない、そんな途方もない距離を縮めていく 接近するまでかかる時間は途轍もないのに、交わる時間、交わっていられる時間はほんの僅かでしかない 正に、星の瞬くような一瞬だ 交わりは刹那、直後から永遠の別れを表す 然しそんな別れも愛おしい、

        • さよならシャボン(34) 痛覚研究

          Story : Espresso Illustration : Yuki Kurosawa 殴打、これは痛くない 刺突、これは痛くない 火傷、これは痛くない 痛くない痛くない、痛くないのに、なにもかも全部痛くない筈なのに、君に言われたひとこと たった一言が痛い あなたはなにも分かってない 僕はなにを分かっていないの? 昨日のことも明日のことも、その先のこともその前のことも、全部分かっている僕なのに、どうしてアナタはそんなことを言うんだろう? どうしてアナタ

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        週末論(37) 私と服

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        • せんなき言よ
          8本

        記事

          さよならシャボン(33) 修正

          Story : Espresso Illustration : Yuki Kurosawa これは〇〇と行った海の写真 確かこの時は着替えた後になかなか合流できなくて、ナンパされたところを助けてもらったっけ 普段の優しい彼らしくない、珍しく見せたその男らしさに胸を打たれたのを今も鮮明に覚えている こっちの写真は〇〇と山を登った時の写真 登山が趣味だという彼に着いていくため、自分も登山が趣味だと嘘を吐いて登った山だ 慣れないことをしたものだからすぐに足を痛めてしま

          さよならシャボン(33) 修正

          週末論(36) 俺と服

           毎週末ではありませんが、自分のペースで更新できています。 コムデギャルソンの川久保玲さんの言葉やプロダクトには、ものづくりをする者としていつも惹きつけられてきました。ちょうど週末論を描き始めた2020年の秋ごろ、「コロナ禍の今こそ新しいことに向かって進むべきだ」という言葉にも背中を押され、ひたすらに絵を描いていたのを覚えています。  次回も誰かの過去編をお送りする予定です。それでは、良い週末を。 * * * ▼週末論 アーカイブ▼ ▼週末論LINEスタンプ▼ Yu

          週末論(36) 俺と服

          さよならシャボン(32) 決意

          Story : Espresso Illustration : Yuki Kurosawa 太陽が昇り始めた頃 一応の保険でセットしてあるアラームが鳴るよりも、体内時計は正確に私の意識を呼び覚ます それは誇らしいやら悲しいやら、既に何十年という積み重ねにより私の中に刻み付けられたものだ 目を開けると先ずはアラームが鳴る前に止めておく 染み付いた動作で布団から身体を引き摺り出し、シャツを羽織り、衣装棚から肩線も袖口もよれてしまっているジャケットを取り出して袖を通す

          さよならシャボン(32) 決意

          週末論(シューマツレディオ)

           作品を伝える手段は、必ずしも物語や絵だけでなくて良いのではないかと思います。実は週末論を描いているとき、なんとなくそのシーンに自分なりのBGMのようなものがあります。それは直接読み手に伝わることはありませんが、線に、色に、きっと影響は出ていて間接的に何らかの雰囲気作りに関わっているような気もするのです。   今回は「シューマツレディオ」と称しまして、いくつかプレイリストをご紹介させていただきます。それは、週末論の中で流れているかもしれない音楽であり、キャラクターの誰かが聴い

          週末論(シューマツレディオ)

          さよならシャボン(31) like like like

          Story : Espresso Illustration : Yuki Kurosawa 本当にこれが好きなんだろうか それは突然だ、自分が今まで愛してやまなかった筈のそれがなんだか色褪せて見えてしまった。 一度疑ってしまうとそれはもう止めようがなくなって、至る所に亀裂が走っていく。 『好き』に無数の亀裂がはいり、がらがらと音を立てて剥がれ落ちていく。 そこから出てくるものは執着?飽き?それとも、本当に好き? 〇〇が好き! 言うのは簡単だ、簡単だけれど、それ

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          週末論(35) 傘のない未来

           本や映画を見終えた後に、ぼんやりと遠い未来を想像したりします。そして、ふと いつか自分がいなくなっても、存在し続けてくれるかもしれない愛用品たちに偉大さを感じたりもするのです。  次回からはお話にもあるように、それぞれの過去編を数回にわたってお送りします。  それでは、良い週末を。 * * * ▼週末論 アーカイブ▼ ▼週末論LINEスタンプ▼ Yuki Kurosawa ▶︎instagram   ▶︎twitter

          週末論(35) 傘のない未来

          フォトギャラリー館『sabão』

           気まぐれにアップした画像が、フォトギャラリーに使っていただけることが多いので、こちらにまとめました。作品はちょこちょこ追加します。 ご依頼やご感想があれば、お待ちしています。 イラストレーターYuki Kurosawa による他の作品はこちら。 https://www.instagram.com/kuroyuyuyu/?hl=ja 「えすぷれっそ」による短編集はこちら。

          フォトギャラリー館『sabão』

          さよならシャボン(30) 素敵な大人

          Story : Espresso Illustration : Yuki Kurosawa 嫌なことがあった日は好きなことをする 帰る前にお気に入りの洋菓子店?それともエモくてレトロな喫茶店 声を荒げて怒鳴り散らす上司の声を右から左へ受け流し、楽しいことを考えよう 好きな食べ物、好きな場所、好きな物、好きな人 『嫌』で擦り減らした感情だけ、いやそれ以上に『好』で埋め尽くしてやろう 自分を調子に乗らせて乗せて、有頂天まで連れて行け そこまでいつでも連れて行けるの

          さよならシャボン(30) 素敵な大人

          週末論(特別編) 週末ミルクティー

           週末論はメッセージ性があるようでない、ないようであります。著者が主張を押し付けずに読み手がぼんやり考える、そんなラインがちょうど良いなと思いながら描いています。  今回のお話は、先日製作した書籍版・週末論の巻末に入れたものです。これくらいのゆるさとシンプルさが、いま描きたい感じだったりします。  それでは、良い週末を。 * * * ▼週末論 アーカイブ▼ ▼週末論LINEスタンプ▼ Yuki Kurosawa ▶︎instagram   ▶︎twitter

          週末論(特別編) 週末ミルクティー

          さよならシャボン(29) only oneよりnumber one

          Story : Espresso Illustration : Yuki Kurosawa 『これは素晴らしいものだ!』 『これを知らない人は人生損してる!』 『これが最高で他は屑!』 『自分の好きなものが世界で一番尊く美しい至高の存在!』 成る程、そう考えること自体は全く悪いことではないだろうと思う。 自分の趣味に自信を持つことにデメリットはないだろう、然し、それは自分の中に留めておくべきだ。 『この素晴らしいものを知っている自分もまた素晴らしい人間』 自

          さよならシャボン(29) only oneよりnumber one

          週末論(34) 好きって何だっけ

           忙しさや閉塞感、孤独感は、自分の「好き」を鈍らせることがあります。昔 好きだったから惰性で今も「好き」、依存しているだけの「好き」、みんなが好きって言っているから自分も「好き」。そんな時は一度、好きって何だっけ?と考えてみるのも面白いかもしれません。  それでは、良い週末を。 * * * ▼週末論 アーカイブ▼ ▼週末論LINEスタンプ▼ Yuki Kurosawa ▶︎instagram   ▶︎twitter

          週末論(34) 好きって何だっけ

          a story without a beginning. - 1

          story: kazuo illustration:Yuki Kurosawa 頬を撫でる空気の流れに揺り起こされるように、少女の意識は覚醒した。 全身にゆっくりと血が巡っていくのを感じながら、静かに眼を開く。 そうして彼女が始めに見たものは、暗闇だった。 黒、黒、黒…どこまでも黒く深い闇。 いくら眼を動かしてもその視界に映る物はなく、まだ自分の瞼が閉じているかのような錯覚に陥るほど。 その視覚がまったく意味を成さない空間で、少女は仰向けに身体を横たえていた。

          a story without a beginning. - 1