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うつとのつきあい方(42)抗うつ剤の減薬について

病院で頂いた薬に効果があり、一定期間を過ぎますと、そろそろ減薬する次期に差し掛かります。

減薬に対してはお医者さんはすごく消極的に患者に接しているような感じを受けます。患者が症状が良くなったから減薬したいと言ってもなかなかOkを出してもらえません。

その当時は早く治りたいので減薬して欲しいという気持ちがあったのですが
今になってみるとお医者さんが減薬を渋るのはわかるような気がします。

なぜか?

まず、うつの症状は直線で傾向が上がったり下がったりするものではありません。自然界の波のようにうねりを伴います。いいときもあれば悪いときもある。それをお医者さんは見極めているのだと思います。

減薬するとそれによる副作用が大きく働きます。それに耐えうるかどうかも
あります。

それほど減薬と言うのは慎重に進めなければなりません。

しかし、長期的な傾向としてうつ症状が改善されていれば、徐々にではありますが減薬していけます。

減薬の副反応はうつ症状の悪化以外、めまい、発汗等色々あるみたいです。
自分の状態をよく観察してお医者さんと一緒に進めて行きましょう。

追記
ちなみに私は5年かかって減薬のプロセスまで進みましたが、転勤になり当時の上司と反りが合わず、また振り出しに戻ってしまいました。
ストレスを我慢するより、薬に頼ったほうが自分のためにはよいと判断をし、そういう状況になったと当時の上司にも報告、産業医にも経過を報告して現在に至っています。

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