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カメラを止めるな!~ネタバレなし でもまだの人は見ないほうがいいかも~

東京方面から漏れ聞こえる評判にソワソワしながら、関西での上映開始を待っていた本作。近所の映画館での上映されるまで我慢しようと思っていましたが、リピーターが増えると上映中にリピーターの反応が気になってしまうかも、という友人のアドバイスを聞いて、急いで行ってきました。

~ここから先、感想です。ネタバレはしませんが、何の情報も入れずに見たほうが面白いと思うので、まだ見てない人は読まないほうがいいかも~

評判どおり、面白い!何度も声を出して笑っちゃいました。そして、最後には感動していました。劇場の最前列に座って演劇を見ているような感じ。監督が三谷幸喜に影響を受けているというのも納得です。

感想をひと言で言うと、「励まされた」です。登場人物たちに感情移入するうちに、いつのまにかキャストの皆さんの人生そのものを見ているような気持ちになり、見終わったあとは、「私も仕事がんばろう!」って思っていました。映画やテレビの制作現場に限らず、どんな仕事にも共通する“仕事とは何たるか”を教えてくれる作品でした。普段、私たちに見えているのは表側だけで、その裏側では大勢の人たちが必死になって支えてくれている。どんな仕事でも、そうです。

例えばテレビCMで見かける商品1つ取っても、「このネーミング通すのに、どんだけ会議したんだろ」とか、「発売日を迎えるまでに、どんなハードルがあったんだろ」とか、システムのバグが出たら「改修までに何人が徹夜したんだろ」とか、いちいち裏側の苦労を考えずにはいられなくなる感じです、この映画を見終わったあとは。

成果物を表に出すために、いろんな人がそれぞれの立場で努力し、妥協し、汗を流し、協力している。働くっていいな、私も彼らみたいに誇りを持って働いていきたいな、と思いました。まさかゾンビ映画でそんな感想を持つとは思っていなかったのですが。

そんなわけで、個人的には本編最後のエンドクレジットの映像にグッときました。いつか、映画館で「あっ!この人、どっかで見たことあると思ったら「カメラを止めるな!」に出てた人やん」ってなるんでしょうね。

2回目の鑑賞では、どんなアツアツポイントが見つかるかな。

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