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【心理学】幸せを逃す心理学的現象『ミスウォンティング』について

 こんにちは(o・ω・o)カエルです。
 
 最近知った言葉で『ミスウォンティング』という言葉がありまして。
 
 まだ理解していない部分も多いのですが紹介しておきます。


■『ミスウォンティング』とは

 イェール大学の人気コース「心理学と良い人生(Psychology and the Good Life)」で取り上げられているもので、『欲求ミス』とも呼ばれる心理学的現象のこと。
 自分が考える幸せが、本来の人生の幸福とミスマッチの状況や認知状態を指す。

 例えば、人生を幸福に過ごすためには、友人や家族や親しいコミュニティとの良好な関係がもっとも効果が高いとされているが、多くの人は
「もっとお金があれば」
「恵まれた仕事ができれば」
「人より豊かな生活レベルになれば」
 と考えている。
 
 これは、現代人がソーシャルメディアと共に生活している事が主な原因とされていて、『Instagram』は"もっとも病むSNS"として有名だが、その理由が「豊かできらびやかな投稿と、自分のリアルな生活を比較するため」であると言われている。
 
 つまり、他者と比較して劣る自分に対して強いストレスを抱えているという事。
 
 そして、他者の幸福な姿が、自分にとっての幸福の基準になることが、『ミスウォンティング』だという。

「自分もこんな生活が出来れば、幸せになれるのに」
 
 と、本来の幸せとは別のものに幸せを求めるという訳だ。
 一見それは個人の価値観で、それも一つの幸せの形なのでは?
 と思えなくもないが、お金で得る幸福感というのは長続きしない事が解っているし、他者と比較して幸福、という視点でも、自分より恵まれている人はもっといる。
 つまり、「終着点が無い幸せ」という訳だ。

 

■ミスウォンティング回避

「人と自分を比べ幸福を誤認している」のであれば、「参照点を変える」ことが有効だとされている。
 
「自分にとってもっとも幸せな事はなんだろう?」

 を明確に持っておくというものだ。
 
 これを心理学的に突き詰めると、先に挙げた「友人や家族や親しいコミュニティとの良好な関係を持つ」という参照点に行き着くのだが、幸せの形は人それぞれ。
 
 本を読むことに幸せの価値観を持つ人もいれば、食事に対して強い幸福感を覚える人もいる。
 
 未知の体験に心躍る人もいれば、難題に挑戦することで充足感を得る人もいる。
 
 つまるところ、「自分の価値観を理解しておく」ことが重要という訳だ。

 
 誰かと比較して、今の自分は幸せか?
 
 と考えるより、
 
 自分の生活や仕事は自分の価値観に合ったものだから、毎日の生活は満たされている。

 と考える方が幸福感を多く得ることができる。
 
 ということ。

 
 
 面白いですね(o・ω・o)こういう知識を知っておくと、無駄に自分を誰かと比べて卑屈になったり苦痛を感じたりしなくて済む。
 
 
『ミスウォンティング』より前に、幸福感に関する知識を学べておけたのは良かったです。

 価値観に関しても、『自己省察』で自分の大事なものを明確にできるので、興味があればコチラのnoteを参照してください。


 
 
 知らない方が幸せな事も世の中にはありますけど、知る事で、知らなかった事を楽しいと感じる事ができるのも、人の面白い性質だと思います。
 
 毎日の生活をより楽しく過ごすために、知的好奇心は自分で刺激していきたいなーと思います(o・ω・o)
 
 
 それではまた〜(o・ω・o)ノシ
 
  


■参考資料




 
 
 

 

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