見出し画像

国語の授業(言葉集め編)

今回は前回の続き、国語の授業について書いていきます。

前回の漢字指導は以下の記事です。

  1. 新出漢字の練習

  2. 言葉の練習

  3. 教科書(暗唱)の音読

  4. 教科書の読み取り

  5. 読み聞かせ

今回は
2.言葉の練習
について書いていきます。

(1)熟語の発表
新出漢字を書き終えた子から、辞書、タブレット、友だちに聞くなど、様々な方法で新出漢字を用いた熟語を調べていきます。

調べた熟語は、順番で(あらかじめクラスで定着した順番があります。)発表していきます。
同じものでも、調べきれなかった子はパスでもOKです。

発表された熟語は、日直の子と担任とで手分けしながら、板書していきます。
使い方を間違えて発表してしまう子もいるのですが、そういう時こそ担任の腕の見せ所です。

以下、例をあげると、
「新」という漢字を習ったとします。
「新聞」「新刊」「新車」などの熟語が出る中、
「真剣」と言った子がいたとします。
そんな時担任は

「おお!おしい、真剣は、こういう字なんだなあ。(板書する)でも◯◯さんがこれを言ってくれたおかげで、みんなが賢くなったね。ありがとう。」

と言うと、教室内で間違えても大丈夫という安心感が生まれ、また使い方の違う字まで覚えることができます。

子どもたちは字を覚えても、使い方まではなかなか定着しにくいものです。
全体で確認しながら、勘違いを防いでいます。

(2)言葉のダンジョン
続いて、プリントを配ります。
例として、小学校1.2年生向けのプリントです。

2階 あ⬜︎
3階 あ⬜︎⬜︎
4階 あ⬜︎⬜︎⬜︎



9階 あ⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎

このプリントに、あから始まる言葉をできるだけ書き込みます。
2文字の言葉なら2階に、9文字の言葉なら9階に、穴埋め式で書きます。

2〜3分後、子どもといっしょに答え合わせをします。
2階が書けていたら2ポイント、9階が書けていたら9ポイントというようにゲーム性をもたせます。

高学年なら、先頭を漢字にして熟語を書かせてもいいかもしれません。
(私はやったことはないのですが・・・)

自分だけでなく、仲間のアイディアを聞くことで、語彙力を磨きます。


長々と書いてしまいましたが、お読みいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?