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突然、初めて中国語通訳をすることになった話

思いがけなく、中国語の通訳をすることになった。

今日の日本語取り出し授業は、中国ルーツの男子中学生J君。
朝、授業のある小さな教室で授業準備をしていると、彼の担任の先生から中国語の通訳をお願いされた。もう少ししたら、保護者が来校されると言う。
あまりに突然で、ちょっとびっくりしたけど、お引き受けすることに。

取り出し授業を始めて、しばらくすると担任の先生と、保護者が入室。挨拶もそこそこに、早速開始。

1つ目は、2月の校外学習の参加確認について。
参加の可否・集合時間と場所・持ち物などをプリントに沿って説明。

2つ目は進路について。
高校で学びたいことや、具体的な志望校を決めているかなど。

ドキドキ、ヒヤヒヤの連続。
おまけに事前準備なし状態のため余計に、緊張。
そのせいか、声調(四声)を間違えてしまい、適切な単語もすぐ思い浮かばない。

あ・・・・

と、心の中で必死に叫んでいたのだが、何とか無事終了。ほんの15分足らずだというのに、疲れた・・・・

しかし私の思いとは裏腹に、保護者の方は内容がわかったと言って喜んでくださり、先生も本当に助かったと心から言ってくださった。今まで、なかなか保護者と意思疎通できず、大変だったらしい。

今後も、何回かは通訳することになりそうだ。

それにしても、取り出し授業を受ける生徒たちの陰には、日本語が全くわからない保護者もいるんだなと、実感せずにはいられなかった。(こういう方々にも、何らかの救いの手は絶対に必要ではないだろうか・・・・)

そして自分を振り返ってみると、今後は四声や文法もミスが出ないように、的確にできることが、まずは大切だと反省。プラスまだまだ学ぶ必要があるなあ・・・と実感。

仕事の場で、実際に中国語の通訳をしたのは今日が初めて。たった15分でもとても良い経験になったし、自分を改めて見つめる機会が得られた。

さて、今年の取り出し授業は今日で終わり。
来年は、少しでもうまく通訳ができるようにしたいと思う。









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