💗心のおはなし.1 問題解決の糸口は自分自身にあるのかも
『事象を“変える”ためには「相互作用」をきちんと観察すること。
そこから「パターン」を見出し、悪循環になっていることを減らし、良い循環をなるべく増やしていく努力をすること。』
今日の一限目の講義「家族心理学」で印象に残った言葉である。
家庭内の問題に限らず、人々が悩まされている問題は、全て「相互作用」によって生じている。
自分ではどうしようもできない、
自分以外の“何か”が関わっているからこそ、
その“何か”が問題を引き起こす「しこり」となり、苦しめられていると考えがちである。
問題に悩まされていると、どうしてもその自分以外の「しこり」のことばかりが気になってしまう。
しかし、「問題は全て相互作用の中で生まれている」と考えることで、問題が引きおこる過程の中で自分自身もそれらを進める歯車になっていることに気づかされる。
「自分」が苦しめられている問題であるのなら、
少なからず自分自身もその問題に影響を与えているのである。
「相互作用であるからには、自分の働きかけを変えることで、必ず問題は変わっていく。解決に近づいていくよ。」と先生は言った。
家族のことでずっと悩み続けていた私は、
「逃げる」「離れる」ことしか解決には繋がらないという答えに行きついていた。
先生の言葉に「そんな簡単な話じゃないし」って思う投げやりな自分もいる。
ただ、今まで家族の問題を「個々」でしか見れていなかったことに気づかされた。
感情的になって怒鳴りつける母が悪い。
だらだらとしてしまい、母との約束をきちんと守ることができない私が悪い。
そうやって、母を、自分を、個々を、責めてきた。
でも全ては相互作用で生まれている、と考えられたら、見え方が変わってくる。
細かく細かく分解して、相互作用を見つけ、どんな働きかけが良い循環に繋がるのか、丁寧に見つけていきたい。
なにか変わるかな。
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