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「術語」

其68「貴方が生活の中で使っている、特殊な用語があれば教えてください」

今晩は。鯛めしが食べたい私です。
どん、と、豪快に一匹炊きこんだやつ。挑戦したいとは思うのですが。
祝いたいほど特別な事もないけれど。

「術後」という題名・主題で書こうとして、じゅつご、と入力して変換。
そうすると、「術語」という、自分の耳慣れない言葉が、変換の候補に挙がってきた。
 
意味を調べてみると、「学問・技術などの分野で、特に定義され限定されて、用いられる語」だそうな。
分かったような分からないような説明なのですが。

橋を建築する際の「ラーメン構造」とか、「瀉血」とか、「ミノフスキー粒子」とか。「タンホイザーゲート」とか。

そういうのが「術語」なのか。(二つ目から架空のものが入ってる時点で、私の知的度合を察してほしい)
自信をもって「合ってるんじゃない?」と言えるのは、「ラーメン構造」しかない。

悔しいので、自分でも、自分の渡世稼業における、私(と、私の職場)の使ってる「術語」を、いくつか紹介することにする。
なお、私の嫌いなカタカナ語がたくさん出てくるけど、それすらも日本語に言い換えることは、日常生活ではさほど行ってないので看過してほしい。

「ソナー」:同じ売り場にいる同僚に、「顧客が来店しました」などの、売り場の状況への注意を促すために発声する接客挨拶。「ソナーを撃つ・放つ」という風に使用している。自分で考えました。

「ハチダマ」:混雑してるのに、顧客とその付き添いの者がレジ前に溜まって団子になってる状態。
「ヤスカワさん、ウチが払うから!」
「イトウさんアンタなにいうてんの!あかんてあかんて!」
……などから始まる面白くない寸劇も、ハチダマの発生原因になる。

「コーリング」:マーフィーの法則「店員がレジから離れるのを見計らったように、顧客はレジへ行列を作る」(本当にあるかどうかはわからない)を逆手に取り、「早いトコ買い物しちゃってよ」と、店内で長時間買い物を楽しむ顧客を、レジへ促すために、わざとレジから離れる行動。
効果のほどはさだかではないけど。やっちゃう。

「ズー」:少し軟らかく言い換えました。まあ、そういう状態。
別の職場にいた時、まあ、そういう状態を、「まつり」と呼んでいて、言いえて妙だな、と思った記憶がある。それから着想した。

「ボーキン」:これは職場の用語。50枚でひとまとめにした硬貨。銀行で両替した物だったり、溜まった硬貨を、専用の容器でひとまとめにしたり。
携帯平型くそ電話(スマホ)の読み取り決済が増えてから、銀行に両替に赴く機会が、少し減った。
……私から言わせれば。現金決済が、一番早い!ラク!ホントだから!

「サンバン」:これも職場の用語。個人の用便のこと。
「トイレ行ってきます」の言い換え。大小があるからといって、「ダイサンバン行きます」とか「サンバン行くわ。プチね」など、そこまでは言及しなくていい。もとはたぶん百貨店の符牒なのだろう。
系列店では使ってない。我が職場だけが使っている。
なので、ヨソから来た私は、最初は「気取りやがって」と思っていた。

……と、ここまで書いていて気がついた。
そう。これらは「符牒」なのですね。「術語」とは、意味合いが違いますよね。では、自分の職場で「術語」と言えるのはなんだろう?と。

やっと思い出した。「ベンチマーク商品」とか。
どうでしょ。初めて聞いた時は、「ケッ」とも思ったし、「うまいこと言う」とも思いました。

こんな「術語」…もとい、「符牒」を考えてるからといって、仕事が楽しくなるわけではありません。10苦しいのが、9くらいになる感じ。

あなたの職場では、どんな「符牒」、「術語」を使ってますか?







 
 

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