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長く着れる服に「染める」。奄美大島で泥染めに挑戦

地球にやさしいせいかつ目指して、自分のペースで移行する日々。


今日は「服」について考えます。というか、「泥染め」についてです。

奄美大島に行った時に、金井工芸さんで「泥染め」を体験してきました。泥染めは、自然の力で服を染めることで、服を長持ちさせる方法だと学び、とても素敵な体験ができたので、シェアをします。


泥染めとは?

藍染めとかは聞いたことがあると思いますが、「泥染め?」ってなりますよね。後ほど紹介する金井工芸の師匠(私たちに教えてくださった方。師匠と呼ぶ笑)によると、「日本ではここでしかやってないよ~あとは、アフリカとかかな?笑」とのこと。

ということで調べてみると、奄美の大島紬について学べる観光地としても有名な大島紬村さんの公式サイトによると「世界中で奄美大島だけでおこなわれている天然の染色方法」とのこと。おんりーわん…!

自分の理解が正しければ、シャリンバイという植物からとれる色素と(木を鍋に入れて、高温の大きな鍋で何時間も煮込んだら赤い汁が出てくる!)

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泥田の中にある泥から出てくる鉄分を合わせると色が染まって

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それを何回も何回も繰り返していくと、どんどん色が濃くなっていったりできるという仕組み。泥に突っ込む回数とか色素つける回数とかバランスで色合いも変わるよう。

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写真は自分が実際に行った工芸さんと、大島紬村で見せてもらったもの。

絹糸では85回ほどやると上の写真のような濃い黒のような色になって、あの大島紬のお着物で見れるような紺のような黒のような美しい着物の柄が作れる糸が出来上がるというわけです。そりゃすっごい手間かかってるもの何十万円もするわな…←


今回お世話になった金井工芸さん

今回体験としてお伺いしたのは金井工芸さん。

一緒に伺った友達や、知人友人によると、伝統×最新というか、今の時代に合うようなデザインをしたり、新しいチャレンジに挑戦したりしている若い人たちが多いところだとか。

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看板犬にお出迎えしてもらいました。後ろのは、お正月用に染めているものとのこと。結繩かな?

泥染め体験についての概要はこちらから拝借。

事前に予約の電話をしてご希望の体験内容をご相談ください。
体験料3000円で泥染めと藍染めの両方(どちらか片方でも)を体験していただけます。
時間も終日、半日どちらでもご希望に合わせて体験していただけます。

染める素材は持ち込んでいただくこともできますし、工房で用意のあるTシャツやストール、エコバックなど(500円~2000円程)を購入して染めていただくもできます。
終日で4~5枚染めることができます。

ということでこちらの工房では、観光地みたいに本当の工房と体験スペースが分かれているのではなく、実際にお仕事されている職人の方々のお隣で一緒に泥染めを体験させていただけるという、リアルに職人の皆さんを見て工房の空気を感じながら体験できる場所でした。職人さんを見たり、「(青くなった)指の色って落ちるんですか?」「いやー落ちないよねー!!笑」みたいなお話ししたりしながら自分のも染めるから忙しい忙しい…笑

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泥染め体験ができる場所の向かいにはショップもあって、WiFiもあり笑

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なんとみつろうラップも染めている!素敵すぎる!みつろうラップについては自分の体験談がこちら笑

ということで、いざ、自分も染めてみます。


いざ、染めてみる

家にある染めたいものを持ってきて染めることができるということで、私は

・布マスク 2枚(ガーゼ、ユニクロのエアリズムマスク)
・伸びてきた白のタンクトップ
・伸びてきた白いタートルネック
・フェアトレードのトートバック

を持っていきました。

布マスクはうち1枚は買ったばかりの洗濯ばさみについていた汚れが染みついてしまっており、真っ白な布の端っこに黒い線が入っていて、使っていてすこし汚く見えるなーと気になっていたものでした。

タンクトップとタートルネックは、ずっと着ていたので本当に伸びてきていて、もう雑巾とかに再利用しようかなと悩んでいるレベルの物でした。

フェアトレード・ラベル・ジャパンさんのラベルが大きく描かれた、フェアトレードで作られたトートバックは、そのままでも十分素敵なのですが、通信大学の学生団体で作ったもので友達が皆同じものを持っているので、どうせなら自分のは染めて他人と違うものにしてみようと思い持ってきました。


実際に作業するときはスマホなんていじる余裕はなく笑
写真を撮れていないので、トリップアドバイザーさんを拝借…

上の画像のように、まずは工房で布を軽く水洗いし、巨大なボウルにシャリンバイの赤い汁を入れて、布全体に行き渡るように揉むというか、マッサージするというか、繰り返すこと数分。しっかりと色がつくように石灰を混ぜたりします。

水で洗い流して、高速スピンする洗濯機のような機械で水を落とし、泥田へ。泥の中に自分も入り、泥がつくように水の中でまた布を揉む。これがずっと下向きで泥の中にある布をずっといじってるから腰が痛くなるようで、座りながらできるように板があるものの、自分は首が痛くなった!笑

そしてまた工房に戻り、シャリンバイの赤い汁を入れて…と同じことを繰り返していきます。そして、干して、完成!

11月末だけど暖かい奄美、泥の中でも気持ちよく染めることができました。子どもとかも体験はできるみたいですが、泥遊びしちゃうみたいです笑

ちなみに工房の中はシャリンバイを蒸した木の香りなのか、独特な香りがしました。でもキツイとかくさいとかそういうものではなく。写真のような窓の向こうにはシャリンバイがあったり、他の色素になる植物が生えていたり。隣で師匠も私たちに教えながら黄色い布を染めていたのですが、窓の向こうのこの植物からとる黄色い色素なのよ~とか教えてくれて驚き。その奥ではジーンズを藍で染める若い男性の方、反対にはとてもきれいな金髪のアフロヘアという「染物屋さんです!」感あふれる方が染めていて、職人たちと一緒に染めている感がまた楽しくワクワクする時間でした。


完成

染める回数で色が変わってくるとのことだったので、私は、持ってきたそれぞれの布で、それぞれ段階を分けてみることにしました。

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右端のマスクがシャリンバイのみで染めたもの、そこから、シャリンバイ1回と泥田1回、シャリンバイ2回と泥田2回…と続きます。タンクトップはビニール袋を活用して3色のグラデーションに。トートバックには絞りで柄も作ってみました。

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宿泊先で撮り直したのがこちら。やや暗いけど…こんな感じになりました。

いざ染めてみると、真っ白だったから目立っていた汚れが隠れた

師匠によると、泥染めをすることで繊維の伸びを染料が止める効果があり、伸びてきている布の伸びをとめることもできて長く着ることができる、とのこと。

さらに、自分で染めた服。愛着が産まれて、引き続き大切に着続けたいな、使い続けたいな、という想いが増しました。

…これについて、同じように金井工芸で感じた方がいるみたいです。笑


最初の数回は洗濯すると色が落ちる可能性があるので、白いものと一緒に洗濯しないようにと伺いました。ということで1か月弱経ちましたが、全部1~2回ほど選択していますが、そこまで色落ちした感もなく、日々問題なく楽しく着ています。(マスクは1週間くらい香りが気になりましたが、シャリンバイの、あの工芸の香りを思い出すので、苦にもならず、むしろ奄美を感じて楽しく着用していました( ´艸`))

ということで、次回また奄美大島に、金井工芸さんに行く時も、そろそろ染めたいな、と思うものを持っていこうと思いました!藍染めもされているそうなので、そっちも挑戦してみたい。次はしっかりと時間に余裕をもって。もはや1日居座るつもりで行ったほうが、柄とか色の濃さとか、もっとこだわっていろいろできるかも。時間に縛りなく、2時間いても終日いても3000円のようなので…!


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師匠、お世話になりました!!
女性が活き活き働いている職場で良かったなぁ。


自分が持っている服もエシカル移行中

そして、もちろん、自分自身がこれから買う服も考えていきたいです。

まず今持っている、持ちすぎている衣類の手放し方としては、

1度きりでもう着ないダンスの衣装とかはH&Mの衣類回収プログラム(今はやってないのかな?)で繊維サイクルの研究機関や社会活動へ寄付。

普通に着れる服はメルカリで送料分だけいただいて譲ったり、古着ボックスさんで寄付して服だけでなくワクチンも開発途上国の子どもたちに届けてもらったり。

思い出の部活Tシャツはカーペットに。15枚ほど使いました。緊急事態宣言時に仕事がなかったこともあり、Netflixで環境問題のドキュメンタリー映画を見ながら作ってました。

新しく買う方は、自分が本当に必要かを見極めたうえでしっかり選ぶように。

去年の1月、久しぶりに買った服は、アイルランドのダブリン(今はコロナで実店舗はなくなってしまってオンライン販売のみ😿)で買ったカルーセルというブランド。アイルランドでデザインし、インドで作る、エシカルファッションブランドです。日本にも発送していて、店員さんで日本が大好きな方がいて会話が盛り上がりました笑

夏にはPeople Treeもデビュー。セールで安くなったタイミングでゲット。

服のレンタルサービスの利用も、考えてたりします。


20年10月には、ヒューマンライツ・ナウが日本の企業12社が中国でウイグル人を強制労働させていたということで、ユニクロや無印の名前が挙げられていました。

これが事実なのか、これを受けてユニクロや無印は今どういったアクションをとっているのかまで追い切れてはいませんが、自分が普段着る服はどんな服なのか、引き続き、しっかり、考えていきたいです。



これからも少しずつ、一歩ずつ進んでいきます。

こんな私ですが、ぜひサポートお願いします。 いただいたサポートは、自分に沢山の学びと気付きの機会を与えてくれた人や団体、そして社会に還元していきたいです。