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ダイエットと家計の味方・鶏ハム

天高く馬肥ゆる秋。
急激に季節が夏から変わり、衣替えをして冬のものを引っ張り出してくると、案の定ウエストがきつい。靴下のゴム跡がかつてないほどくっきりついている。

今年は夏バテしなかったな、と思っていたら、バテていないどころか体重盛り盛りになっていました。あちゃー。

美味しいもの好き&自分の外見に無頓着なところがちょっとあり、些細な変化に気が付かないまま脂が蓄積し、今年の健康診断では迫力ある体重をマーク。それから少しして母からえらい剣幕で、このままだと取り返しがつかないことになると説得され、ダイエットに踏み切りました。
ようやく体重計を購入し乗ってみると、なんだこの笑えるような体脂肪率は。健康診断から1ヶ月くらいしか経っていないのに1kg増えているし。
これまでおなかの肉をつまんで「豚バラ~笑」とやっていましたが、笑えない。
とにかく筋肉をつけて体脂肪率を減らすことが第一。そして来年の健康診断までに4.5kg痩せることが第二の目標です。

自分の生活を振り返ると、家から全然出なくても平気、PC前の椅子にちんまり座るか自室のベッドにでーんと横たわることが多く、このコロナ禍で出歩く機会がぐんと減り、運動量がかなり少ない。
ということで、まずは食事の量(特に夜)を控えめにしつつ、有酸素運動を少しずつ増やしていくことにしました。
幸い近くには公園や川があり、歩くところには困らない。早足歩きと動画を見ながらやる有酸素ダンスを少しずつ増やしていっている段階です。

筋肉をつけるには、高たんぱく・低脂質のものを摂るのも欠かせません。
最強の筋トレ食材と言われているのが、鶏むね肉。
安価で家計の味方、そして私が言うまでもなくトレーニングやダイエット中の心強い味方として有名で、そんな鶏むね肉の食べ方の中でも定番中の定番が、鶏ハムです。

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鶏ハムの作り方は千差万別。一日置いて調味料をなじませる、すぐに調理、沸騰した湯に入れ余熱を通す、低温調理器を使う、……。ネットでレシピを検索すると、いくらでも出てきます。
要は、ポイントを押さえれば大丈夫、ということ。

そのポイントとは、ひとつは、加熱する際にはなるべく空気を遮断し肉を密閉すること。そうすることでしっかり熱が伝わります。
もうひとつは、中心温度65度以上を数分キープすること。生の鶏肉には食中毒を起こす菌がいることが多々あり、内側までしっかりと熱を通し菌を死滅させる必要があります。かといって高温で熱しすぎると鶏むね肉は固くパサパサになりがち。そこをどうバランスを取るかがそれぞれの腕が試されるところです。

上記2点を押さえて、私流の作り方。

鶏むね肉は本当は皮や脂肪を丁寧に取った方がダイエットにはいいものの、ないと私は寂しいのでそのまま。

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皮のついた方を下にし、奥に細い方、身が厚く大きい方を手前にして置く。身が厚くなっていく辺りの真ん中に厚さの半分ほど包丁を縦にすっと入れ、肉の厚さを均一になるようにそこから観音開きになるように左右の肉に包丁を入れて開く。

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そうしたら筋を断ち、身をフォークか何かでぷすぷす刺して穴を開けておきます。私は面倒なので包丁でそのまま身をだすだす刺してしまいますが、お里が知れましてよホホ。

そこに砂糖を小さじ1程度、塩を小さじ1/2程度ふりかけます。皮のついている側にも同様に。

それをラップでぴっちり包み、冷蔵庫に入れて一晩寝かせます。

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翌日、まず用意するのが、電気ポット。

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ええ、電気ポットです。
低温調理器なんてわざわざ用意できず、炊飯器の保温機能を使おうとしてもまず熱湯を入れたのがまずかったのか釜が剥げてきてしまい、悩んでいたところに現れた救世主が電気ポットだったんです。この電気ポットは保温温度の設定が98度・90度・70度の3段階ある優れもの。水か湯を入れスイッチを入れたら、保温を70度に設定しておきます(結構時間がかかる)。

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その間に冷蔵庫から寝かせておいた鶏むね肉を出し、ラップを取って軽く洗い流します。流水で洗うと辺りに肉から出た汁が飛び散り、食中毒を招きかねないので要注意。

洗ったらキッチンペーパーで水気を取り、

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ラップの上に置いて、渦を巻くようにくるくる巻きます。

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巻く前に、何か香りづけなどをしておいてもいいかも。今回は少しでも長持ちさせようとすりおろした生姜をまぶしました。

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ローズマリーやバジルも風味がついて良き。また、もし肉汁が出てしまうのがもったいない、つるんとした舌触りがいいという場合は、ここで片栗粉をまぶします。ただし、片栗粉を使うとあっという間にダメになってしまうので、速やかに食べるようにします。

巻いた肉は、音が鳴りそうなくらいビチッとラップで包み、

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端をキャンディー状に巻いて、ジップロックへ。

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できるだけ空気を抜いた状態でジップロックのチャックを閉めたら、お湯が準備でき次第ポットに投入します。チャックを上にして投入すると、取り切れなかった空気が上がってくるので、少し開けて空気を逃してやるのも一つの手かと。

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お湯に沈めて、ポットのふたを閉めたら、待つこと45分。引き上げたら、ジップロックに入ったままお皿か何かに置いて放置し、粗熱が取れるまで待ちます。

これで鶏ハムの完成。
内側までしっかり熱が通っており、菌へのアプローチはできているのではないかと思っています。それでいてあまりパサつかず割としっとりとして食べ応えあり。

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鶏ハムがあるとすごく便利で、朝時間がない時でも切り出してサラダに乗せれば手軽にたんぱく質を摂れ、インスタントラーメンに乗せればあっという間にリッチな仕上がりになります。

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ダイエットを始めて数週間。
成果は……ええ、全然です。やっぱり食べる量をもっと減らさないとダメかなー。
ただ身体の変化をチェックするようになり、ちょっとリバウンドすると顔の面積が増え、ただでさえ薄い顔が一層薄くなるのがわかるようになってきました。心なしか、ダイエット前よりすこーしおなかのボリューム感が減ったように思います。きっと。多分。
また、前の自分では信じられないけど、筋肉痛を嬉しく思うようになりました。

運動を習慣化させ、筋肉を育て、燃焼力を向上できるよう、一歩一歩がんばっていきまっしょい。


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