5月3日
連休も折り返し。買い物をする為に連休最後の外出へ。ずっと探していたセブンイレブンの「からっきゅう」を見つけ即購入。胡瓜のピリ辛漬け。晩ご飯の時に早速食べてみたところ想像していたよりかなり地味な味。名前からしてもっとガツンと辛いものだと勝手に思っていた。と言いつつ、辛すぎたら食べられないが。

映画「探偵はBARにいる」を見る。「相棒」スタッフが制作していることもあって全体的なテンポやストーリーの見せ方は「相棒」そっくり。原作では死ななかった登場人物が惨殺されたり、「俺」がリンチされるシーンなど激しい流血の描写が多くてなかなかシンドい。物語が進むにつれて「俺」は大泉洋で良いのではないか、とあっけなく掌を返した自分に気がつく。

夜、細野晴臣「フィルハーモニー」を聴く。

5月4日
連休もあと2日。
昼に素麺を茹で上げ素早く食べる。

東直己「向う端にすわった男」を読む。「俺」シリーズの短編集。「ドロボウ」と「クルクル」の甘酸っぱい思い出と現実の話、不器用にしか生きられず最後にはコンビニで強盗傷害事件を犯してしまう「木村さん」の話が特に印象に残る。
そのあと相倉久人「新書で入門 ジャズの歴史」を読み始める。引き続き音楽史についての勉強は続く。

夜、坂本龍一「B-2 UNIT」を聴く。オリジナルのアナログ盤はポータブルプレイヤーで聴いても良い音。なのに近年リリースされたリマスター盤はどれも高音がキンキンしていてどうも好きになれない。思えば教授が監修したYMOのベスト盤も高音キツめの音質だったし、教授自身の音の好みなんだろうな。

5月5日
連休最終日。
「新書で入門 ジャズの歴史」を読み終える。最後の詰めが少し甘いような気がする。「コルトレーンの死によって引導を渡されたのはフリー・ジャズではなく、モダン・ジャズの歴史そのものだったのではないか」という意見を目にして色々と考える。なるほど。

iPhoneの中の写真フォルダーを整理していると2017年の今時分の写真にたどり着いた。思わず思い出に浸る。4年前の今日、カタカナというバンドに出会った。

5月6日
都内にある店舗がひとつだけ営業再開することになったので16店舗に荷物を送る。そこまで忙しくならず。連休中にほとんど引きこもっていたことや急に気温が高くなったことで何だかバテてしまった。

夜、高橋幸宏「ニウロマンティック」を聴く。

5月7日
百貨店に対する休業要請の緩和が報じられたこともあり、東京や関西の休業中の店舗が再開される流れになってきたので、日付を指定した上でゴールデンウィーク前の出荷量とほぼ同じくらいに大量の商品を休業中の店舗に発送する。1週間前以上に多忙な日。ヘロヘロになる。

帰宅してニュースを見ると東京と大阪は引き続き百貨店に対しての休業要請を継続するとのこと。となると週明けに今日送った殆どの荷物がそのまま返ってくる可能性大。うーむ。

5月8日
今日はキース・ジャレットの誕生日。なので「ケルン・コンサート」を聴く。それからピアノソロが聴きたくなったのでビル・エヴァンスの「アローン」シリーズを聴き返す。トリオ作品も素晴らしいが、ソロ作品も美しいな。

東直己「探偵はひとりぼっち」を読み始める。が、読み始めて読む順番を間違えていることに気づく。この小説では「俺」に恋人が出来ていて、その過程は前作に描かれているようだ。せっかくだから順番に読みたかったな。

YouTubeで昔のインディ500マイルレースのテレビ中継の動画を見ていると一瞬だけど耳から離れない音楽が聴こえてきた。すぐにShazamで調べたところ"クール & ザ・ギャング"というグループの曲だった。早速家から歩いて数分の某古本屋に行くとベスト盤CDが数種類売られていたのでジャケットが一番ダサいのを選んで買って聴く。素晴らしかった。そして未だに知らない音楽が星の数ほどあると思い知る。

5月9日
朝、「探偵はひとりぼっち」を読み終える。この「俺」シリーズで今のところ一番面白かった。巨大な誤解の先にあったのは汚い妬みの感情、という意外な結末。ラストの思いがけない一言を読んで「やっぱり読む順番を間違えたな」と思う。

という訳で遡って一つ前の「消えた少年」を読み始める。当初は群ようこさんの小説を読むつもりだったけれど、どうしてもモヤモヤするので前日に古本屋へ行った際にCDと一緒に買っていた。 
そこから439ページの物語を一気読みする。立て続けに読んだことで頭の中は完全にススキノの住人になったような気分。

夜、「イエロー・マジック・オーケストラ」のアナログ盤を聴く。

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